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公開番号2025123747
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-25
出願番号2024019395
出願日2024-02-13
発明の名称蒸気プラント
出願人株式会社ミヤワキ
代理人弁理士法人三協国際特許事務所
主分類F22D 11/06 20060101AFI20250818BHJP(蒸気発生)
要約【課題】省エネルギーの効果を向上することが可能な蒸気プラントを得る。
【解決手段】蒸気プラントは、蒸気を発生する蒸気ボイラと、前記蒸気ボイラが発生した前記蒸気を負荷機器に輸送する蒸気配管と、前記蒸気配管内に生じたドレンを排出するスチームトラップと、前記スチームトラップから回収した前記ドレンを圧送するポンピングトラップと、前記ポンピングトラップから圧送された前記ドレンを高圧の熱水として断熱状態で貯留する圧力タンクと、冷水供給源から圧送された冷水と前記圧力タンクから圧送された前記熱水とが供給され、供給された前記冷水及び前記熱水を混合して前記蒸気ボイラに供給するミキシングバルブと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
蒸気を発生する蒸気ボイラと、
前記蒸気ボイラが発生した前記蒸気を負荷機器に輸送する蒸気配管と、
前記蒸気配管内に生じたドレンを排出するスチームトラップと、
前記スチームトラップから回収した前記ドレンを圧送するポンピングトラップと、
前記ポンピングトラップから圧送された前記ドレンを高圧の熱水として断熱状態で貯留する圧力タンクと、
冷水供給源から圧送された冷水と前記圧力タンクから圧送された前記熱水とが供給され、供給された前記冷水及び前記熱水を混合して前記蒸気ボイラに供給するミキシングバルブと、
を備える、蒸気プラント。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記蒸気プラントを管理する管理装置をさらに備え、
前記管理装置は、
前記圧力タンクから前記ミキシングバルブへの前記熱水の供給を停止した状態で前記蒸気プラントを一定期間動作させた時の、前記蒸気ボイラの燃料使用量及び前記冷水供給源からの冷水供給量と、
前記圧力タンクから前記ミキシングバルブへ前記熱水を供給した状態で前記蒸気プラントを一定期間動作させた時の、前記蒸気ボイラの燃料使用量及び前記冷水供給源からの冷水供給量と、
を比較し、その比較の結果を出力する、
請求項1に記載の蒸気プラント。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蒸気プラントに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、背景技術に係る蒸気プラント回路のドレン回収システムが開示されている。当該システムは、高圧加熱機器のドレン排出回路にフラッシュタンクを接続してドレン排出回路を構成し、当該ドレン排出回路内のドレンをドレン排出回路より高い圧力に保持された圧力タンクにドレン圧送ポンプによって送給し、当該圧力タンク内の熱水をドレン回収ポンプの吸引によってボイラに供給する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-247406号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
背景技術に係る蒸気プラント回路のドレン回収システムによると、回収したドレンをボイラに供給することによってドレンを再利用することはできるが、ドレン圧送ポンプ及びドレン回収ポンプの駆動のために電気エネルギーが消費されると、システム全体として省エネルギーの効果が不十分となる。
【0005】
本発明は、かかる事情に鑑みて成されたものであり、蒸気プラントにおける省エネルギーの効果を向上することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1態様に係る蒸気プラントは、蒸気を発生する蒸気ボイラと、前記蒸気ボイラが発生した前記蒸気を負荷機器に輸送する蒸気配管と、前記蒸気配管内に生じたドレンを排出するスチームトラップと、前記スチームトラップから回収した前記ドレンを圧送するポンピングトラップと、前記ポンピングトラップから圧送された前記ドレンを高圧の熱水として断熱状態で貯留する圧力タンクと、冷水供給源から圧送された冷水と前記圧力タンクから圧送された前記熱水とが供給され、供給された前記冷水及び前記熱水を混合して前記蒸気ボイラに供給するミキシングバルブと、を備える。
【0007】
第1態様によれば、スチームトラップから排出されたドレンを廃棄するのではなく、回収したドレンから得られた熱水を蒸気ボイラに供給することにより、冷水供給源からの水道水又は工業用水等の冷水のみを蒸気ボイラに供給する場合と比較して、蒸気ボイラの燃料使用量及び冷水供給源からの冷水供給量を節減できる。また、いずれも駆動電力を必要としないポンピングトラップ、圧力タンク、及びミキシングバルブを用いて、ドレンを蒸気ボイラに供給できる。その結果、蒸気プラントにおける省エネルギーの効果を向上することが可能となる。
【0008】
本発明の第2態様に係る蒸気プラントは、第1態様において、前記蒸気プラントを管理する管理装置をさらに備え、前記管理装置は、前記圧力タンクから前記ミキシングバルブへの前記熱水の供給を停止した状態で前記蒸気プラントを一定期間動作させた時の、前記蒸気ボイラの燃料使用量及び前記冷水供給源からの冷水供給量と、前記圧力タンクから前記ミキシングバルブへ前記熱水を供給した状態で前記蒸気プラントを一定期間動作させた時の、前記蒸気ボイラの燃料使用量及び前記冷水供給源からの冷水供給量と、を比較し、その比較の結果を出力する。
【0009】
第2態様によれば、回収したドレンから得られた熱水を蒸気ボイラに供給することによる、蒸気ボイラの燃料使用量及び冷水供給源からの冷水供給量の節減効果を、ユーザに提示することが可能となる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、蒸気プラントにおける省エネルギーの効果を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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