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公開番号
2025122694
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-22
出願番号
2024018267
出願日
2024-02-09
発明の名称
通信システム、制御装置及び通信方法
出願人
株式会社ミヤワキ
代理人
弁理士法人三協国際特許事務所
主分類
G08C
15/06 20060101AFI20250815BHJP(信号)
要約
【課題】電力を節約し且つ効率よく、スチームトラップの作動状態を示す測定データを適切なタイミングでサーバに送信する。
【解決手段】測定装置と、測定装置及びサーバと通信可能な中継装置と、標準時刻を計時する時刻サーバ及び中継装置と通信可能な制御装置と、を備え、制御装置の第1コンピュータは、中継装置への電力供給及び遮断を制御し、中継装置への電力供給の開始直後に制御装置における現在時刻である第1時刻を標準時刻と一致するよう補正し、補正後の第1時刻を示す第1情報を中継装置に送信し、中継装置の第2コンピュータは、受信した第1情報が示す第1時刻を中継装置における現在時刻である第2時刻として設定し、測定装置から受信した測定データをサーバに転送し、測定装置の第3コンピュータは、測定装置における現在時刻である第3時刻と第2時刻とに差異がある場合、第3時刻を第2時刻と一致するよう補正する通信システム。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
スチームトラップに設置され、前記スチームトラップの作動状態を示す測定データを送信する測定装置と、前記測定装置及びサーバと通信可能な中継装置と、所定の地域の標準時刻を計時する時刻サーバ及び前記中継装置と通信可能な制御装置と、を備える通信システムであって、
前記制御装置が有する第1コンピュータは、
前記中継装置への電力の供給及び遮断を制御し、
前記中継装置への電力の供給を開始した直後に、前記制御装置における現在時刻である第1時刻を前記標準時刻と一致するように補正して、補正後の前記第1時刻を示す第1情報を前記中継装置に送信し、
前記中継装置が有する第2コンピュータは、
前記制御装置から受信した前記第1情報が示す前記第1時刻を、前記中継装置における現在時刻である第2時刻として設定し、
前記測定装置から受信した前記測定データを前記サーバに転送し、
前記測定装置が有する第3コンピュータは、
前記測定装置における現在時刻である第3時刻と前記第2時刻とに差異がある場合、前記第3時刻を前記第2時刻と一致するように補正する、
通信システム。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記第1コンピュータは、
前記中継装置への電力の供給を開始した時点から所定時間が経過したときに、前記中継装置への電力の供給を遮断する、
請求項1に記載の通信システム。
【請求項3】
前記第3コンピュータは、前記測定データと共に前記第3時刻を示す第2情報を前記中継装置に送信し、
前記第2コンピュータは、更に、前記第2情報を受信した場合に前記第2情報が示す前記第3時刻と前記第2時刻とに差異があるときは、前記第2時刻を示す第3情報を返信し、
前記第3コンピュータは、前記第3情報を受信した場合、前記第3時刻を前記第3情報が示す前記第2時刻と一致するように補正する、
請求項1に記載の通信システム。
【請求項4】
前記測定装置及び前記中継装置は、
フラッド型メッシュネットワークのリレー機能を有する通信部を備え、
前記第3コンピュータは、前記測定データの送信の開始時点から所定時間経過した後に、前記測定装置をスリープ状態にする、
請求項1に記載の通信システム。
【請求項5】
前記スチームトラップの作動状態は、前記スチームトラップの温度及び振動である、
請求項1に記載の通信システム。
【請求項6】
スチームトラップに設置され、前記スチームトラップの作動状態を示す測定データを送信する測定装置及びサーバと通信可能な中継装置と所定の地域の標準時刻を計時する時刻サーバと通信可能な制御装置であって、
前記中継装置は、前記制御装置から受信した第1情報が示す第1時刻を、前記中継装置における現在時刻である第2時刻として設定し、前記測定装置から受信した前記測定データを前記サーバに転送し、
前記中継装置への電力の供給及び遮断を制御する給電制御部と、
前記中継装置への電力の供給を開始した直後に、前記制御装置における現在時刻を前記標準時刻と一致するように補正して、補正後の前記制御装置における現在時刻を示す情報を、前記第1情報として前記中継装置に送信する補正部と、
を備える制御装置。
【請求項7】
スチームトラップに設置され、前記スチームトラップの作動状態を示す測定データを送信する測定装置と、前記測定装置及びサーバと通信可能な中継装置と、所定の地域の標準時刻を計時する時刻サーバ及び前記中継装置と通信可能な制御装置と、を備える通信システムにおける通信方法であって、
前記制御装置が有する第1コンピュータは、
前記中継装置への電力の供給及び遮断を制御し、
前記中継装置への電力の供給を開始した直後に、前記制御装置における現在時刻である第1時刻を前記標準時刻と一致するように補正して、補正後の前記第1時刻を示す第1情報を前記中継装置に送信し、
