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公開番号2025034024
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023140143
出願日2023-08-30
発明の名称給水装置、および、ボイラ
出願人三浦工業株式会社
代理人個人
主分類F22B 37/38 20060101AFI20250306BHJP(蒸気発生)
要約【課題】低コストで広範囲の給水量を測定可能とする給水装置を提供することである。
【解決手段】機器へ給水する給水装置(5、10)であって、第1給水路(61)と、前記第1給水路の給水量を測定する第1流量測定器(FM1)と、前記第1給水路(61)とは異なる第2給水路(62)と、前記第2給水路(62)の給水流量を測定する第2流量測定器(FM2)と、前記第2給水路(62)を開閉する開閉弁(53)とを備え、機器が第1状態であるときに前記開閉弁(53)を閉状態として前記第1給水路(61)から機器へ給水を行い、機器が第2状態であるときに前記開閉弁(53)を開状態とし前記第1給水路(61)及び前記第2給水路(62)から機器へ給水を行うものであって、機器が前記第1状態であるときであっても所定条件が成立したときには前記開閉弁(53)を開状態として前記第1給水路(61)及び前記第2給水路(62)から給水を行う。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
機器へ給水する給水装置であって、
第1給水路と、
前記第1給水路の給水流量を測定する第1流量測定器と、
前記第1給水路とは異なる第2給水路と、
前記第2給水路の給水流量を測定する第2流量測定器と、
前記第2給水路を開閉する開閉弁とを備え、
前記機器が第1状態であるときに前記開閉弁を閉状態として前記第1給水路から前記機器へ給水を行い、前記機器が第2状態であるときに前記開閉弁を開状態とし前記第1給水路及び前記第2給水路から前記機器へ給水を行うものであって、
前記機器が前記第1状態であるときであっても所定条件が成立したときには前記開閉弁を開状態として前記第1給水路及び前記第2給水路から給水を行う、給水装置。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記第2給水路からの給水量は、前記第1給水路からの給水量よりも多い、請求項1に記載の給水装置。
【請求項3】
前記第1給水路に、前記第1給水路の給水流量を調整する流量調整弁を備える、請求項1に記載の給水装置。
【請求項4】
前記機器は、請求項1~請求項3に記載の給水装置を備えたボイラであって、
前記第2状態は、前記第1状態よりも燃焼量が多い状態であり、
前記所定条件は、前記ボイラの缶体内の水位が、予め定められている低水位に満たないことが検出されることにより成立する条件を含む、ボイラ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、給水装置、および、ボイラに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
ボイラなどの水を使用する機器に水を給水するための給水系統の装置において、機器への水の供給量を、給水路に設けた給水流量計から発信されるパルス信号に基づいて特定するものがあった(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-090252公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、例えば高ターンダウン比のボイラにおいて給水制御をする場合、高燃焼状態と低燃焼状態とでは給水流量の差が大きい。また、ボイラ本体(缶体)内の水位が低くなりすぎていた場合などに、過熱防止のために缶体内水位を急上昇させるバックアップ給水制御が行われており、この場合には給水流量を急激に増加させる必要があった。
【0005】
そのため、給水量の範囲は、低燃焼状態に応じた給水量から、高燃焼状態あるいはバックアップ給水時などの多くの水を要する給水量までの幅の広い範囲となる。このため、給水路に設けた流量計についても、広い範囲を計測できるものである必要がある。しかしながら、このような広い範囲を精度よく計測できる流量計は、高価であるとともに、製造していないメーカーもあり入手しにくい虞がある。
【0006】
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、広い範囲を精度よく計測できる流量計を要することなく、広範囲の給水量を測定可能とする給水装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従う給水装置は、機器へ給水する給水装置であって、第1給水路と、前記第1給水路の給水量を測定する第1流量測定器と、前記第1給水路とは異なる第2給水路と、前記第2給水路の給水流量を測定する第2流量測定器と、前記第2給水路を開閉する開閉弁とを備え、前記機器が第1状態であるときに前記開閉弁を閉状態として前記第1給水路から前記機器へ給水を行い、前記機器が第2状態であるときに前記開閉弁を開状態とし前記第1給水路及び前記第2給水路から前記機器へ給水を行うものであって、前記機器が前記第1状態であるときであっても所定条件が成立したときには前記開閉弁を開状態として前記第1給水路及び前記第2給水路から給水を行う。
【0008】
上記の構成によれば、機器が第1状態のときには、第1流量測定器によって給水流量を測定し、第2状態であるときや第1状態であるときであっても所定条件が成立したときには第2給水路からも給水を行って第1流量測定器および第2流量測定器各々によって給水流量を測定することができる。これにより、第1状態のときの給水流量から第2状態のときの給水流量の範囲までを、精度よく計測できる高価な流量測定器を要することなく、複数の流量測定器により測定することができ、コストを増大させることなく広範囲の給水流量を測定可能となる。
【0009】
好ましくは、前記第2給水路からの給水量は、前記第1給水路からの給水量よりも多い。
【0010】
上記の構成によれば、給水流量の上限と下限との幅をより大きく取ることを想定している機器への給水に用いやすくなる。
(【0011】以降は省略されています)

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