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公開番号2025122028
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-20
出願番号2025080870,2021564454
出願日2025-05-14,2020-04-30
発明の名称IL-33アンタゴニストを投与することにより喘息を治療するまたは予防するための方法
出願人サノフィ・バイオテクノロジー,リジェネロン・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッド,REGENERON PHARMACEUTICALS, INC.
代理人個人,個人
主分類A61K 39/395 20060101AFI20250813BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】患者において喘息および関連する状態を治療するまたは予防するための方法を提供する。
【解決手段】方法は、インターロイキン-33(IL-33)アンタゴニスト、例えば、抗IL-33抗体を含む治療用組成物を、それを必要とする対象に投与する工程を含む。方法は、インターロイキン-33(IL-33)アンタゴニスト、例えば、抗IL-33抗体を含む第1の治療用組成物、およびインターロイキン-4受容体(IL-4R)アンタゴニスト、例えば、抗IL-4R抗体を含む第2の治療用組成物を、それを必要とする対象に投与する工程を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
それを必要とする対象において喘息を治療するための方法であって、
インターロイキン-33(IL-33)と特異的に結合し、配列番号4、5および6を含む3つの重鎖相補的決定領域(HCDR)配列ならびに配列番号12、14および16を含む3つの軽鎖相補的決定領域(LCDR)配列を含む抗体またはその抗原結合フラグメントの初回量約300mg;ならびに
抗体またはその抗原結合フラグメントの1回またはそれ以上の維持量約300mg
を、対象に投与する工程を含む前記方法。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
喘息コントロールの喪失(LOAC)が対象において減少される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
1つまたはそれ以上の喘息関連パラメーターが対象において改善される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
喘息関連パラメーターは、一秒量(FEV1)、最大呼気流量(PEF)、努力性肺活量(FVC)、強制呼気速度(FEF)25%~75%、長時間作用性β2アドレナリン受容体刺激薬(LABA)の回数または投与量、吸入コルチコステロイドの回数または投与量、および全身性ステロイド薬の回数または投与量からなる群から選択される、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
気管支拡張薬投与前のFEV1が改善される、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
対象は、血中好酸球数が、1μl当たり約300細胞以上;1μL当たり約150~299細胞;または1μL当たり約<150細胞である、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
対象は、血中好酸球数が、1μl当たり約300細胞以上である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
血中好酸球レベルが低下する、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
対象は、高血中ペリオスチンレベルまたは低血中ペリオスチンレベルを有する、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
対象は、高血中ペリオスチンレベルが約≧74.4ng/mLである、請求項9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願
本出願は、2019年5月1日出願の米国仮特許出願第62/841,481号、2019年5月15日出願の第62/848,248号、および2019年9月11日出願の第62/898,900号の優先権を主張する。これらの出願のそれぞれの開示全体を、参照によって本明細書に組み入れる。
続きを表示(約 2,100 文字)【0002】
本発明は、喘息および関連する状態の治療および/または予防に関する。より詳細には、本発明は、それを必要とする患者において喘息を治療するまたは予防するためのインターロイキン-33(IL-33)アンタゴニストの投与に関する。本発明はまた、それを必要とする患者において喘息を治療するまたは予防するためにIL-33アンタゴニストおよびインターロイキン-4受容体(IL-4R)アンタゴニストの投与に関する。
【背景技術】
【0003】
喘息は、気道過敏性、急性および慢性気管支収縮、気道浮腫、ならびに粘液栓によって特徴付けられる気道の慢性炎症性疾患である。喘息の炎症の構成成分には、肥満細胞、好酸球、Tリンパ球、好中球、および上皮細胞、ならびにそれらの生物学的産物を含めた、多くの細胞のタイプが関与すると考えられる。喘息を伴う患者は、喘鳴、息切れ、咳、および胸部絞扼感の症状と共に存在することが多い。ほとんどの喘息患者の場合、コントローラー療法および気管支拡張薬療法のレジメンは、適切な長期の制御を提供する。吸入コルチコステロイド(ICS)は、喘息症状を制御する上で「黄金律」と考えられ、吸入β2-アゴニストは、最も有効な気管支拡張薬が、現在利用可能である。試験によって、吸入長時間作用性β2-アゴニスト(LABA)とのICSの併用療法が、高用量のICS単独よりも良好な喘息コントロールを提供することが示された。その結果、併用療法は、低用量のICS単独で制御されない対象用の推奨される治療である。
【0004】
それにもかかわらず、抗炎症薬および気管支拡張薬を組み合わせた最大推奨治療にもかかわらず、喘息を伴う母集団の5%~10%は、症候性疾患を有すると推定されている。さらに、この重症喘息母集団は、入院、救急サービスの使用、および予定外の受診によって、全医療費の50%まで占めている。これらの患者の多くが、多くの細胞および分子の機序によりICSに対する反応が乏しいため、この重症喘息母集団における新たな療法について未だ満たされていないニーズがある。さらに、骨代謝、副腎機能、および小児の成長に対する全身性および吸入コルチコステロイドの長期の有害作用によって、コルチコステロイドの使用の量を最小限にすることが試みられる。喘息患者の大部分が、現在の治療である程度管理されるが、重症のコントロール不良喘息を伴う患者は、疾患を適切に制御することができる治療上の処置オプションがほとんどない。療法に対する無応答性の結果または療法のコンプライアンスの欠如によって、喘息コントロールを喪失し、最終的に喘息が悪化する。
【0005】
重症喘息を伴う患者の推定45%は、それらの疾患を制御するために、ならびに肺組織への恒久的な損傷のリスクの増加、進行性の固定性気道閉塞、および肺機能の低下の加速に関連する生命を脅かす悪化を予防するために、全身性グルココルチコイドを要する。しかしながら、全身性グルココルチコイドは、非選択的に作用し、重大な多臓器毒性および広範な免疫抑制に関連する。悪化および肺機能障害を予防し、喘息症状およびコントロールを改善し、経口グルココルチコイドの必要を減らすまたは取り除く、より安全なおよびより有効な標的療法が必要である。
【0006】
喘息を伴う患者のおよそ20%は、標準治療のコントローラー療法を最大化したにもかかわらず、再発性の悪化および持続性の症状を伴うコントロール不良の、中等症から重症の疾患がある。この母集団は、罹患率(特に、悪化)のリスクが増加し、かなりの医療資源を占める。これらの患者は、最大限の治療にもかかわらず、肺機能を実質的に低下させ、無情にも、肺機能をさらに喪失するということになっている。現在承認された治療は、これらの患者におけるこの無情な低下を遅くする、または肺機能を常におよび有意義に高めることが示されていない。
【0007】
したがって、喘息の治療および/または予防のための新規な標的療法について、当技術分野において必要性が存在する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0008】
一態様によれば、それを必要とする対象において喘息を治療するための方法であって、インターロイキン-33(IL-33)と特異的に結合し、配列番号4、5および6を含む3つの重鎖相補的決定領域(HCDR)配列ならびに配列番号12、14および16を含む、3つの軽鎖相補的決定領域(LCDR)配列を含む、抗体またはその抗原結合フラグメントの初回量約300mg、ならびに抗体またはその抗原結合フラグメントの1回またはそれ以上の維持量約300mgを、対象に投与する工程を含む方法が提供される。
【0009】
ある特定の模範的な実施形態では、喘息コントロールの喪失(LOAC)が対象において減少される。
【0010】
ある特定の模範的な実施形態では、1つまたはそれ以上の喘息関連パラメーターが対象において改善される。
(【0011】以降は省略されています)

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