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公開番号
2025072444
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-09
出願番号
2025014950,2021564373
出願日
2025-01-31,2020-04-30
発明の名称
抗RSV抗体の投与レジメン及び抗RSV抗体を含む組成物
出願人
メドイミューン・リミテッド
,
MedImmune Limited
,
サノフィ パストゥール インコーポレイテッド
代理人
個人
,
個人
主分類
A61K
39/395 20060101AFI20250430BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】RSV感染症の治療又は予防を、それを必要とする患者に行う方法を提供する。
【解決手段】固定用量の抗RSVモノクローナル抗体又はその抗原結合断片を含む組成物を投与するための投与レジメンが提供される。また、RSV感染症の治療又は予防のための医薬組成物、さらに、ニルセビマブを含む医薬単位用量が提供される。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
RSV感染症の治療又は予防を、それを必要とする患者に行う方法であって、
前記患者の年齢を決定すること;
生後2年目の前記患者に対応して、200ミリグラム(mg)の固定用量の抗RSVモノクローナル抗体又はその抗原結合断片を含む組成物を投与すること;
生後1年目の前記患者に対応して、前記患者の体重を決定すること;及び
少なくとも5キログラム(kg)の体重を有する前記患者に対応して、100mgの固定用量の抗RSVモノクローナル抗体又はその抗原結合断片を含む組成物を投与すること
を含み、
前記抗RSVモノクローナル抗体又はその抗原結合断片は、RSV Aの中和アッセイにおいてIC50が5.0ng/ml以下であるか、若しくはRSV B9320の中和アッセイにおいてIC50が3.0ng/ml以下であるか、又はその両方である方法。
続きを表示(約 2,900 文字)
【請求項2】
RSV感染症の治療又は予防を、それを必要とする患者に行う方法であって、少なくとも5キログラム(kg)の体重を有する患者に、200ミリグラム(mg)の固定用量の抗RSVモノクローナル抗体又はその抗原結合断片を投与することを含み、前記抗RSVモノクローナル抗体又はその抗原結合断片は、RSV Aの中和アッセイにおいてIC50が5.0ng/ml以下であるか、若しくはRSV B9320の中和アッセイにおいてIC50が3.0ng/ml以下であるか、又はその両方である方法。
【請求項3】
RSV感染症の治療又は予防を、それを必要とする患者に行う方法であって、
患者の体重を決定すること、
少なくとも5キログラム(kg)の体重を有する患者に、200ミリグラム(mg)の固定用量の抗RSVモノクローナル抗体又はその抗原結合断片を投与することであって、ここで、前記抗RSVモノクローナル抗体又はその抗原結合断片は、RSV Aの中和アッセイにおいてIC50が5.0ng/ml以下であるか、若しくはRSV B9320の中和アッセイにおいてIC50が3.0ng/ml以下であるか、又はその両方であること:
5kgまでの体重を有する患者に、100mgの固定用量の抗RSVモノクローナル抗体又はその抗原結合断片を投与することであって、ここで、前記抗RSVモノクローナル抗体又はその抗原結合断片は、RSV Aの中和アッセイにおいてIC50が5.0ng/ml以下であるか、若しくはRSV B9320の中和アッセイにおいてIC50が3.0ng/ml以下であるか、又はその両方であること
を含む方法。
【請求項4】
RSV感染症の治療又は予防を、それを必要とする患者に行う方法であって、
前記患者の年齢を決定すること;及び
月齢3か月以上の患者に、200ミリグラム(mg)の固定用量の抗RSVモノクローナル抗体又はその抗原結合断片を投与することであって、ここで、前記抗RSVモノクローナル抗体又はその抗原結合断片は、RSV Aの中和アッセイにおいてIC50が5.0ng/ml以下であるか、若しくはRSV B9320の中和アッセイにおいてIC50が3.0ng/ml以下であるか、又はその両方であること
