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公開番号
2025077093
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023189027
出願日
2023-11-06
発明の名称
加熱装置の制御方法及び加熱装置
出願人
丸高工業株式会社
,
株式会社ナカガワ エフ エム テイ
代理人
個人
主分類
F22B
35/00 20060101AFI20250512BHJP(蒸気発生)
要約
【課題】被加工物を効果的に加熱することができる加熱装置の制御方法及び加熱装置を提供する。
【解決手段】加熱装置の制御方法は、蒸気を供給して被加工物2を加熱する加熱装置の制御方法であって、ボイラからの蒸気を該蒸気より低い圧力の蒸気に変換する蒸気変換器3と、この蒸気変換器3からの蒸気を被加工物2に導く第1の通路4と、この第1の通路4の中途に設けられた第1の比例制御弁5と、被加工物2を加熱する加熱室6内の温度が所定温度以下の時、第1の比例制御弁5の開度を開方向に制御する第1の制御部7とを備え、蒸気変換器3は、容器30内に水を貯留し、貯留した前記水内に第2の通路8の先端が位置し、第2の通路8は、前記ボイラからの蒸気を蒸気変換器3に導くものであり、加熱室6内の温度が所定温度以下の時、第1の制御部7により第1の比例弁5の開度を開方向に制御するものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
蒸気を供給して被加工物を加熱する加熱装置の制御方法であって、
ボイラからの蒸気を該蒸気より低い圧力の蒸気に変換する蒸気変換器と、
この蒸気変換器からの蒸気を前記被加工物に導く第1の通路と、
この第1の通路の中途に設けられた第1の比例制御弁と、
前記被加工物を加熱する加熱室内の温度が所定温度以下の時、前記第1の比例制御弁の開度を開方向に制御する第1の制御部とを備え、
前記蒸気変換器は、容器内に水を貯留し、貯留した前記水内に第2の通路の先端が位置し、
前記第2の通路は、前記ボイラからの蒸気を前記蒸気変換器に導くものであり、
前記加熱室内の温度が所定温度以下の時、前記第1の制御部により前記第1の比例弁の開度を開方向に制御する
ことを特徴とする加熱装置の制御方法。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
ボイラからの蒸気を蒸気変換器に導く第2の通路と、
この第2の通路の中途に設けられた第2の比例制御弁と、
前記蒸気変換器内の圧力が所定圧力以下の時、前記第2の比例制御弁の開度を開方向に制御する第2の制御部とを備え、
前記蒸気変換器内の圧力が所定圧力以下の時、前記第2の制御部により前記第2の比例制御弁の開度を開方向に制御する
ことを特徴とする請求項1記載の加熱装置の制御方法。
【請求項3】
加熱装置の立ち上がり時、第2の比例制御弁を全開として、ボイラからの蒸気を第2の通路を介して前記蒸気変換器に貯留した前記水内に導く
ことを特徴とする請求項2記載の加熱装置の制御方法。
【請求項4】
蒸気を供給して被加工物を加熱する加熱装置の制御方法であって、
ボイラからの蒸気を該蒸気より低い圧力の蒸気に変換する蒸気変換器と、
この蒸気変換器からの蒸気を前記被加工物に導く第1の通路と、
この第1の通路の中途に設けられた第1の比例制御弁と、
前記被加工物を加熱する加熱室内の温度が所定温度以下の時、前記第1の比例制御弁の開度を開方向に制御する第1の制御部と、
前記ボイラからの蒸気を前記蒸気変換器に導く第2の通路と、
この第2の通路の中途に設けられた第2の比例制御弁と、
前記蒸気変換器内の圧力が所定圧力以下の時、前記第2の比例制御弁の開度を開方向に制御する第2の制御部とを備え、
前記蒸気変換器は、容器内に水を貯留し、貯留した前記水内に前記第2の通路の先端が位置し、
前記加熱装置の運転停止時、前記第1の比例制御弁より前記第2の比例制御弁を優先して、前記第2の比例制御弁を全閉とし、その後、前記第1の比例制御弁を全閉とする
ことを特徴とする加熱装置の制御方法。
【請求項5】
被加工物は食材である
ことを特徴とする請求項1~4何れか記載の加熱装置の制御方法。
【請求項6】
蒸気を供給して被加工物を加熱する加熱装置であって、
ボイラからの蒸気を該蒸気より低い圧力の蒸気に変換する蒸気変換器と、
この蒸気変換器からの蒸気を前記被加工物に導く第1の通路と、
この第1の通路の中途に設けられた第1の比例制御弁と、
前記被加工物を加熱する加熱室内の温度が所定温度以下の時、前記第1の比例制御弁の開度を開方向に制御する第1の制御部とを備え、
