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公開番号
2025002096
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023102024
出願日
2023-06-21
発明の名称
圧電センサ及びシート
出願人
トヨタ紡織株式会社
,
株式会社クレハトレーディング
,
エルメック電子工業株式会社
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
A61B
5/11 20060101AFI20241226BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】コストを抑えながらセンサの検出精度を向上可能な圧電センサを提供する。
【解決手段】圧電センサ(10)は、第1電極と第2電極との間に圧電体が配置された長尺状の圧電素子(11)と、圧電素子(11)の周囲を覆う長尺状のラミネートフィルム(12)と、を備えている。ラミネートフィルム(12)は、ラミネートフィルム(12)の短手方向の長さ(L2)が圧電素子(11)の短手方向の長さ(L1)の2倍以上となっている幅広部(121)を有している。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1電極と第2電極との間に圧電体が配置された長尺状の圧電素子と、
前記圧電素子の周囲を覆う長尺状のフィルムと、
を備え、
前記フィルムは、前記フィルムの短手方向の長さが前記圧電素子の短手方向の長さの2倍以上となっている幅広部を有していることを特徴とする圧電センサ。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
前記幅広部の短手方向の長さは、前記圧電素子の短手方向の長さの6倍以下であることを特徴とする請求項1に記載の圧電センサ。
【請求項3】
前記幅広部には、切欠きが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の圧電センサ。
【請求項4】
前記フィルムは、前記圧電素子の前記第1電極側に配置された第1フィルムと、前記圧電素子の前記第2電極側に配置された第2フィルムとを有し、
前記第1フィルムの前記第1電極側の面と、前記第2フィルムの前記第2電極側の面とが、これらの面の全域に亘って接着剤により固定されていることを特徴とする請求項1に記載の圧電センサ。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載の圧電センサと、
移動体に設けられたシートと、
を備え、
前記圧電センサは、
前記シートに配置され、前記シートに着座した乗員の心弾動を検出することを特徴とするシート。
【請求項6】
前記シートは、
乗員の臀部を支持するシートクッションを有し、
前記圧電センサは、
前記シートクッションの内部における中央部よりも左側に配置されていることを特徴とする請求項5に記載のシート。
【請求項7】
前記圧電センサは、長尺状であり、前記圧電センサの長手方向が前記シートクッションの前後方向に沿うように配置されていることを特徴とする請求項6に記載のシート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、圧電センサ及びシートに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、板状のベース板の一方の面に、圧電フィルムを有するセンサ素子が積層されたひずみセンサが開示されている。センサ素子の圧電フィルムの両面には、電極が積層されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-8397号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のセンサにおいて、センサの検出精度を向上させるために、センサ素子の電極の幅を広げた場合、コストが高くなるという課題がある。
【0005】
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、コストを抑えながらセンサの検出精度を向上可能な圧電センサ、及び当該圧電センサを備えたシートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本開示の一態様に係る圧電センサは、第1電極と第2電極との間に圧電体が配置された長尺状の圧電素子と、前記圧電素子の周囲を覆う長尺状のフィルムと、を備えている。前記フィルムは、前記フィルムの短手方向の長さが前記圧電素子の短手方向の長さの2倍以上となっている幅広部を有している。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一態様によれば、コストを抑えながらセンサの検出精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施形態に係る圧電センサを備えたシートの構成を示す模式的な側面図である。
図1の圧電センサの全体構成を示す上面図である。
図2のIII-III線に沿った断面図である。
図1のシートを上から見た模式的な構造図である。
図1のシートを前面から見た模式的な断面図である。
図1の圧電センサによる各乗員の心弾動の検出結果から求められたRRIの推定精度の割合の一例を示す箱ひげ図である。
比較例である圧電センサの全体構成を示す上面図である。
図7の圧電センサによる各乗員の心弾動の検出結果から求められたRRIの推定精度の割合の一例を示す箱ひげ図である。
実施形態の変形例1に係る圧電センサのフィルムの幅広部の形状を示す上面図である。
実施形態の変形例2に係る圧電センサのフィルムの幅広部の形状を示す上面図である。
実施形態の変形例3に係る圧電センサのフィルムの幅広部の形状を示す上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態に係る圧電センサ10を備えたシート100について、図1~図8を参照して説明する。
【0010】
[シート]
図1は、圧電センサ10を備えたシート100の構成を示す模式的な側面図である。図1には、シート100に乗員Mが着座した状態が示されている。図1に示すように、シート100は、シートクッション101と、シートバック102と、ヘッドレスト103と、圧電センサ10と、コントローラ20と、シート移動装置30とを備えている。なお、図1では、シートバック102と接触している乗員Mの背部、及びシートクッション101と接触している乗員Mの臀部が破線にて示されている。
(【0011】以降は省略されています)
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