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公開番号2025135019
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-17
出願番号2025115550,2023194045
出願日2025-07-09,2012-03-23
発明の名称医療デバイスで実行可能な作動動作を検出するためのデバイス及び方法
出願人サノフィ-アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング
代理人個人,個人
主分類A61M 5/315 20060101AFI20250909BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】医療デバイス1に含まれる薬剤の少なくとも一部を医療デバイスに排出させるために、医療デバイスの作動ボタン11に対して、検出器ユニットを介して実行可能な作動動作を検出するように構成された検出器、検出器ユニットを含む装置を提供する。
【解決手段】検出器は、作動動作の一部として検出器ユニットにかかる力及び/又は接触の検出に基づいて、作動動作を検出するように構成される。モジュール2は更に、検出器に接続され、そして検出された作動動作に関連する情報を記憶し、及び/又は、提供するように構成された電動ユニットを含む。更にその上、準拠した方法及びこの方法を制御するためのコンピュータプログラムが開示される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
装置(2)であって:
-医療デバイス(1)に含まれる薬剤の少なくとも一部分を該医療デバイス(1)に排出させるための該医療デバイス(1)の作動ボタン(11)に対する検出器ユニット(20、21、22、23)を介して実行可能な作動動作を検出するように構成された検出器(21)を含んでなる検出器ユニット(20、21、22、23)、ここで該検出器(21)は、該作動動作の一部として、該検出器ユニット(20、21、22、23)に加えられた力及び/又は接触の検出に基づいて該作動動作を検出するように構成され;及び
-該検出器に接続され及び検出された該作動動作に関連する情報を記憶し、及び/又は、提供するように構成された電動ユニット(22);
を含んでなる、上記装置(2)。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の装置(2)であって、前記検出器(21)が、前記の力により引き起こされる前記検出器ユニット(20、21、22、23)の少なくとも一部の動き、及び/又は、変形に応答するので、該力は、該検出器(21)に対して直接、又は該検出器ユニット(20、21、22、23)の一部を介して作用するか、又は該検出器(21)により検出される、上記装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の装置(2)であって、該装置(2)を前記医療デバイス(1)に、固定するように、又は解放可能に取り付けるための取り付けユニットを含んでなる、上記装置。
【請求項4】
請求項3に記載の装置(2)であって、前記取り付けユニットが、前記医療デバイス(1)の少なくとも一部の外周上に、特に、前記作動ボタン(11)の一部上に嵌合するように適合される、上記装置。
【請求項5】
請求項3又は4に記載の装置(2)であって、前記検出器ユニット(20、21、22、23)のハウジング(20)が、前記取り付けユニットに連結されるか、又は一体的に形成される、上記装置。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の装置(2)であって、前記検出器(21)が、電気スイッチ、圧電センサ、光学センサ、圧力センサ及びタッチセンサの一つである、上記装置。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の装置(2)であって、前記検出された作動動作に関連する前記情報が、該作動動作が検出される時点に関連する情報である上記装置。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか1項に記載の装置(2)であって、前記検出された作動動作に関連する前記情報が、該作動動作が検出される時点の表示、又は前記作動動作が検出されて以来、経過した時間の表示、又は該作動動作が検出されて以来の予め定義された時間が、既に、過ぎたか否かの情報である、上記装置。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか1項に記載の装置(2)であって、前記電動ユニット(22)が、前記作動動作が加えられる間の時間間隔の長さを決定し、そして該時間間隔の該決定された長さに関連する情報を記憶及び/若しくは提供するように、及び/又は該時間間隔の該決定された長さに依存して該作動動作に関連する情報を記憶及び/若しくは提供するように構成される、上記装置。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか1項に記載の装置(2)であって、前記電動ユニット(22)
が、光学的に、聴覚的に、触覚的に、振動により、又は前記医療デバイス(1)とは異なる電子デバイスへの送信により、前記検出された作動動作に関連する前記情報に関する情報を提供するように構成された提供ユニット(220)を含む、上記装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、医療デバイスに含まれる薬剤を医療デバイスに排出させるための医療デバイスで実行可能な作動動作を検出ための装置及び方法に関する。発明は、更に、そのような方法を制御するためのコンピュータプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
この薬剤を排出する医療デバイスで薬剤の注射又は注入による規則的な処置を必要とする多様な疾患が存在する。例として、1型及び2型糖尿病は、患者自身でインスリン用量を、例えば、1日当たり1回又は数回注射することにより処置できる。例えば、プレフィルド使い捨てのインスリンペンは、注射デバイスとして使用できる。あるいは、再使用可能なペンも使用してもよい。再使用可能ペンは、空の薬剤カートリッジを新しいもので交換することを可能とする。いずれのペンも、各回の使用前に交換される使い捨ての針のセットを備えてもよい(come with)。次いで、注射すべきインスリン用量は、例えば、用
量ノブを回転し、そしてインスリンペンの用量窓又は表示盤から実際の用量を観察することにより、インスリンペンで、手動で選択することができる。用量は、その後、適した皮膚部分内に針を挿入して、そしてインスリンペンの作動ボタンを押すことにより注射される。
【0003】
例えば、使用を監視し、及び/又は、医療デバイスの間違った取り扱い(例えば、時間のずれた再使用)を阻止するための機能のような、基礎的な薬剤の注射機能を超えた機能性を有する薬剤の注射のための医療デバイスを提供することは好ましいことである。これは、医療デバイスで実行される作動動作を検出する必要がある。
【0004】
特許文献1は、薬剤送達デバイスの操作を監視するための方法及び電子モジュールを開示する。電子デバイスは、薬剤送達デバイスの近辺に解放可能に配置され、そして、薬剤送達デバイス内で発生する作用に応答して生成した測定可能な聴覚又は振動シグナルを検出するために使用される。測定シグナルに関連する、又はそれを表わす情報は、その後、記憶される。
【0005】
しかしそのような聴覚シグナル(例えば、用量をダイヤル設定し、又は排出するとき発生する音など)の測定は、騒がしい環境下では、十分に信頼可能でないかもしれない。同じものが、モバイル環境下で振動シグナルを検出するために保持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
WO第2007/107564号A1
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このように、医療デバイスで行われる作動動作の信頼性のある検出装置及び方法を提供することが、とりわけ、本発明の目的である。同様に、そのような方法を制御するコンピュータプログラムも求められる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第一の態様による装置が開示される。装置は、医療デバイスに含まれる薬剤の少なくとも一部を医療デバイスに排出させるために医療デバイスの作動ボタンに検出器ユニットを介して実行可能な作動動作を検出するように構成された検出器を含む検出器ユニ
ットを含む。その中で、検出器は、力の検出に基づいた作動動作、及び/又は、作動動作の一部として検出ユニットに適用されるタッチを検出するように構成される。装置は、更に、検出器に連結し、検出された作動動作に関連した情報を記憶し、及び/又は、提供するように構成された電子ユニットを含む。
【0009】
本発明の第二の態様による方法が開示される。方法は、検出器で、医療デバイスに含まれる薬剤の少なくとも一部を医療デバイスに排出させるために、医療デバイスの作動ボタンに対する検出器を含む検出器ユニットを介して実行可能な作動動作を、検出することを含み、ここで、検出器は、作動動作の一部として、検出器ユニットにかけられた力、及び/又は、タッチに基づいた作動動作を検出するように構成される。方法は、更に、検出された作動動作に関連する情報を、記憶し、及び/又は、提供することを含む。
【0010】
同様に、本発明の第二の態様に記載の方法を実行するように構成された装置が、開示することを考慮されるであろう。
(【0011】以降は省略されています)

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