前記蒸気変換器は、容器内に水を貯留し、貯留した前記水内に第2の通路の先端が位置し、前記第2の通路は、前記ボイラからの蒸気を前記蒸気変換器に導くものである
ことを特徴とする加熱装置。
【請求項7】
ボイラからの蒸気を蒸気変換器に導く第2の通路と、
この第2の通路の中途に設けられた第2の比例制御弁と、
前記蒸気変換器内の圧力が所定圧力以下の時、前記第2の比例制御弁の開度を開方向に制御する第2の制御部とを備えている
ことを特徴とする請求項5記載の加熱装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、加熱装置の制御方法及び加熱装置に係り、特に、被加工物を効果的に加熱することができる加熱装置の制御方法及び加熱装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、例えば、過熱蒸気を用いた食品製造方法がある(特許文献1の図1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平3-83547号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、上記した過熱蒸気を用いた食品製造方法は、肉類のあぶり焼きに好適であるが、蒲鉾、ハム等の食材練り製品を蒸して加熱する場合にあっては、過熱蒸気を大気圧中で被加熱物に接触させて加熱すると、過熱蒸気が被加熱物に接触した際に直ちに水へと状態変化が出来ない為、凝縮伝熱効果が生まれにくく、被加工物を効果的に加熱することが難しいという問題点があった。
【0005】
本発明は、前記問題点を考慮してなされた加熱装置の制御方法及び加熱装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の加熱装置の制御方法は、蒸気を供給して被加工物を加熱する加熱装置の制御方法であって、ボイラからの蒸気を該蒸気より低い圧力の蒸気に変換する蒸気変換器と、この蒸気変換器からの蒸気を前記被加工物に導く第1の通路と、この第1の通路の中途に設けられた第1の比例制御弁と、前記被加工物を加熱する加熱室内の温度が所定温度以下の時、前記第1の比例制御弁の開度を開方向に制御する第1の制御部とを備え、前記蒸気変換器は、容器内に水を貯留し、貯留した前記水内に第2の通路の先端が位置し、前記第2の通路は、前記ボイラからの蒸気を前記蒸気変換器に導くものであり、前記加熱室内の温度が所定温度以下の時、前記第1の制御部により前記第1の比例弁の開度を開方向に制御するものである。
【0007】
また、請求項2記載の加熱装置の制御方法は、請求項1記載の加熱装置の制御方法において、ボイラからの蒸気を蒸気変換器に導く第2の通路と、この第2の通路の中途に設けられた第2の比例制御弁と、前記蒸気変換器内の圧力が所定圧力以下の時、前記第2の比例制御弁の開度を開方向に制御する第2の制御部とを備え、前記蒸気変換器内の圧力が所定圧力以下の時、前記第2の制御部により前記第2の比例制御弁の開度を開方向に制御するものである。
【0008】
また、請求項3記載の加熱装置の制御方法は、請求項2記載の加熱装置の制御方法において、加熱装置の立ち上がり時、第2の比例制御弁を全開として、ボイラからの蒸気を第2の通路を介して前記蒸気変換器に貯留した前記水内に導くものである。
【0009】
また、請求項4記載の加熱装置の制御方法は、蒸気を供給して被加工物を加熱する加熱装置の制御方法であって、ボイラからの蒸気を該蒸気より低い圧力の蒸気に変換する蒸気変換器と、この蒸気変換器からの蒸気を前記被加工物に導く第1の通路と、この第1の通路の中途に設けられた第1の比例制御弁と、前記被加工物を加熱する加熱室内の温度が所定温度以下の時、前記第1の比例制御弁の開度を開方向に制御する第1の制御部と、前記ボイラからの蒸気を前記蒸気変換器に導く第2の通路と、この第2の通路の中途に設けられた第2の比例制御弁と、前記蒸気変換器内の圧力が所定圧力以下の時、前記第2の比例制御弁の開度を開方向に制御する第2の制御部とを備え、前記蒸気変換器は、容器内に水を貯留し、貯留した前記水内に前記第2の通路の先端が位置し、前記加熱装置の運転停止時、前記第1の比例制御弁より前記第2の比例制御弁を優先して、前記第2の比例制御弁を全閉とし、その後、前記第1の比例制御弁を全閉とするものである。
【0010】
また、請求項5記載の加熱装置の制御方法は、請求項1~4何れか記載の加熱装置の制御方法において、被加工物は食材である。
(【0011】以降は省略されています)
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