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公開番号
2025063183
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-15
出願番号
2025005123,2023539973
出願日
2025-01-15,2021-12-30
発明の名称
NKp46およびCD123に結合する多機能性ナチュラルキラー(NK)細胞エンゲージャ
出願人
サノフイ
,
SANOFI
,
イネイト・ファルマ
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07K
19/00 20060101AFI20250408BHJP(有機化学)
要約
【課題】急性骨髄性白血病(AML)および骨髄異形成症候群(MDS)等の増殖性障害を処置または予防する活性剤を提供する。
【解決手段】本開示は、第1および第2の抗原結合ドメイン(ABD)、ならびに免疫グロブリンFc領域またはそのバリアントの全てまたは一部を含む多機能性結合タンパク質に関し、第1のABDは、ヒトCD123に特異的に結合し、第2のABDは、ヒトNKp46に特異的に結合し、免疫グロブリンFc領域またはそのバリアントの全てまたは一部が、ヒトFc-γ受容体に結合する。また、本開示は、前記結合タンパク質、その組成物の製造方法、ならびにそれらの、急性骨髄性白血病(AML)および骨髄異形成症候群(MDS)が挙げられる増殖性障害の処置または予防が挙げられる使用に関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
第1および第2の抗原結合ドメイン(ABD)、ならびに免疫グロブリンFc領域またはそのバリアントの全てまたは一部を含む結合タンパク質であって、前記ABDは各々、免疫グロブリン重鎖可変ドメイン(VH)および免疫グロブリン軽鎖可変ドメイン(VL)を含み、VHおよびVLは各々、3つの相補性決定領域(CDR-1~CDR-3)を含み;
(i)第1のABDは、ヒトCD123に特異的に結合し、かつ:
- 配列番号1~3のアミノ酸配列にそれぞれ相当する、または配列番号4~6のアミノ酸配列にそれぞれ相当するCDR-H1、H2、およびH3を含むVH1、ならびに
- 配列番号7~9のアミノ酸配列にそれぞれ相当する、または配列番号10~12のアミノ酸配列にそれぞれ相当するCDR-L1、L2、およびL3を含むVL1
を含み;
(ii)第2のABDは、ヒトNKp46に特異的に結合し、かつ:
- 配列番号13~15のアミノ酸配列にそれぞれ;
配列番号16~18のアミノ酸配列にそれぞれ;
配列番号19~21のアミノ酸配列にそれぞれ;
配列番号22~24のアミノ酸配列にそれぞれ;または
配列番号16、25、および26のアミノ酸配列にそれぞれ;
相当するCDR-H1、2、および3を含むVH2、ならびに
- 配列番号27~29のアミノ酸配列にそれぞれ;
配列番号30~32のアミノ酸配列にそれぞれ;
配列番号33~35のアミノ酸配列にそれぞれ;
配列番号36~38のアミノ酸配列にそれぞれ;または
配列番号39、31、および40のアミノ酸配列にそれぞれ;
相当するCDR-L1、2、および3を含むVL2
を含み、
免疫グロブリンFc領域またはそのバリアントの全てまたは一部が、ヒトFc-γ受容体に結合する、
結合タンパク質。
続きを表示(約 5,300 文字)
【請求項2】
以下で定められる2つのABDを形成する3つのポリペプチド鎖(I)、(II)、および(III)を含み:
V
1A
-C
1A
-ヒンジ
1
-(C
H
2-C
H
3)
A
(I)
V
1B
-C
1B
-ヒンジ
2
-(C
H
2-C
H
3)
B
-L
1
-V
2A
-C
2A
-ヒンジ
3
(II)
V
2B
-C
2B
(III)
式中:
V
1A
およびV
1B
は、結合対V
1
(V
H1
/V
L1
)を形成し;
V
