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公開番号2024176013
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023094194
出願日2023-06-07
発明の名称電気ボイラ
出願人三浦工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類F22B 37/38 20060101AFI20241212BHJP(蒸気発生)
要約【課題】水管の本数を増やした場合でも、少ない数の温度センサで適切な温度検出が可能な電気ボイラを提供すること。
【解決手段】電気ボイラ1は、複数の下部管寄せ(2a、2b)と、複数の下部管寄せ(2a、2b)の各々から上方に延びる複数の水管3と、複数の水管3の各々の内部に設けられた複数の電気ヒータ4と、複数の水管3の各々と上昇管5を介して接続された上部管寄せ6と、複数の下部管寄せ(2a、2b)に対して1つずつ設けられ、それぞれの下部管寄せ(2a、2b)のいずれかの水管3の電気ヒータ4に配置された複数の温度センサ(10a、10b)と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の下部管寄せと、
前記複数の下部管寄せの各々から上方に延びる複数の水管と、
前記複数の水管の各々の内部に設けられた複数の電気ヒータと、
前記複数の水管の各々と上昇管を介して接続された上部管寄せと、
前記複数の下部管寄せに対して1つずつ設けられ、それぞれの前記下部管寄せのいずれかの前記水管の前記電気ヒータに配置された複数の温度センサと、を備える、
電気ボイラ。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記複数の下部管寄せに接続された給水管をさらに備え、
前記給水管と少なくとも1つの前記下部管寄せとの接続位置に最も近い第1水管の前記電気ヒータに温度センサが設けられている、
請求項1に記載の電気ボイラ。
【請求項3】
前記上部管寄せに又はセパレータに接続され、分岐部で分岐して前記複数の下部管寄せの各々に接続された降水管をさらに備え、
前記降水管と少なくとも1つの前記下部管寄せとの接続位置に最も近い第2水管の前記電気ヒータに温度センサが設けられている、
請求項2に記載の電気ボイラ。
【請求項4】
前記複数の下部管寄せは、水平面内で第1方向に延びるとともに前記第1方向と直交する第2方向に並んで配置され、
前記降水管は、前記複数の下部管寄せの各々に、前記第1方向の一端部側に接続され、
前記給水管は、前記複数の下部管寄せの各々に、前記第1方向の中間位置に接続される、
請求項3に記載の電気ボイラ。
【請求項5】
水平面内で第1方向に延びる第1下部管寄せと、
前記水平面内で前記第1方向と直交する第2方向に並んで配置された第2下部管寄せと、
前記第1下部管寄せ及び前記第2下部管寄せの各々から上方に延びる複数の水管と、
前記複数の水管の各々の内部に設けられた複数の電気ヒータと、
前記第1下部管寄せ及び前記第2下部管寄せの各々と上昇管を介して接続された上部管寄せと、
前記上部管寄せに接続するされ、分岐部で分岐して前記第1下部管寄せ及び前記第2下部管寄せの各々に接続された降水管と、
前記第1下部管寄せ及び前記第2下部管寄せに接続された給水管と、を備え、
前記降水管と前記第1下部管寄せとの接続位置に最も近い第1水管の前記電気ヒータに配置された第1温度センサと、
前記給水管と前記第1下部管寄せとの接続位置に最も近い第2水管の前記電気ヒータに配置された第2温度センサと、を備える、
電気ボイラ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する技術は、電気ボイラに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
電気ヒータで水を加熱する電気ボイラが知られている。特許文献1では、上部管寄せと下部管寄せとの間に上下方向に沿った3本の水管が配列され、各水管内に電気ヒータが設置されている。3本の水管は、円筒状の下部管寄せの長さ方向に沿って列状に配置されている。1つの電気ヒータに1つの温度センサが配置されており、演算処理装置が、温度センサの検出値に基づいて電気ヒータが過熱しているか否かを判定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6958253号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電気ボイラの出力を増大するために、水管(及び電気ヒータ)の本数を増やすことが考えられる。特許文献1のように各水管の電気ヒータに1つずつ温度センサを設ける場合、水管の本数を増やすと温度センサの数も多くなるので、電気ボイラの構成及び制御の複雑化やコスト上昇につながる。
【0005】
そのため、水管(電気ヒータ)の本数に比べて温度センサの数を減らして、1つの温度センサの検出値で、付近の複数の水管の各電気ヒータの温度状態を代表させることが考えられる。しかし、水管の本数を増大させた場合、例えば、下部管寄せの一端部にある水管の状態と、他端部にある水管の状態との差異が大きくなる可能性がある。そのため、水管(電気ヒータ)の本数に比べて温度センサの数を少なくするとしても、いくつの温度センサを、どの位置に設ければよいかの指針は、特許文献1からは得られない。そのため、水管の本数を増やした場合でも、少ない数の温度センサで適切な温度検出を可能とすることが望まれる。
【0006】
本明細書で開示する技術は、水管の本数を増やした場合でも、少ない数の温度センサで適切な温度検出が可能な電気ボイラを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書は、電気ボイラを開示する。電気ボイラは、複数の下部管寄せと、複数の下部管寄せの各々から上方に延びる複数の水管と、複数の水管の各々の管上端部に挿入された複数の電気ヒータと、複数の水管の各々と上昇管を介して接続した上部管寄せと、複数の下部管寄せに対して1つずつ設けられ、それぞれの下部管寄せのいずれかの水管に挿入された電気ヒータに配置された複数の温度センサと、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本明細書で開示する技術によれば、水管の本数を増やした場合でも、少ない数の温度センサで適切な温度検出が可能な電気ボイラが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施形態に係る電気ボイラの缶体を模式的に示す斜視図である。
図2は、本実施形態に係る電気ボイラの一例を模式的に示す側面図である。
図3は、本実施形態に係る電気ボイラの一例を模式的に示す上面図である。
図4は、本実施形態に係る電気ヒータの一例を示す側断面図である。
図5は、電気ヒータへの温度センサの取付の第1の例を説明する縦断面図(A)及び横断面図(B)である。
図6は、電気ヒータへの温度センサの取付の第2の例を説明する縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本開示は実施形態に限定されない。以下で説明する実施形態の構成要素は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
(【0011】以降は省略されています)

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