TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025068868
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-30
出願番号
2023178947
出願日
2023-10-17
発明の名称
衛生用品
出願人
東洋化学株式会社
代理人
個人
主分類
A61F
13/02 20240101AFI20250422BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】意図せず複数のシート片に分離したり途中で折れたりするのを防ぐことができるとともに、意図して複数のシート片に分離する際には容易且つ確実に分離することができるセパレータを提供する。
【解決手段】シート材10の両端間に延在するように不連続切込11を形成することによってシート材10を複数のシート片12に分離可能に構成されるセパレータ2であって、不連続切込11は、複数の切込及び複数の繋ぎ部が交互に配されてなり、複数の切込は、シート材10の両端からシート材10の内方側に延在する一対の端部切込21を含み、複数の繋ぎ部は、一対の端部切込21に連続するように配される一対の長大繋ぎ部31と、一対の長大繋ぎ部31の間に配され、一対の長大繋ぎ部31より長さが短い少なくとも1つの短小繋ぎ部32とを含むものとする。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
シート材の両端間に延在するように不連続切込を形成することによって前記シート材を複数のシート片に分離可能に構成されるセパレータであって、
前記不連続切込は、複数の切込及び複数の繋ぎ部が交互に配されてなり、
前記複数の切込は、前記シート材の両端から前記シート材の内方側に延在する一対の端部切込を含み、
前記複数の繋ぎ部は、
前記一対の端部切込に連続するように配される一対の長大繋ぎ部と、
前記一対の長大繋ぎ部の間に配され、前記一対の長大繋ぎ部より長さが短い少なくとも1つの短小繋ぎ部と、
を含むセパレータ。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記端部切込の長さ(L1)と前記不連続切込の長さ(L0)との比(L1/L0)が、0.30~0.43に設定される請求項1に記載のセパレータ。
【請求項3】
前記短小繋ぎ部の長さ(L2)と前記長大繋ぎ部の長さ(L3)との比(L2/L3)が、0.50~0.75に設定される請求項1に記載のセパレータ。
【請求項4】
請求項1~3の何れか一項に記載のセパレータと、
前記セパレータに貼り合わされる貼付材と、
を備える衛生用品。
【請求項5】
前記貼付材は、前記不連続切込を跨ぐようにして前記セパレータに貼り合わされる請求項4に記載の衛生用品。
【請求項6】
前記貼付材は、互いに隣接するように前記セパレータに複数並列配置される請求項4に記載の衛生用品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート材の両端間に延在するように不連続切込を形成することによってシート材を複数のシート片に分離可能に構成されるセパレータ、及び当該セパレータを備える衛生用品に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、粘着シート(貼付材)をセパレータから剥離する際に、セパレータの一部が把持部として粘着シートの端部に貼り合わされた状態で残存するように、ミシン目をセパレータの両端部に形成したシート状貼付材が開示されている。
【0003】
特許文献1のシート状貼付材では、把持部を手で掴み、粘着シートをセパレータから剥離し、剥離した粘着シートの露出されている粘着剤層面を患部等に押し付け、把持部を構成するセパレータ破片を滑らすように徐々に剥離しながら残りの粘着剤層面を患部等に押し付けることにより、粘着シートを患部等に貼り付けることができるとされている。
【0004】
特許文献2には、粘着テープ(貼付材)を剥離紙(セパレータ)に所定間隔をあけて並列配置で貼り合わせ、剥離紙の両端間に粘着テープの長さ方向と直交するように延在するミシン目を形成した生体用粘着テープが開示されている。
【0005】
特許文献2の生体用粘着テープでは、ミシン目形成部分を切断して片方の剥離紙片を剥がし、もう片方の剥離紙片を手に持って、粘着テープの露出されている粘着剤層を患部等に押し付け、残っている剥離紙片を剥いで同様に患部等に粘着剤層を患部に押し付ければ、患部等に粘着テープを貼り付けることができるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2001-212171号公報
