TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025043550
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-01
出願番号2023150896
出願日2023-09-19
発明の名称水中油型乳化組成物
出願人伯東株式会社
代理人
主分類A61K 8/06 20060101AFI20250325BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明は、界面活性剤フリーであり、水性成分、油性成分と両親媒性固体粒子と多糖類を含む水中油型乳化組成物において、その使用感を損なうことなく、経時安定性に優れた水中油型乳化組成物及びその製造方法に関するものである。
【解決手段】油性成分と水性成分の2相系において、両親媒性を有する固体粒子と、主鎖にアルドヘキソース又は酸性糖を少なくとも1種類を有し、側鎖にデオキシ糖を有する多糖類を含むことで、べたつきがなく、常温及び高温での乳化安定性の経時変化の抑制した水中油型乳化組成物及びその製造方法である。
【選択図】なし

特許請求の範囲【請求項1】
油性成分と水性成分の2相系において、両親媒性を有する固体粒子(A)と、主鎖にアルドヘキソース又は酸性糖の少なくとも1種類を有し、側鎖にデオキシ糖を有する多糖類(B)を含むことを特徴とする水中油型乳化組成物。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記多糖類(B)が少なくとも下記の一般式(1)で表される多糖類を含むことを特徴とする水中油型乳化組成物。
TIFF
2025043550000008.tif
44
116
【請求項3】
前記固体粒子(A)が、ラウロイルリシン、ベントナイト、カプロイルリシン、ステアリン酸Mg、ステアリン酸Al、ステアリン酸Ca、セルロース粉末、結晶セルロース、酢酸セルロース粉体、ステアリン酸Mg処理コメデンプン、ステアリン酸Mg処理セルロース、ステアリン酸Mg処理シリカ、ラウロイルリシン処理サッカロミセス培養物、シリル化シリカ、ステアリン酸アルミニウム処理二酸化チタン、ジメチルポリシロキサン処理二酸化チタン、シリカ処理二酸化チタンの群からなる少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1又は2記載の水中油型乳化組成物。
【請求項4】
前記多糖類(B)を、配合成分全量に対して0.02~0.5質量%含むことを特徴とする請求項1又は2記載の水中油型乳化組成物。
【請求項5】
水性成分に前記多糖類(B)を溶解させ水相を調製する工程、油性成分に前記固体粒子(A)を混合し油相を調製する工程を有し、調製した前記油相を前記水相に添加し、乳化させることを特徴とする水中油型乳化組成物の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、界面活性剤フリーであり、水性成分、油性成分と両親媒性固体粒子と多糖類を含む水中油型乳化組成物において、その使用感を損なうことなく、経時安定性に優れた水中油型乳化組成物及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
化粧料には、化粧料の種類に応じて多機能な効能を求められることから、極めて多様な成分が含まれている。例えば、皮膚面に対し清浄化、保水性、スクラブ効果、エモリエント効果、保護効果等の機能や化粧料の展延性、滑沢性、光沢性、付着性等を向上させる機能を有する機能性油性基剤または機能性顆粒として、有機溶剤、有機顔料、無機顔料、油剤、保湿剤、収れん剤、美白剤、紫外線防止剤、酸化防止剤、香料等の成分が含まれている。この機能性油性基剤または機能性顆粒を化粧料に使用する場合、機能性油性基剤の所要HLBや機能性顆粒の表面の性質に応じて、多種類の界面活性剤を選択、使用して、乳化及び分散を行っていた(非特許文献1~4)。
【0003】
このように界面活性剤が用いられることが一般的であるが、界面活性剤の種類によってはぬるつきや特有のにおいによる使用感の悪化、汗などの水分による化粧崩れといった課題があった。また、安定な乳化物を得るためには油種によって使用できる界面活性剤の種類に制約があった。一方、前述の課題を克服する乳化方法として、界面活性剤を使用せず、油性成分の乳化方法において特定の多糖類と特定の高級アルコールの2種類以上を配合し、70℃以上で乳化させた後、さらに攪拌したまま40℃まで冷却させることで、肌になじみが良い水中油型乳化状態の化粧料に関しての技術は公知である(特許文献1~3)。
【0004】
しかしこの方法は、乳化時に70℃以上で加熱するため、熱に弱い成分の劣化に繋がった。例えば化粧品の有効成分としてビタミンがあるが、P-アミノ安息香酸、チアミン、パントテン酸カルシウム、ビタミンC誘導体であるテトラヘキシルデカン酸アスコルビル等の熱に弱い成分は、分解あるいは酸化劣化すると言う問題点があった。
【0005】