2A
およびV
2B
は、結合対V
2
(V
H2
/V
L2
)を形成し;
C
1A
およびC
1B
は、対C
1
(C
H
1/C
L
)を形成し、C
2A
およびC
2B
は、対C
2
(C
H
1/C
L
)を形成し、C
H
1は、免疫グロブリン重鎖定常ドメイン1であり、C
L
は、免疫グロブリン軽鎖定常ドメインであり;
ヒンジ
1
、ヒンジ
【請求項3】
C
1B
は、免疫グロブリン重鎖定常ドメイン1(C
H
1)であり;
C
2A
は、免疫グロブリン重鎖定常ドメイン1(C
H
1)であり;
C
L
は、免疫グロブリンカッパ軽鎖定常ドメイン(C
κ
)に相当し;
(C
H
2-C
H
3)
A
は、配列番号69のアミノ酸配列に相当し;
(C
H
2-C
H
3)
B
は、配列番号70のアミノ酸配列に相当し;
ヒンジ
1
は、配列番号74のアミノ酸配列に相当し;
ヒンジ
2
は、配列番号75のアミノ酸配列に相当し;
ヒンジ
3
は、配列番号77のアミノ酸配列に相当し;
L
1
は、配列番号76のアミノ酸配列に相当する、
請求項2に記載の結合タンパク質。
【請求項4】
EUナンバリングに従うFc領域またはそのバリアントの残基N297は、N結合グリコシル化を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の結合タンパク質。
【請求項5】
Fc領域またはそのバリアントの全てまたは一部は、ヒトCD16A(FcγRIII)ポリペプチドに結合する、請求項1~4のいずれか一項に記載の結合タンパク質。
【請求項6】
少なくとも1つのジスルフィド架橋によって連結された少なくとも2つのポリペプチド鎖を含む、請求項2~5のいずれか一項に記載の結合タンパク質。
【請求項7】
ポリペプチド鎖(I)および(II)は、C
1A
とヒンジ
2
との間の少なくとも1つのジスルフィド架橋によって連結されており、かつ/またはポリペプチド鎖(II)および(III)は、ヒンジ
3
とC
2B
との間の少なくとも1つのジスルフィド架橋によって連結されている、請求項6に記載の結合タンパク質。
【請求項8】
V
1A
はV
L1
であり、V
1B
はV
H1
である、請求項2~7のいずれか一項に記載の結合タンパク質。
【請求項9】
V
2A
はV
H2
であり、V
2B
はV
L2
である、請求項2~8のいずれか一項に記載の結合タンパク質。
【請求項10】
(a)V
H1
は、配列番号1のアミノ酸配列を含むCDR-H1;配列番号2のアミノ酸配列を含むCDR-H2;配列番号3のアミノ酸配列を含むCDR-H3を含み;V
L1
は、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR-L1;配列番号8のアミノ酸配列を含むCDR-L2;配列番号9のアミノ酸配列を含むCDR-L3を含み;V
H2
は、配列番号13のアミノ酸配列を含むCDR-H1;配列番号14のアミノ酸配列を含むCDR-H2;配列番号15のアミノ酸配列を含むCDR-H3を含み;V
L2
は、配列番号27のアミノ酸配列を含むCDR-L1;配列番号28のアミノ酸配列を含むCDR-L2;配列番号29のアミノ酸配列を含むCDR-L3を含み;
(b)V
H1
は、配列番号1のアミノ酸配列を含むCDR-H1;配列番号2のアミノ酸配列を含むCDR-H2;配列番号3のアミノ酸配列を含むCDR-H3を含み;V
L1
は、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR-L1;配列番号8のアミノ酸配列を含むCDR-L2;配列番号9のアミノ酸配列を含むCDR-L3を含み;V
H2
は、配列番号16のアミノ酸配列を含むCDR-H1;配列番号17のアミノ酸配列を含むCDR-H2;配列番号18のアミノ酸配列を含むCDR-H3を含み;V
L2
は、配列番号30のアミノ酸配列を含むCDR-L1;配列番号31のアミノ酸配列を含むCDR-L2;配列番号32のアミノ酸配列を含むCDR-L3を含み;