を含む方法。
【請求項5】
RSV感染症の治療又は予防を、それを必要とする患者に行う方法であって、
患者の年齢を決定すること;
月齢3か月以上の患者に200ミリグラム(mg)の固定用量の抗RSVモノクローナル抗体又はその抗原結合断片を投与すること;
月齢3か月までの患者に100mgの固定用量の抗RSVモノクローナル抗体又はその抗原結合断片を投与すること
を含み、
前記抗RSVモノクローナル抗体又はその抗原結合断片は、RSV Aの中和アッセイにおいてIC50が5.0ng/ml以下であるか、若しくはRSV B9320の中和アッセイにおいてIC50が3.0ng/ml以下であるか、又はその両方である方法。
【請求項6】
RSV感染症の治療又は予防を、それを必要とする患者に行う方法であって、
患者の年齢を決定すること;
月齢6か月以上の患者に200ミリグラム(mg)の固定用量の抗RSVモノクローナル抗体又はその抗原結合断片を投与すること;
月齢6か月までの患者に100mgの固定用量の抗RSVモノクローナル抗体又はその抗原結合断片を投与すること
を含み、
前記抗RSVモノクローナル抗体又はその抗原結合断片は、RSV Aの中和アッセイにおいてIC50が5.0ng/ml以下であるか、若しくはRSV B9320の中和アッセイにおいてIC50が3.0ng/ml以下であるか、又はその両方である方法。
【請求項7】
RSV感染症の治療又は予防を、それを必要とする患者に行う方法であって、
前記患者が初回のRSV流行期を経験しているか2回目のRSV流行期を経験しているかを決定すること;
前記2回目のRSVシーズンを経験している患者に対応して、200ミリグラム(mg)の固定用量の抗RSVモノクローナル抗体又はその抗原結合断片を含む組成物を投与すること;
前記初回のRSV流行期を経験している患者に対応して、前記患者の体重を決定すること;及び
少なくとも5キログラム(kg)の体重を有する前記患者に対応して、100mgの固定用量の抗RSVモノクローナル抗体又はその抗原結合断片を含む組成物を投与すること
を含み、
前記抗RSVモノクローナル抗体又はその抗原結合断片は、RSV Aの中和アッセイにおいてIC50が5.0ng/ml以下であるか、若しくはRSV B9320の中和アッセイにおいてIC50が3.0ng/ml以下であるか、又はその両方である方法。
【請求項8】
RSV感染症の治療又は予防を、それを必要とする患者に行う方法であって、
前記患者が初回のRSV流行期を経験しているか2回目のRSV流行期を経験しているかを決定すること;
2回目のRSV流行期を経験している患者に、200ミリグラム(mg)の固定用量の抗RSVモノクローナル抗体又はその抗原結合断片を投与することであって、ここで、前記抗RSVモノクローナル抗体又はその抗原結合断片は、RSV Aの中和アッセイにおいてIC50が5.0ng/ml以下であるか、若しくはRSV B9320の中和アッセイにおいてIC50が3.0ng/ml以下であるか、又はその両方であること
を含む方法。
【請求項9】
RSV感染症の治療又は予防を、それを必要とする患者に行う方法であって、
前記患者が初回のRSV流行期を経験しているか2回目のRSV流行期を経験しているかを決定すること;
患者に200ミリグラム(mg)の固定用量の抗RSVモノクローナル抗体又はその抗原結合断片を投与することであって、ここで、前記患者は2回目のRSV流行期を経験していること;
患者に100mgの固定用量の抗RSVモノクローナル抗体又はその抗原結合断片を投与することであって、ここで、前記患者は初回のRSV流行期を経験していること
を含み、
前記抗RSVモノクローナル抗体又はその抗原結合断片は、RSV Aの中和アッセイにおいてIC50が5.0ng/ml以下であるか、若しくはRSV B9320の中和アッセイにおいてIC50が3.0ng/ml以下であるか、又はその両方である方法。
【請求項10】
前記抗RSVモノクローナル抗体はニルセビマブを含む、又は前記抗RSVモノクローナル抗体の前記抗原結合断片はニルセビマブの抗原結合断片を含む、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願