また、常温にて界面活性剤を使用しない乳化方法として、固体粒子を乳化剤として用いるピッカリング乳化が知られている。両親媒性の固体粒子を界面に吸着させることで乳化した剤形は、ピッカリング乳化として従来知られており、化粧料においても、その活用が提案されている。例えば、前記固体粒子として、二酸化チタン、酸化亜鉛等が提案され、これらの表面を疎水化処理した固体粒子をピッカリング乳化の調製に使用することが提案されている(特許文献4)。また、固体粒子として球状ポリ乳酸粉体を配合することで優れた乳化安定性を有し、べたつき感・きしみがなく粉っぽさのないみずみずしくさっぱりした使用感であることを見出たと言う報告もある(特許文献5)。ピッカリング乳化で得られた乳化液(エマルション)は、界面活性剤を使用した場合に比べて水中油型乳化状態の安定性が高く、乳化後に分離しにくいことが特長である。しかし、ピッカリング乳化においても、化粧品製剤では油種や化粧品の成分の影響を受けて乳化性や乳化後の安定性が悪い場合があった。乳化安定性を向上させるために、アクリル酸ポリマーの添加によって、乳化界面に吸着する粉体の分散状態が改善され、乳化粒子径の細かい安定性に優れたピッカリングエマルションが調製する技術が知られている(特許文献6)。しかし乳化粒子の安定性は得られても、経時による乳化粒子の沈降、クリーミングに対する安定性に関しては不十分であった。
【0006】
化粧品乳化製剤として、水中油型乳化状態を安定させるためには、経時による乳化粒子の沈降、クリーミング防止が必要である。一般的には、経時変化に対する系の安定性を付与するため、水相成分中に水溶性高分子を配合する必要がある。公知の方法として、乳化製剤に適切な粘性を与えることで、乳化粒子の分離を防止する方法があり、増粘剤として水溶性高分子であるデンプン誘導体、セルロース誘導体、カーボポール、キサンタンガムが提唱されている。しかし化粧品は、広い温度範囲で長時間安定な乳化分散状態を維持することが必要とされている。
デンプン誘導体やセルロース誘導体、カーボポール等は、その粘性は温度依存性があることから、50℃の高温時では粘度が下がり、クリーミングを生じてしまう。水溶性高分子として、粘度がpHや塩等にあまり影響されにくい点から、キサンタンガムを配合する提案がある(特許文献7)。しかしキサンタンガムはべたつきがあり、容器から手や指に取りやすく、べたつきの少ない感触を求める化粧料に対しては問題があった。
【0007】
"Emulsion Science" Edited by P.Sherman, Academic Press Inc.(1969)
"Microemulsions-Theory and Practice一Edited by Leon M.price,Academic Press lnc.(1977)
「乳化・可溶化の技術」辻薦,工学図書出版(1976)
「機能性界面活性剤の開発技術」シー・エム・シー出版(1998)
特許第4947267号公報
特許第5051987号公報
特許第5633951号公報
特表2001-518111号公報
特許第2656226号公報
特許第7237463号公報
特開2013-129626号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、水、油性成分と両親媒性固体粒子にて形成されたピッカリング乳化による水中油型乳化組成物であって、その使用感を損なうことなく、水中油型乳化状態の高温時における経時変化を抑制した水中油型乳化組成物及びその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、ピッカリング乳化による水中油型乳化組成物の経時安定性、特に高温時における安定性に関して、鋭意検討を重ねた結果、油性成分と水性成分の2相系において、両親媒性を有する固体粒子(A)と主鎖にアルドヘキソースもしくは酸性糖を少なくとも1種類を有し、側鎖にデオキシ糖を有する多糖類(B)を含むことで、常温及び高温での乳化安定性の経時変化の抑制に有効であることを見出し、本発明をなすに至った。
【0010】
請求項1の発明は、油性成分と水性成分の2相系において、両親媒性を有する固体粒子(A)と、主鎖にアルドヘキソース又は酸性糖を少なくとも1種類を有し、側鎖にデオキシ糖を有する多糖類(B)を含むことを特徴とする水中油型乳化組成物である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

伯東株式会社
水中油型乳化組成物
5日前
伯東株式会社
油性粒子含有化粧料
5日前
伯東株式会社
崩壊性粒子含有化粧料
5日前
伯東株式会社
冷却水系に設けられた金属の腐食抑制方法
8か月前
個人
健康器具
1か月前
個人
歯の掃除具
4か月前
個人
歯茎みが品
2か月前
個人
鼾防止用具
1か月前
個人
塗り薬塗り具
3か月前
個人
脈波測定方法
1か月前
個人
洗井間専家。
9日前
個人
白内障治療法
23日前
個人
脈波測定方法
1か月前
個人
乗馬テラピー
5か月前
個人
身体牽引装置
5か月前
個人
導電香
2か月前
個人
マッサージ機
1か月前
個人
クリップ
2か月前
個人
発熱器具
4か月前
個人
健康器具
3か月前
個人
染毛方法
4か月前
個人
収納容器
3か月前
個人
片足歩行支援具
2か月前
個人
口内洗浄具
1か月前
三生医薬株式会社
錠剤
20日前
個人
車椅子持ち上げ器
23日前
個人
動体視力強化装置
5か月前
個人
磁器治療器
5か月前
個人
眼科診療車
2か月前
株式会社ナカニシ
生検針
5か月前
個人
血管硬化度算出方法
5か月前
個人
服薬支援装置
18日前
東レ株式会社
下肢着用具
5か月前
株式会社コーセー
化粧料
2か月前
個人
避難困難者救出台車
2か月前
株式会社結心
手袋
1か月前
続きを見る