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公開番号2025000905
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-07
出願番号2024172892,2021577933
出願日2024-10-02,2020-06-25
発明の名称注射デバイスでの電子機器のスリープ解除
出願人サノフイ,SANOFI
代理人個人,個人
主分類A61M 5/32 20060101AFI20241224BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】エネルギー源のアイドル時漏出を防止することによって電子的に有効にされる注射デバイスの寿命を延ばすように構成された結合機構およびシステムを含む注射デバイスを提供する。
【解決手段】注射デバイス102であって、注射デバイスの電子システム105に電力供給するように構成されたエネルギー源104と、エネルギー源と通信する1つまたはそれ以上のセンサ127a、127b、128bであって、エネルギー源への起動信号の提供を引き起こし、エネルギー源をスリープ状態から電力供給状態に移行させるように構成された1つまたはそれ以上のセンサと、注射デバイスが電力供給状態にあるときに注射デバイスの1つまたはそれ以上の機能を促進するように構成されたプロセッサ128aとを含む注射デバイス。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
注射デバイス(102)であって:
該注射デバイス(102)の電子システム(105)に電力供給するように構成されたエネルギー源(104)と;
該エネルギー源(104)と通信する1つまたはそれ以上のセンサ(127a、127b、128b)であって、エネルギー源(104)への起動信号の提供を引き起こし、エネルギー源(104)をスリープ状態から電力供給状態に移行させるように構成された1つまたはそれ以上のセンサ(127a、127b、128b)と;
注射デバイス(102)が電力供給状態にあるときに注射デバイス(102)の1つまたはそれ以上の機能を促進するように構成されたプロセッサ(128a)と
を含む前記注射デバイス。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
磁石(130)を含むキャップ(118)をさらに含み、ここで、1つまたはそれ以上のセンサ(127a、127b、128b)は磁気センサ(127b)である、請求項1に記載の注射デバイス(102)。
【請求項3】
起動信号は、1つまたはそれ以上のセンサ(127a、127b、128b)によって測定された磁場強度が所定の閾値を下回ったことに応答して提供される、請求項1または2に記載の注射デバイス(102)。
【請求項4】
1つまたはそれ以上のセンサ(127a、127b、128b)は、リードスイッチまたはホール効果センサを含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の注射デバイス(102)。
【請求項5】
磁石(130)は、キャップ(118)が注射デバイス(102)に取り付けられるときに、1つまたはそれ以上のセンサ(127a、127b、128b)に近接して位置する、請求項2~4のいずれか1項に記載の注射デバイス(102)。
【請求項6】
静電素子(202)を含むキャップ(218)をさらに含み、ここで、1つまたはそれ以上のセンサ(127a、127b、128b)は、電極(127a)を含む、請求項1に記載の注射デバイス(102)。
【請求項7】
静電素子(202)と電極(127a)とは、キャップ(218)が注射デバイス(102)に取り付けられたときに接触するように構成される、請求項6に記載の注射デバイス(102)。
【請求項8】
静電素子(202)は、該静電素子(202)が注射デバイス(102)の一部と擦れたときに静電放電を生成するように構成され、電極(127a)は、静電放電を検出し、それに応答してエネルギー源(104)への起動信号の提供を引き起こすように構成される、請求項6または7に記載の注射デバイス(102)。
【請求項9】
1つまたはそれ以上のセンサ(127a、127b、128b)は、運動センサ(128b)を含む、請求項1に記載の注射デバイス(102)。
【請求項10】
運動センサは、注射デバイス(102)の特定の運動を検出し、それに応答してエネルギー源(104)への起動信号の提供を引き起こすように構成される、請求項9に記載の注射デバイス(102)。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電子機器のスリープ解除を対象とし、より詳細には、注射デバイスでの電子機器のスリープ解除を対象とする。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