(c)V
H1
は、配列番号1のアミノ酸配列を含むCDR-H1;配列番号2のアミノ酸配列を含むCDR-H2;配列番号3のアミノ酸配列を含むCDR-H3を含み;V
L
1
は、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR-L1;配列番号8のアミノ酸配列を含むCDR-L2;配列番号9のアミノ酸配列を含むCDR-L3を含み;V
H2
は、配列番号19のアミノ酸配列を含むCDR-H1;配列番号20のアミノ酸配列を含むCDR-H2;配列番号21のアミノ酸配列を含むCDR-H3を含み;V
L2
は、配列番号33のアミノ酸配列を含むCDR-L1;配列番号34のアミノ酸配列を含むCDR-L2;配列番号35のアミノ酸配列を含むCDR-L3を含み;
(d)V
H1
は、配列番号1のアミノ酸配列を含むCDR-H1;配列番号2のアミノ酸配列を含むCDR-H2;配列番号3のアミノ酸配列を含むCDR-H3を含み;V
L1
は、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR-L1;配列番号8のアミノ酸配列を含むCDR-L2;配列番号9のアミノ酸配列を含むCDR-L3を含み;V
H2
は、配列番号22のアミノ酸配列を含むCDR-H1;配列番号23のアミノ酸配列を含むCDR-H2;配列番号24のアミノ酸配列を含むCDR-H3を含み;V
L2
は、配列番号36のアミノ酸配列を含むCDR-L1;配列番号37のアミノ酸配列を含むCDR-L2;配列番号38のアミノ酸配列を含むCDR-L3を含み;
(e)V
H1
は、配列番号1のアミノ酸配列を含むCDR-H1;配列番号2のアミノ酸配列を含むCDR-H2;配列番号3のアミノ酸配列を含むCDR-H3を含み;V
L1
は、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR-L1;配列番号8のアミノ酸配列を含むCDR-L2;配列番号9のアミノ酸配列を含むCDR-L3を含み;V
H2
は、配列番号16のアミノ酸配列を含むCDR-H1;配列番号25のアミノ酸配列を含むCDR-H2;配列番号26のアミノ酸配列を含むCDR-H3を含み;V
L2
は、配列番号39のアミノ酸配列を含むCDR-L1;配列番号31のアミノ酸配列を含むCDR-L2;配列番号40のアミノ酸配列を含むCDR-L3を含み;
(f)V
H1
は、配列番号4のアミノ酸配列を含むCDR-H1;配列番号5のアミノ酸配列を含むCDR-H2;配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR-H3を含み;V
L1
は、配列番号10のアミノ酸配列を含むCDR-L1;配列番号11のアミノ酸配列を含むCDR-L2;配列番号12のアミノ酸配列を含むCDR-L3を含み;V
H2
は、配列番号13のアミノ酸配列を含むCDR-H1;配列番号14のアミノ酸配列を含むCDR-H2;配列番号15のアミノ酸配列を含むCDR-H3を含み;V
L2
は、配列番号27のアミノ酸配列を含むCDR-L1;配列番号28のアミノ酸配列を含むCDR-L2;配列番号29のアミノ酸配列を含むCDR-L3を含み;
(g)V
H1
は、配列番号4のアミノ酸配列を含むCDR-H1;配列番号5のアミノ酸配列を含むCDR-H2;配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR-H3を含み;V
L1
は、配列番号10のアミノ酸配列を含むCDR-L1;配列番号11のアミノ酸配列を含むCDR-L2;配列番号12のアミノ酸配列を含むCDR-L3を含み;V
H2
は、配列番号16のアミノ酸配列を含むCDR-H1;配列番号17のアミノ酸配列を含むCDR-H2;配列番号18のアミノ酸配列を含むCDR-H3を含み;V
L2
