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公開番号
2025064756
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023174735
出願日
2023-10-06
発明の名称
皮膚外用剤
出願人
共栄化学工業株式会社
代理人
主分類
A61K
8/33 20060101AFI20250410BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】皮膚外用剤に配合可能であり、ビタミンA様作用効果、ヒアルロン酸合成促進効果及び細胞膜過酸化脂質産生抑制を発揮する有用な有効成分を提供する。
【解決手段】本発明は、バクチオールを有効成分とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
バクチオールを有効成分とするビタミンA様作用剤。
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
バクチオールを有効成分とするヒアルロン酸合成促進剤。
【請求項3】
バクチオールを有効成分とする細胞膜過酸化脂質産生抑制剤。
【請求項4】
(A)バクチオール、(B)油性成分及び(C)防腐剤を有する皮膚外用剤であって、(B)油性成分が、オリーブ油、大豆油、アブラナ種子油、綿実油、ピーナッツ油、サフラワー油、トリエチルヘキサノイン、ミネラル油、米胚芽油及びスクワランのいずれか1以上であって、(C)防腐剤が、エタノール、フェノキシエタノール及び炭素数3~8のアルカンジオールのうちのいずれか1以上であることを特徴とする皮膚外用剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、皮膚外用剤へ配合可能なバクチオールの応用に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、皮膚の老化、乾燥、肌荒れの状態、シミ、ソバカスは、加齢に伴う細胞増殖・分化の不活化、ホルモン分泌の低下、細胞外マトリックス成分の量的低下などの内的要因と、太陽光(紫外線)に誘発される活性酸素による細胞・組織の損傷又は炎症などの外的要因とが複雑に絡み合って生ずる現象であることが知られており、それらの老化、乾燥、肌荒れの状態又はシミ、ソバカスを予防、改善する有効成分が求められている。従来、皮膚に適用される有効成分としてビタミン類(ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンE等)が使用されているが、経時安定性(着色、結晶化)、経時的な有効性の低下又は水等の溶媒への相溶性の点で課題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-073838号
特開2007-126368号
特開2006-241059号
特開2004-196731号
特開平11-071231号
特開平10-158177号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記課題を解決すべく研究を行った結果、本出願人は、バクチオールについて皮膚外用剤の成分としての様々な有効性を見出して本発明を完成させるに至った。
【0005】
バクチオールを皮膚外用剤に配合することは、例えば、特許文献1~6に開示されているが、本発明において見出されたビタミンA様作用、ヒアルロン酸合成促進効果及び細胞膜の過酸化脂質産生抑制効果を有することについては、知られていなかった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
また、本発明は、バクチオールを有効成分として含むビタミンA様作用剤である。
また、本発明は、バクチオールを有効成分として含むヒアルロン酸合成促進剤である。
また、本発明は、バクチオールを有効成分として含む細胞膜の過酸化脂質産生抑制剤である。
また、本発明は、(A)バクチオール、(B)油性成分及び(C)防腐剤を有する皮膚外用剤であって、(B)油性成分が、オリーブ油、大豆油、アブラナ種子油、綿実油、ピーナッツ油、サフラワー油、米胚芽油、スクワラン、トリエチルヘキサノイン、ミネラル油及びスクワランのいずれか1以上であって、(C)防腐剤が、エタノール、フェノキシエタノール及び炭素数3~8のアルカンジオールのうちのいずれか1以上であることを特徴とする皮膚外用剤。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、バクチオールのビタミンA様作用、ヒアルロン酸合成促進効果及び細胞膜の過酸化脂質産生抑制効果を見出したことから、これらの効果に基づくバクチオールの皮膚外用剤への応用を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の細胞膜での過酸化脂質産生抑制効果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
本発明の有効成分であるバクチオールとは、モノテルペンフェノール誘導体であって、INPAC名:4-[(1E,3S)-3-ethenyl-3,7-dimethylocta-1,6-dienyl]phenol,CAS No.10309-37-2で特定される化合物である。このバクチオールは、オランダヒユ(Psoralea corylifolia L.)等の植物から得ることが知られている。本発明においては、オランダヒユから抽出・精製しても、また、市販のバクチオールをそのまま使用しても、市販のバクチオールの純度を精製しても使用しても良い。
【0010】
オランダヒユ等の植物から抽出する場合には、まず、オランダヒユの抽出部位(果実「生薬名:補骨脂」、果皮等)をエタノール等の極性溶媒、又はヘキサン、アセトン、酢酸エチル等の非極性溶媒に接触させ、撹拌抽出、連続抽出、浸漬抽出、向流抽出、超臨界抽出など任意の方法で抽出する方法が挙げられる。また、抽出物に含まれるバクチオールを精製する方法としては、例えば、シリカゲルを使用したカラムクロマトグラフィーによる精製方法が挙げられる。オランダヒユ等の植物から抽出する場合は、バクチオールを95%以上に精製することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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