電子的に有効にされる注射デバイスは、ユーザが薬剤を安全に投与するのを支援し、医療スタッフへの治療データの送信を可能にすることもできる。電子的に有効にされる注射デバイスは、エネルギー供給を必要とする機能である継続的な能動センシングおよび接続特性を提供するように構成された電子構成要素を含む。エネルギー供給源は、電気部品に電力を供給する電池でありうる。電子的に有効にされる注射デバイスの構成は、エネルギー供給源の容量を制限することがあり、これはエネルギー供給源の寿命に影響を及ぼす。
【0003】
電子的に有効にされる注射デバイスの寿命は、そのエネルギー供給源の寿命によって制限されることがある。電子的に有効にされる注射デバイスのなかには、使用される前に長期間保管されているものもある。電子的に有効にされる注射デバイスの現在の構成は、エネルギー供給源のアイドル時漏出(idle drainage)につながり、その結果、電子的に有効にされる注射デバイスが使用されていなくても、長い貯蔵期間によりエネルギー供給源の寿命が使い果たされる可能性がある。低バッテリ状態は、デバイスの機能停止または機能不良、誤った用量につながる可能性があり、用量の不足につながる可能性があり、または電子構成要素の動作を停止することによって、電子的に有効にされる注射デバイスを使用できなくする可能性さえある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示の実装形態は、エネルギー源のアイドル時漏出を防止することによって電子的に有効にされる注射デバイスの寿命を延ばすように構成された結合機構およびシステムを含む。本発明の一態様によれば、注射デバイスは、注射デバイスの電子システムに電力供給するように構成されたエネルギー源と、エネルギー源と通信する1つまたはそれ以上のセンサであって、エネルギー源への起動信号の提供を引き起こし、エネルギー源をスリープ状態から電力供給状態に移行させるように構成された1つまたはそれ以上のセンサと、注射デバイスが電力供給状態にあるときに注射デバイスの1つまたはそれ以上の機能を促進するように構成されたプロセッサとを含む。実装形態は、以下の構成の1つまたはそれ以上を含むことができる。いくつかの実装形態では、1つまたはそれ以上の機能は、薬剤を投薬させること、注射デバイス内の薬剤の量を決定すること、注射デバイスによって投薬される薬剤の量を決定すること、または外部デバイスと通信することを含む。
【0005】
いくつかの実装形態では、注射デバイスは、磁石を含むキャップをさらに含む。1つまたはそれ以上のセンサは磁気センサであり、1つまたはそれ以上のセンサによって測定された磁場強度が所定の閾値を下回ったことに応答して起動信号が提供される。いくつかの実装形態では、磁気センサは、リードスイッチまたはホール効果センサである。磁石は、キャップが注射デバイスに取り付けられるときに、1つまたはそれ以上のセンサに近接して位置する。
【0006】
いくつかの実装形態では、注射デバイスは、静電素子を含むキャップをさらに含む。1つまたはそれ以上のセンサは、電極を含む。静電素子と電極とは、キャップが注射デバイスに取り付けられたときに接触するように構成される。静電素子は、静電素子が注射デバイスの一部と擦れたときに静電放電を生成するように構成され、電極は、静電放電を検出
し、それに応答してエネルギー源への起動信号の提供を引き起こすように構成される。
【0007】
いくつかの実装形態では、1つまたはそれ以上のセンサは運動センサを含む。運動センサは、注射デバイスの特定の運動を検出し、それに応答してエネルギー源への起動信号の提供を引き起こすように構成される。特定の運動は、注射デバイスの回転である。
【0008】
いくつかの実装形態では、1つまたはそれ以上のセンサは、振動センサを含む。振動センサは、注射デバイスの特定の音または振動を検出し、それに応答してエネルギー源への起動信号の提供を引き起こすように構成される。特定の音または振動は、注射デバイスによって注射される予定の薬剤の用量のダイヤル設定中に発生する。
【0009】
いくつかの実装形態では、注射デバイスは、包装が開かれて、温度センサが所定の閾値を満たす温度を測定したときに、エネルギー源への起動信号の提供を引き起こすように構成された温度センサを含む耐熱性の包装内に提供される。
【0010】
本開示によるシステムは、本明細書で述べる態様および構成の任意の組合せを含むことができることを理解されたい。すなわち、本開示による方法は、本明細書で具体的に述べる態様および構成の組合せに限定されず、提供される態様および構成の任意の組合せも含む。
(【0011】以降は省略されています)

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