本出願は、2019年4月30日に出願された米国仮特許出願第62/840,701号の利益を主張するものであり、それは参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 1,700 文字)
【0002】
配列表
本出願は、2020年4月29日に作成された24キロバイトのサイズの「0490-000006WO01_ST25.txt」という名称のASCIIテキストファイルとして、EFS-Webを介して米国特許商標庁に電子的に提出された配列表を含む。電子的に提出された配列表は、配列表が電子的にファイリングされたことにより、米国特許法施行規則§1.821(c)により要求される紙コピー及び同§1.821(e)により要求されるCRFの両方として役立つ。配列表に含まれる情報は、参照により本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0003】
呼吸器合胞体ウイルス(RSV)は、世界中の乳児及び小児における下気道感染症の最も一般的な原因である。ほぼ全ての小児が生後2年間にRSVに感染する。2005年、RSVは5歳以下の小児の間で3000万件以上の新たな下気道感染症発症の原因となり、世界で66,000~199,000人の死亡が推定された。
【0004】
全ての小児が最初の感染期間に重症の下気道感染のリスクに晒されている一方で、生後3か月以下の健康な正期産児は他のどの群よりもRSV関連の入院が多い。乳児期の重症疾患は、小児期を通して反復性喘鳴の発現を含む急性及び長期の肺続発症を引き起こす可能性がある。
【0005】
現在、RSV疾患に対し承認されている唯一の予防法はパリビズマブ(SYNAGIS;MedImmune,Gaithersburg,MD)である。パリビズマブはRSV融合(F)特異的免疫グロブリンGモノクローナル抗体であり、在胎35週以下で出生した早産児を含む高リスク小児のRSVによる重篤な下気道疾患の予防を適応としている。一部にはパリビズマブの予防的投与にかかる費用が高いことから、米国小児科学会(the American Academy of Pediatrics)の最新のガイダンスでは在胎29週以降に生まれた健康な早産児には推奨していない。さらに、安全且つ有効な活性ワクチンは依然として見出されていない。したがって、RSV予防のための、特に健康な正期産児に使用するための、さらなる手段があれば有利であろう。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、患者のRSV感染を治療又は予防するための、抗RSV抗体又はその断片の投与レジメン、医薬組成物、及び医薬単位用量を含む方法を記載する。
【0007】
一態様においては、本開示は、RSV感染症の治療又は予防を、それを必要とする患者に行う方法を記載する。
【0008】
いくつかの実施形態では、RSV感染症の治療又は予防を、それを必要とする患者に行う方法は、患者の年齢を決定することを含む。生後2年目の患者に対応して、この方法は、200ミリグラム(mg)の固定用量の抗RSVモノクローナル抗体又はその抗原結合断片を含む組成物を投与することを含む。生後1年目の患者に対応して、この方法は、患者の体重を決定することを含み、少なくとも5キログラム(kg)の体重を有する患者に対応して、この方法は、100mgの固定用量の抗RSVモノクローナル抗体又はその抗原結合断片を含む組成物を投与することを含む。
【0009】
いくつかの実施形態では、RSV感染症の治療又は予防を、それを必要とする患者に行う方法は、少なくとも5kgの体重を有する患者に、200mgの固定用量の抗RSVモノクローナル抗体又はその抗原結合断片を投与することを含む。
【0010】
いくつかの実施形態では、RSV感染症の治療又は予防を、それを必要とする患者に行う方法は、患者の体重を決定すること、及び少なくとも5kgの体重を有する患者に、200mgの固定用量の抗RSVモノクローナル抗体若しくはその抗原結合断片を投与すること、又は5kgまでの体重を有する患者に、100mgの固定用量の抗RSVモノクローナル抗体又はその抗原結合断片を投与することを含む。
(【0011】以降は省略されています)
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