は、配列番号30のアミノ酸配列を含むCDR-L1;配列番号31のアミノ酸配列を含むCDR-L2;配列番号32のアミノ酸配列を含むCDR-L3を含み;
(h)V
H1
は、配列番号4のアミノ酸配列を含むCDR-H1;配列番号5のアミノ酸配列を含むCDR-H2;配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR-H3を含み;V
L1
は、配列番号10のアミノ酸配列を含むCDR-L1;配列番号11のアミノ酸配列を含むCDR-L2;配列番号12のアミノ酸配列を含むCDR-L3を含み;V
H2
は、配列番号19のアミノ酸配列を含むCDR-H1;配列番号20のアミノ酸配列を含むCDR-H2;配列番号21のアミノ酸配列を含むCDR-H3を含み;V
L2
は、配列番号33のアミノ酸配列を含むCDR-L1;配列番号34のアミノ酸配列を含むCDR-L2;配列番号35のアミノ酸配列を含むCDR-L3を含み;
(i)V
H1
は、配列番号4のアミノ酸配列を含むCDR-H1;配列番号5のアミノ酸配列を含むCDR-H2;配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR-H3を含み;V
L1
は、配列番号10のアミノ酸配列を含むCDR-L1;配列番号11のアミノ酸配列を含むCDR-L2;配列番号12のアミノ酸配列を含むCDR-L3を含み;V
H2
は、
配列番号22のアミノ酸配列を含むCDR-H1;配列番号23のアミノ酸配列を含むCDR-H2;配列番号24のアミノ酸配列を含むCDR-H3を含み;V
L2
は、配列番号36のアミノ酸配列を含むCDR-L1;配列番号37のアミノ酸配列を含むCDR-L2;配列番号38のアミノ酸配列を含むCDR-L3を含み;
(j)V
H1
は、配列番号4のアミノ酸配列を含むCDR-H1;配列番号5のアミノ酸配列を含むCDR-H2;配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR-H3を含み;V
L1
は、配列番号10のアミノ酸配列を含むCDR-L1;配列番号11のアミノ酸配列を含むCDR-L2;配列番号12のアミノ酸配列を含むCDR-L3を含み;V
H2
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、第1および第2の抗原結合ドメイン(ABD)、ならびに免疫グロブリンFc領域またはそのバリアントの全てまたは一部を含む多機能性結合タンパク質に関し、第1のABDは、ヒトCD123に特異的に結合し、第2のABDは、ヒトNKp46に特異的に結合し、免疫グロブリンFc領域またはそのバリアントの全てまたは一部が、ヒトFc-γ受容体に結合する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【0002】
また、本開示は、前記結合タンパク質、その組成物の製造方法、ならびにそれらの、急性骨髄性白血病(AML)および骨髄異形成症候群(MDS)が挙げられる増殖性障害の処置または予防が挙げられる使用に関する。
【背景技術】
【0003】
急性骨髄性白血病(AML)および骨髄異形成症候群(MDS)は、異種クローン腫瘍性疾患である。これは、白血病幹細胞の亜集団から生じると考えられており、従来の化学療法に対する耐性傾向があり、そしてさらに、疾患再発の原因となり得る。
【0004】
ナチュラルキラー(NK)細胞は、非従来的な免疫に関与するリンパ球の亜集団である。NK細胞は、腫瘍細胞またはウイルス感染細胞等の不所望の細胞を除外することができる有効な免疫監視機構を提供する。NK細胞の特徴および生物学的特性として、CD16、CD56、および/またはCD57が挙げられる表面抗原の発現、細胞表面上でのα/βまたはγ/δTCR複合体の不在、MHC拘束性なしに、細胞、特に特定の細胞溶解性酵素の活性化によって「自己」MHC/HLA抗原を発現しない細胞に結合してこれを殺滅する能力、NK活性化受容体用のリガンドを発現する腫瘍細胞または他の疾患の細胞を殺滅する能力、ならびに免疫応答を刺激するサイトカインと呼ばれるタンパク質分子を放出する能力が挙げられる。
