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公開番号
2024172087
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023089607
出願日
2023-05-31
発明の名称
蒸気供給システム
出願人
三浦工業株式会社
,
東京瓦斯株式会社
代理人
弁理士法人北大阪特許事務所
主分類
F22B
35/00 20060101AFI20241205BHJP(蒸気発生)
要約
【課題】フラッシュタンクを用いて負圧蒸気を安定的に供給対象へ供給することが可能となる蒸気供給システムを提供する。
【解決手段】供給対象への負圧蒸気供給を行う蒸気供給システムであって、外部から供給される熱媒体との熱交換により水の加熱が可能である第1加熱手段、および、第1加熱手段の下流側に配置され、当該水の加熱が可能である第2加熱手段を有する水加熱装置と、前記水加熱装置によって加熱された前記水から負圧蒸気を生成するフラッシュタンクと、前記フラッシュタンクから前記供給対象へ前記負圧蒸気を流通させる蒸気ラインと、前記フラッシュタンク内の圧力を検出する圧力検出手段と、を備え、前記圧力検出手段の検出値に基づいて、前記水加熱装置における加熱の強さを制御する蒸気供給システムとする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
供給対象への負圧蒸気供給を行う蒸気供給システムであって、
外部から供給される熱媒体との熱交換により水の加熱が可能である第1加熱手段、および、第1加熱手段の下流側に配置され、当該水の加熱が可能である第2加熱手段を有する水加熱装置と、
前記水加熱装置によって加熱された前記水から負圧蒸気を生成するフラッシュタンクと、
前記フラッシュタンクから前記供給対象へ前記負圧蒸気を流通させる蒸気ラインと、
前記フラッシュタンク内の圧力を検出する圧力検出手段と、を備え、
前記圧力検出手段の検出値に基づいて、前記水加熱装置における加熱の強さを制御することを特徴とする蒸気供給システム。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記熱媒体が流通するラインとして、第1加熱手段を通る基本ラインと、前記基本ラインにおいて第1加熱手段をバイパスするように配置されたバイパスラインと、を有し、
前記バイパスラインを通る前記熱媒体の流量を調節可能とする第1調節手段と、
第2加熱手段における加熱の強さを調節可能とする第2調節手段と、
前記蒸気ラインにおける前記負圧蒸気の流量を調節可能とする第3調節手段と、を設けたことを特徴とする請求項1に記載の蒸気供給システム。
【請求項3】
前記圧力検出手段の検出値が所定の範囲内に保たれるように、第1調節手段、第2調節手段、および第3調節手段の各調節手段を制御することを特徴とする請求項2に記載の蒸気供給システム。
【請求項4】
前記基本ラインにおける前記バイパスラインの合流点よりも後段側の前記熱媒体の温度を検出する温度検出手段が設けられ、
前記温度検出手段の検出値が所定値以上、かつ、前記圧力検出手段の検出値が所定の範囲内に保たれるように、第1調節手段、第2調節手段、および第3調節手段の各調節手段を制御することを特徴とする請求項3に記載の蒸気供給システム。
【請求項5】
第1圧力値を前記範囲の上限値とし、第2圧力値を前記範囲の間の所定値とし、第3圧力値を前記範囲の下限値として、
前記圧力検出手段の検出値が第1圧力値より低く第2圧力値以上である場合には、前記各調節手段のうちの第1調節手段を、前記圧力が高くなるように制御し、
前記圧力検出手段の検出値が第2圧力値より低く第3圧力値以上である場合には、前記各調節手段のうちの第1調節手段と第2調節手段を、前記圧力が高くなるように制御し、
前記圧力検出手段の検出値が第3圧力値より低い場合には、前記各調節手段の全てを、前記圧力が高くなるように制御することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の蒸気供給システム。
【請求項6】
前記フラッシュタンク内の圧力降下速度が規定値以下となるように、前記蒸気ラインにおける前記負圧蒸気の流量を制限する流量制限手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の蒸気供給システム。
【請求項7】
前記規定値は、前記フラッシュタンク内からのミスト流出が防止される値に設定されていることを特徴とする請求項6に記載の蒸気供給システム。
【請求項8】
