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公開番号2025120677
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-18
出願番号2024015660
出願日2024-02-05
発明の名称メッシュ通信システム
出願人株式会社ミヤワキ
代理人弁理士法人三協国際特許事務所
主分類H04W 4/38 20180101AFI20250808BHJP(電気通信技術)
要約【課題】測定装置の電力消費量の増加を抑制しつつ、各測定装置のデータ通信の信頼性を維持することができるメッシュ通信システムを提供する。
【解決手段】メッシュ通信システム100は、各診断器子機が複数のグループにグループ化され、同一グループ内の特定診断器子機および複数の診断器子機は、グループネットワークを介して通信可能に構成されており、各特定診断器子機は、親機2と直接的に通信可能に接続されている。また、特定診断器子機は、同一グループの診断器子機から送信された測定データを受信した場合、受信した測定データを親機に直接送信するように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
作動機器の状態を測定する複数の子機と、前記複数の子機がそれぞれ測定した測定データを取得する親機と、を備えるメッシュ通信システムであって、
前記複数の子機は、複数のグループにグループ化され、且つ、同一グループ内の子機とメッシュネットワークを介してそれぞれ通信可能に接続され、
前記複数のグループは、それぞれ前記同一グループ内の前記複数の子機の中から予め特定された第1子機と前記第1子機以外の第2子機とを含み、
各グループの前記第1子機は、それぞれ前記親機と直接的に通信可能に構成され、
前記第1子機は、
前記同一グループの前記第2子機から送信された前記測定データを受信した場合、受信した前記測定データを前記親機に直接送信し、
前記第1子機は、
同一グループのメッシュネットワークを介した通信、および、前記親機との通信を、共通の通信部を用いて実行することを特徴とする、メッシュ通信システム。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記第1子機は、同一グループのそれぞれの前記第2子機から送信された前記測定データを全て受信した後、受信した前記測定データを前記親機に送信することを特徴とする、請求項1に記載のメッシュ通信システム。
【請求項3】
前記作動機器は、スチームトラップであることを特徴とする、請求項1または2に記載のメッシュ通信システム。
【請求項4】
前記測定データは、前記スチームトラップの温度および振動値を含むことを特徴とする、請求項3に記載のメッシュ通信システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作動機器の状態を測定する複数の子機が測定した測定データを送受信する、メッシュ通信システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
プラント等の大規模な設備には、各種作動機器が設けられている。例えば、特許文献1には、プラント等の配管系内で生じた復水を配管系の外部に排出する、スチームトラップ(作動機器)の性能を評価する測定装置および測定方法ついて記載されている。
【0003】
また、特許文献2には、複数個のスチームトラップそれぞれに設けられた測定装置が測定した測定データを、フラッド型メッシュネットワークを介してサーバに送信する測定データ送信システムについて記載されている。特許文献2の測定データ送信システムによれば、各測定装置の通信部が有するフラッド型メッシュネットワークのリレー機能によって、各測定装置の設置先のスチームトラップの作動状態を示す測定データを他の測定装置に転送することで、各測定装置の測定データを、一以上の他の測定装置を介してまたは介さずサーバに送信することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第2954183号公報
特開2022-124141号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記特許文献2において、各測定装置の実際の設置環境は、拠点の居室のドアや壁、配管等の多数の障害物が存在し、各測定装置のデータ通信可能な距離は、水平距離で見た場合よりも短いため、データ通信が正常に行われない場合ある。このような環境下でもデータ通信の成功率を確保するため、データ通信の実行時間を長くしたり、データ通信処理を複数回実行したりしている。このように、データ通信の実行時間を長くしたり、データ通信を複数回実行したりすると、その分だけ測定装置の電力消費量が増加するため、各測定装置に設けられた電池の寿命が想定以上に短くなり、短時間で電池交換が必要になるという問題があった。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みて為されたものであり、測定装置の電力消費量の増加を抑制しつつ、各測定装置のデータ通信の信頼性を維持することができるメッシュ通信システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る要旨とするところは、作動機器の状態を測定する複数の子機と、前記複数の子機がそれぞれ測定した測定データを取得する親機と、を備えるメッシュ通信システムであって、前記複数の子機は、複数のグループにグループ化され、且つ、同一グループ内の子機とメッシュネットワークを介してそれぞれ通信可能に接続され、前記複数のグループは、それぞれ前記同一グループ内の前記複数の子機の中から予め特定された第1子機と前記第1子機以外の第2子機とを含み、各グループの前記第1子機は、それぞれ前記親機と直接的に通信可能に構成され、前記第1子機は、前記同一グループの前記第2子機から送信された前記測定データを受信した場合、受信した前記測定データを前記親機に直接送信し、前記第1子機は、同一グループのメッシュネットワークを介した通信、および、前記親機との通信を、共通の通信部を用いて実行することを特徴とする。
【0008】
上記態様によれば、同一グループの第1子機および第2子機がメッシュネットワークを介して通信可能に接続され、各第1子機がそれぞれ親機に直接的に通信可能に接続されているため、各子機が単一のメッシュネットワークを介して親機に通信可能に接続されている場合に比べて、各子機から送信された測定データが親機に伝達されるまでに経由する子機の数が少なくなる。これにより、データ通信の信頼性が高くなるため、データ通信の通信時間や通信回数を少なくすることができる。その結果、データ通信の信頼性を維持しつつ各子機の電力消費量の増加を抑制できることから、各子機に備えられた電池を交換する間隔を長くできる。
【0009】
また、第1子機は、同一グループのメッシュネットワークを介した通信、および、親機との通信を、共通の通信部を用いて実行するため、これらの通信を実行するための通信部を別個に設ける必要がなくなる。
【0010】
また、上記態様において、好ましくは、前記第1子機は、同一グループのそれぞれの前記第2子機から送信された前記測定データを全て受信した後、受信した前記測定データを前記親機に送信する。この態様によれば、データ通信中において、同一グループのメッシュネットワークを介した通信および親機との通信が通信部で頻繁に切り換わることが防止される。その結果、通信部の通信態様が切り換わる回数を最小限にでき、通信部の通信態様が頻繁に切り換わる場合に比べて、データ通信の通信時間を一層短くすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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