【0005】
また、関心は、その潜在的な抗腫瘍特性に起因して、ナチュラルキラー(NK)細胞に集中してきた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
依然として、急性骨髄性白血病(AML)および骨髄異形成症候群(MDS)等の増殖性障害を処置または予防する活性剤の必要が切迫している。
【0007】
また、治療効果がある新規のNKエンゲージャが必要とされている。
【0008】
また、副作用なしに、または副作用を低下させて、製造および/または投与するのがより容易な新規の化合物が必要とされている。特に、患者におけるサイトカイン放出症候群のリスクがないか、または低下した(例えば、IL-6関連サイトカイン放出がないか、または低下した)新規の化合物が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
一実施形態において、本開示は、第1および第2の抗原結合ドメイン(ABD)、ならびに免疫グロブリンFc領域またはそのバリアントの全てまたは一部を含む結合タンパク質に関し、前記ABDは各々、免疫グロブリン重鎖可変ドメイン(V
H
)および免疫グロブリン軽鎖可変ドメイン(V
L
)を含み、V
H
およびV
L
は各々、3つの相補性決定領域
(CDR-1~CDR-3)を含み;
(i)第1のABDは、ヒトCD123に特異的に結合し、かつ:
- 配列番号1~3のアミノ酸配列にそれぞれ相当する、または配列番号4~6のアミノ酸配列にそれぞれ相当するCDR-H1、H2、およびH3を含むV
H1
、ならびに
- 配列番号7~9のアミノ酸配列にそれぞれ相当する、または配列番号10~12のアミノ酸配列にそれぞれ相当するCDR-L1、L2、およびL3を含むV
L1
を含み;
(ii)第2のABDは、ヒトNKp46に特異的に結合し、かつ:
- 配列番号13~15のアミノ酸配列にそれぞれ;
配列番号16~18のアミノ酸配列にそれぞれ;
配列番号19~21のアミノ酸配列にそれぞれ;
配列番号22~24のアミノ酸配列にそれぞれ;または
配列番号16、25、および26のアミノ酸配列にそれぞれ;
相当するCDR-H1、2、および3を含むV
H2
、ならびに
- 配列番号27~29のアミノ酸配列にそれぞれ;
配列番号30~32のアミノ酸配列にそれぞれ;
配列番号33~35のアミノ酸配列にそれぞれ;
配列番号36~38のアミノ酸配列にそれぞれ;または
配列番号39、31、および40のアミノ酸配列にそれぞれ;
相当するCDR-L1、2、および3を含むV
L2
を含み、
免疫グロブリンFc領域またはそのバリアントの全てまたは一部が、ヒトFc-γ受容体に結合する。
【0010】
特定の実施形態において、結合タンパク質は、以下で定められる2つのABDを形成する3つのポリペプチド鎖(I)、(II)、および(III)を含み:
V
1A
-C
1A
-ヒンジ
1
-(C
H
2-C
H
3)
A
(I)
V
1B
-C
1B
-ヒンジ
2
-(C
H
2-C
H
3)
B
-L
1
-V
2A
-C
2A
-ヒンジ
3
(II)
V
2B
-C
2B
(III)
式中:
V
1A
およびV
1B
は、結合対V
1
(V
H1
/V
L1
)を形成し;
V
2A
およびV
2B
は、結合対V
2
(V
H2
/V
L2
)を形成し;
C
1A
およびC
1B
は、対C
1
(C
H
1/C
L
)を形成し、C
2A
およびC
2B
は、対C
2
(C
H
1/C
L
)を形成し、C
H
1は、免疫グロブリン重鎖定常ドメイン1であり、C
L
は、免疫グロブリン軽鎖定常ドメインであり;
ヒンジ
1
、ヒンジ
(【0011】以降は省略されています)
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