前記蒸気ラインを流通する前記負圧蒸気を加熱して、所定温度の過熱蒸気とする蒸気加熱装置を備えることを特徴とする請求項1に記載の蒸気供給システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、供給対象へ蒸気を供給する蒸気供給システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、蒸気を使用する各種の装置等(供給対象)に対して蒸気を供給する蒸気供給システムが提案されている。例えば特許文献1には、フラッシュタンクを用いた蒸気供給システムの一例が開示されている。なお、負圧蒸気(大気圧よりも圧力の低い蒸気)を使用する供給対象に対しては、負圧蒸気を生成して供給する蒸気供給システムが必要となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-046142号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
フラッシュタンクを用いた蒸気供給システムによれば、フラッシュタンクに水を供給して負圧蒸気を生成し、これを供給対象へ供給することが可能である。但し、負圧蒸気を安定的に供給対象へ供給可能とするためには、フラッシュタンクの圧力が適切に保持される必要がある。
【0005】
本発明は上記課題に鑑み、フラッシュタンクを用いて負圧蒸気を安定的に供給対象へ供給することが可能となる蒸気供給システムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る蒸気供給システムは、供給対象への負圧蒸気供給を行う蒸気供給システムであって、外部から供給される熱媒体との熱交換により水の加熱が可能である第1加熱手段、および、第1加熱手段の下流側に配置され、当該水の加熱が可能である第2加熱手段を有する水加熱装置と、前記水加熱装置によって加熱された前記水から負圧蒸気を生成するフラッシュタンクと、前記フラッシュタンクから前記供給対象へ前記負圧蒸気を流通させる蒸気ラインと、前記フラッシュタンク内の圧力を検出する圧力検出手段と、を備え、前記圧力検出手段の検出値に基づいて、前記水加熱装置における加熱の強さを制御する構成とする。
【0007】
本構成によれば、フラッシュタンクを用いて負圧蒸気を安定的に供給対象へ供給することが可能となる。なおここでの「下流側」とは、水加熱装置によって加熱される水の経路(本実施形態の例では、循環ライン12)における下流側のことである。
【0008】
上記構成としてより具体的には、前記熱媒体が流通するラインとして、第1加熱手段を通る基本ラインと、前記基本ラインにおいて第1加熱手段をバイパスするように配置されたバイパスラインと、を有し、前記バイパスラインを通る前記熱媒体の流量を調節可能とする第1調節手段と、第2加熱手段における加熱の強さを調節可能とする第2調節手段と、前記蒸気ラインにおける前記負圧蒸気の流量を調節可能とする第3調節手段と、を設けた構成としても良い。
【0009】
上記構成としてより具体的には、前記圧力検出手段の検出値が所定の範囲内に保たれるように、第1調節手段、第2調節手段、および第3調節手段の各調節手段を制御する構成としても良い。また当該構成としてより具体的には、前記基本ラインにおける前記バイパスラインの合流点よりも後段側の前記熱媒体の温度を検出する温度検出手段が設けられ、前記温度検出手段の検出値が所定値以上、かつ、前記圧力検出手段の検出値が所定の範囲内に保たれるように、第1調節手段、第2調節手段、および第3調節手段の各調節手段を制御する構成としても良い。また当該構成としてより具体的には、第1圧力値を前記範囲の上限値とし、第2圧力値を前記範囲の間の所定値とし、第3圧力値を前記範囲の下限値として、前記圧力検出手段の検出値が第1圧力値より低く第2圧力値以上である場合には、前記各調節手段のうちの第1調節手段を、前記圧力が高くなるように制御し、前記圧力検出手段の検出値が第2圧力値より低く第3圧力値以上である場合には、前記各調節手段のうちの第1調節手段と第2調節手段を、前記圧力が高くなるように制御し、前記圧力検出手段の検出値が第3圧力値より低い場合には、前記各調節手段の全てを、前記圧力が高くなるように制御する構成としても良い。
【0010】
上記構成としてより具体的には、前記フラッシュタンク内の圧力降下速度が規定値以下となるように、前記蒸気ラインにおける前記負圧蒸気の流量を制限する流量制限手段を設けた構成としても良い。また当該構成において、前記規定値は、前記フラッシュタンク内からのミスト流出が防止される値に設定されている構成としても良い。
(【0011】以降は省略されています)
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