前記中継装置が有する第2コンピュータは、
前記制御装置から受信した前記第1情報が示す前記第1時刻を、前記中継装置における現在時刻である第2時刻として設定し、
前記測定装置から受信した前記測定データを前記サーバに転送し、
前記測定装置が有する第3コンピュータは、
前記測定装置における現在時刻である第3時刻と前記第2時刻とに差異がある場合、前記第3時刻を前記第2時刻と一致するように補正する、
通信方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、スチームトラップの作動状態の測定データを送信する技術に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
蒸気配管系を備えたプラント等においては、熱交換又は放熱等によって配管系内に復水(ドレン)が生じることがある。この復水を配管系内に滞留させると運転効率が低下する原因となる。このため、一般には、配管系の適所にスチームトラップを設置し、このスチームトラップによって復水を配管系の外部に排出するようにしている。
【0003】
経年劣化又は作動不良等によってスチームトラップのシール性能が損なわれると、蒸気配管系内の蒸気がスチームトラップを介して外部に漏出し、無駄な蒸気損失を招くこととなる。このため、定期的に、下記特許文献1等に開示のような検査器を用いて、スチームトラップの温度及び振動を測定し、これらの測定データと、閾値等の必要情報とに基づいて、各スチームトラップの作動状態を診断する作業が行われる。
【0004】
しかし、大規模なプラントでは数千個から数万個のスチームトラップが設置されている場合がある。この場合、作業者による手作業での各スチームトラップの作動状態の診断には多大な時間を要する。このため、複数のスチームトラップの作動状態を自動的に診断する通信システムを採用する施設も存在する。
【0005】
具体的には、上記の通信システムでは、各スチームトラップに測定装置が常設され、当該測定装置が各スチームトラップの作動状態を測定する。近距離間に設置された複数の測定装置はグループ化され、各グループに属する複数の測定装置及びサーバと通信可能な中継装置(親機、ルーター)が更に設けられる。そして、各グループに属する複数の測定装置は中継装置を介してサーバに測定データを送信し、サーバは受信した測定データを用いて各スチームトラップの作動状態を診断する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第2954183号公報
【発明の概要】
【0007】
しかし、上記の通信システムを構成する各測定装置及び中継装置における現在時刻を計時する回路の性能にはばらつきがある。このため、測定装置における現在時刻と中継装置における現在時刻とに差異が生じ、この差異が日々蓄積されることにより、中継装置において所定時刻に測定装置から受信する予定の測定データを受信できないことがある。同様に、中継装置における現在時刻とサーバにおける現在時刻とに差異が生じ、この差異が日々蓄積されることにより、サーバにおいて所定時刻に中継装置から受信する予定の測定データを受信できないこともある。
【0008】
また、電力を節約するため、複数の測定装置が測定データを送信する時間帯以外は中継装置への電力の供給を遮断することが好ましいが、この場合、中継装置への電力の供給を開始する度に、中継装置における現在時刻の初期設定を行う手間が必要になる。
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、このような事情に鑑みて成されたものであり、電力を節約し且つ効率よく、スチームトラップの作動状態を示す測定データを適切なタイミングでサーバに送信することができる、通信システム、制御装置及び中継装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
(1)本発明の一態様に係る通信システムは、スチームトラップに設置され、前記スチームトラップの作動状態を示す測定データを送信する測定装置と、前記測定装置及びサーバと通信可能な中継装置と、所定の地域の標準時刻を計時する時刻サーバ及び前記中継装置と通信可能な制御装置と、を備える通信システムであって、前記制御装置が有する第1コンピュータは、前記中継装置への電力の供給及び遮断を制御し、前記中継装置への電力の供給を開始した直後に、前記制御装置における現在時刻である第1時刻を前記標準時刻と一致するように補正して、補正後の前記第1時刻を示す第1情報を前記中継装置に送信し、前記中継装置が有する第2コンピュータは、前記制御装置から受信した前記第1情報が示す前記第1時刻を、前記中継装置における現在時刻である第2時刻として設定し、前記測定装置から受信した前記測定データを前記サーバに転送し、前記測定装置が有する第3コンピュータは、前記測定装置における現在時刻である第3時刻と前記第2時刻とに差異がある場合、前記第3時刻を前記第2時刻と一致するように補正する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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