特開平9-56775号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載のシート状貼付材や特許文献2に記載の生体用粘着テープにおいては、使用するにあって、セパレータに形成されているミシン目形成部分を引き裂いて切断する必要がある。しかしながら、ミシン目は、均等な長さの切込及び繋ぎ部が交互に配されてなるものであるため、引裂き力が分散してしまい、セパレータがミシン目形成部分から横方向や斜め方向に裂けることがあり、セパレータからシート片(把持部、剥離紙片)をミシン目形成部分に沿って確実に分離することが難しいという問題がある。仮に、ミシン目ではなく、ほんの一部だけ繋ぎ部で繋がれたほぼ全切りの切込とした場合、製造段階や、包装・搬送段階、使用時等において、セパレータからシート片が意図せずに分離したり、セパレータが途中で折れた状態で包材に入ったりする虞がある。また、セパレータから意図せずに分離して床等に落ちてしまったシート片を乳幼児が誤飲する虞がある。
【0008】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、意図せず複数のシート片に分離したり途中で折れたりするのを防ぐことができるとともに、意図して複数のシート片に分離する際には容易且つ確実に分離することができるセパレータ、及び当該セパレータを備える衛生用品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するための本発明に係るセパレータの特徴構成は、
シート材の両端間に延在するように不連続切込を形成することによって前記シート材を複数のシート片に分離可能に構成されるセパレータであって、
前記不連続切込は、複数の切込及び複数の繋ぎ部が交互に配されてなり、
前記複数の切込は、前記シート材の両端から前記シート材の内方側に延在する一対の端部切込を含み、
前記複数の繋ぎ部は、
前記一対の端部切込に連続するように配される一対の長大繋ぎ部と、
前記一対の長大繋ぎ部の間に配され、前記一対の長大繋ぎ部より長さが短い少なくとも1つの短小繋ぎ部と、
を含むことにある。
【0010】
本構成のセパレータによれば、シート材の両端からシート材の内方側に延在するように一対の端部切込が形成されるとともに、一対の端部切込に連続するように一対の長大繋ぎ部が形成され、さらに一対の長大繋ぎ部の間に当該長大繋ぎ部より長さが短い少なくとも1つの短小繋ぎ部が形成される。このような構成のセパレータにおける端部切込を挟んで一側部分に対し他側部分を相対変位させると、一対の長大繋ぎ部のうちの片方の長大繋ぎ部を引き裂くような引裂き力が片方の長大繋ぎ部に作用する。片方の長大繋ぎ部に作用する引裂き力が一定以上になると、片方の長大繋ぎ部が引き裂かれて千切られ、次いで、長大繋ぎ部より長さが短い短小繋ぎ部が引き裂かれて千切られ、さらにもう片方の長大繋ぎ部が引き裂かれて千切られる。こうして、片方の長大繋ぎ部、短小繋ぎ部及びもう片方の長大繋ぎ部が順次千切られることにより、不連続切込が形成された部分が引き裂かれて切断され、セパレータを構成するシート材が複数のシート片に分離される。長大繋ぎ部を引き裂いて千切るには、一定以上の引裂き力を意図して長大繋ぎ部に作用させる必要があるとともに、長大繋ぎ部を含む不連続切込が形成された部分を折り曲げるには、当該部分に一定以上の曲げ力を作用させる必要があるため、セパレータが意図せず複数のシート片に分離したり途中で折れたりするのを防ぐことができ、乳幼児によるシート片の誤飲を防止することができるとともに、セパレータを適正な状態で包装することができる。また、シート材の両端からシート材の内方側に延在するように形成される一対の端部切込に連続するように一対の長大繋ぎ部が形成されるので、引裂き力を片方の長大繋ぎ部に作用させると、端部切込と片方の長大繋ぎ部との境界に応力が集中することになり、片方の長大繋ぎ部を容易に引き裂いて千切ることができる。そして、片方の長大繋ぎ部が千切られると、短小繋ぎ部及びもう片方の長大繋ぎ部が順次千切られるため、不連続切込が形成された部分が確実に切断される。こうして、セパレータを意図して複数のシート片に分離する際には、容易且つ確実に分離することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
東洋化学株式会社
衛生用品
1か月前
個人
健康器具
3か月前
個人
歯茎みが品
4か月前
個人
鼾防止用具
3か月前
個人
マッサージ機
4か月前
個人
脈波測定方法
4か月前
個人
脈波測定方法
3か月前
個人
導電香
4か月前
個人
白内障治療法
3か月前
個人
洗井間専家。
2か月前
個人
片足歩行支援具
5か月前
個人
ホバーアイロン
2か月前
個人
クリップ
5か月前
個人
矯正椅子
18日前
個人
車椅子持ち上げ器
3か月前
三生医薬株式会社
錠剤
3か月前
個人
眼科診療車
5か月前
個人
歯の保護用シール
18日前
個人
口内洗浄具
4か月前
個人
シャンプー
1か月前
個人
服薬支援装置
2か月前
株式会社コーセー
美爪料
5か月前
株式会社 MTG
浴用剤
4か月前
株式会社結心
手袋
3か月前
個人
避難困難者救出台車
5か月前
個人
除菌システム
5か月前
株式会社コーセー
化粧料
5か月前
株式会社八光
剥離吸引管
13日前
個人
腰用サポーター
3か月前
株式会社ニデック
眼科装置
4か月前
株式会社ニデック
眼科装置
5か月前
株式会社コロナ
サウナ装置
1か月前
個人
尿バッグカバー
4か月前
株式会社GSユアサ
歩行器
27日前
株式会社ダリヤ
皮膚化粧料
3か月前
株式会社ダリヤ
毛髪化粧料
4か月前
続きを見る
他の特許を見る