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公開番号
2025034377
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023140713
出願日
2023-08-31
発明の名称
フィルム検査装置、フィルム検査方法及びプログラム
出願人
コニカミノルタ株式会社
代理人
弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類
G01N
21/892 20060101AFI20250306BHJP(測定;試験)
要約
【課題】人手による監視又は作業を必要とすることなく、フィルムに発生した欠陥の検出を容易に行う。
【解決手段】重なった状態のフィルムに発生した欠陥を光学的に検査するフィルム検査装置において、光源により、フィルムに光を照射し(ステップS1)、カメラ(光学センサー)により、フィルムにおいて反射された光のうち少なくとも拡散光を検出する(ステップS2)。フィルム検査装置は、カメラの出力信号から得られた第1画像データから、検査タイミングにおける検査領域を抽出し(ステップS5)、検査領域に対応する第2画像データに対してデータ処理を行うことで、欠陥を検出する(ステップS6)。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
重なった状態のフィルムに発生した欠陥を光学的に検査するフィルム検査装置であって、
前記フィルムに光を照射する光源と、
前記フィルムにおいて反射された光のうち少なくとも拡散光を検出する光学センサーと、
前記光学センサーの出力信号から得られた第1画像データから、検査タイミングにおける検査領域を抽出する検査領域抽出部と、
前記検査領域に対応する第2画像データに対してデータ処理を行うことで、前記欠陥を検出する欠陥検出部と、
を備えるフィルム検査装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記光学センサーを複数備え、
前記検査領域抽出部は、更に、複数の前記光学センサーのそれぞれから得られた複数の前記第1画像データ同士の重複範囲を除去する請求項1に記載のフィルム検査装置。
【請求項3】
前記検査領域抽出部は、検査タイミングにおける前記フィルムの寸法情報及び前記光学センサーの設定情報を用いた光学計算により、当該検査領域抽出部における処理を行う請求項1又は2に記載のフィルム検査装置。
【請求項4】
前記フィルムは、ロール状に巻き取られるものであり、
当該フィルム検査装置は、前記フィルムの巻き取り中に発生した前記欠陥を検査対象とする請求項1又は2に記載のフィルム検査装置。
【請求項5】
前記光学センサーは、エリアセンサーである請求項1又は2に記載のフィルム検査装置。
【請求項6】
前記フィルムの検査領域において反射された光のうち正反射光が前記光学センサーに入らないように、映り込み防止板が設けられおり、
前記映り込み防止板は拡散板で構成される請求項1又は2に記載のフィルム検査装置。
【請求項7】
前記検査領域抽出部により抽出された検査領域、及び/又は、前記欠陥検出部により検出された欠陥の情報を表示部に表示させる表示制御部を備える請求項1又は2に記載のフィルム検査装置。
【請求項8】
重なった状態のフィルムに発生した欠陥を光学的に検査するフィルム検査方法であって、
光源により、前記フィルムに光を照射する工程と、
光学センサーにより、前記フィルムにおいて反射された光のうち少なくとも拡散光を検出する工程と、
検査領域抽出部により、前記光学センサーの出力信号から得られた第1画像データから、検査タイミングにおける検査領域を抽出する工程と、
欠陥検出部により、前記検査領域に対応する第2画像データに対してデータ処理を行うことで、前記欠陥を検出する工程と、
を含むフィルム検査方法。
【請求項9】
重なった状態のフィルムに光を照射する光源と、前記フィルムにおいて反射された光のうち少なくとも拡散光を検出する光学センサーと、を備え、前記フィルムに発生した欠陥を光学的に検査するフィルム検査装置のコンピューターを、
前記光学センサーの出力信号から得られた第1画像データから、検査タイミングにおける検査領域を抽出する検査領域抽出部、
前記検査領域に対応する第2画像データに対してデータ処理を行うことで、前記欠陥を検出する欠陥検出部、
として機能させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フィルム検査装置、フィルム検査方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
長尺の樹脂フィルムをロール状に巻き取る際には、フィルムの状態(膜厚偏差、残留応力、温度、湿度)及び巻き取りの条件(張力、速度、同伴空気)によって、様々な欠陥が発生する。フィルムにおける欠陥として、例えば、ゲージバンド、縦シワ、斜めシワ等がある。
【0003】
欠陥が発生したロールは、不良品として検出する必要がある。人手による監視に代えて、巻き取り中のフィルムをカメラ等により撮影し、フィルムに発生した欠陥を光学的に検査するフィルム検査装置が提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-017169号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、長尺のフィルムロールについて、巻き始めから巻き終わりまで観察するには、それぞれのタイミングでロールを撮影する必要がある。その際、ロールの直径の変化に伴い、ロール表面と固定されたカメラとの距離に変化が生じる。その結果、カメラにより得られた画像内のフィルムロールの大きさに変化が生じる。
【0006】
そのため、検査(撮影)のタイミングごとに、画像内の異なる大きさのフィルムロールから検査領域を抽出する必要がある。上記従来技術では、撮影により得られた画像から検査領域を抽出する方法については説明されていなかった。一般的に、画像から興味のある範囲を抽出する方法として、カメラのROI機能、画像に対するトリミング加工が挙げられる。しかし、一般的な手法では、一定範囲の抽出はできるが、正しい検査領域の抽出は困難であった。あるいは、検査タイミングごとに、ユーザーが、手動により、抽出範囲を指定しなければならなかった。
【0007】
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、人手による監視又は作業を必要とすることなく、フィルムに発生した欠陥の検出を容易に行うことを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、重なった状態のフィルムに発生した欠陥を光学的に検査するフィルム検査装置であって、前記フィルムに光を照射する光源と、前記フィルムにおいて反射された光のうち少なくとも拡散光を検出する光学センサーと、前記光学センサーの出力信号から得られた第1画像データから、検査タイミングにおける検査領域を抽出する検査領域抽出部と、前記検査領域に対応する第2画像データに対してデータ処理を行うことで、前記欠陥を検出する欠陥検出部と、を備える。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のフィルム検査装置において、前記光学センサーを複数備え、前記検査領域抽出部は、更に、複数の前記光学センサーのそれぞれから得られた複数の前記第1画像データ同士の重複範囲を除去する。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のフィルム検査装置において、前記検査領域抽出部は、検査タイミングにおける前記フィルムの寸法情報及び前記光学センサーの設定情報を用いた光学計算により、当該検査領域抽出部における処理を行う。
(【0011】以降は省略されています)
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