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公開番号2025105971
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2025077296,2021148713
出願日2025-05-07,2021-09-13
発明の名称車両荷室構造および車両用第2デッキ構築セット
出願人トヨタ紡織株式会社,トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類B60R 5/04 20060101AFI20250703BHJP(車両一般)
要約【課題】広い荷室を確保した車両においてフラットなスペースを形成可能な車両荷室構造、および、その車両荷室構造を形成するための車両用第2デッキ構築セットを提供する。
【解決手段】前倒ししたシートバック17の背面17aより低い高さに設置される第1デッキボード18と、その第1デッキボード18の上方に重畳する位置で、前倒ししたシートバック17の背面17aと同じ高さ位置に設置可能な第2デッキボード22と、を備え、第2デッキボード22の前端部を支持する前方側支持体24が、第2デッキボード22の前端部を前方側支柱部材40の下方側に入り込ませるとともに、前端部の傾斜部22aの各々を一対の前方側ブラケット42の嵌合溝45cに嵌合させて、第2デッキボード22の前端部を支持することで、第2デッキボード22をそれの後方側が持ち上げられて傾斜する起立姿勢で支持する自立状態支持構造を有する構成とする。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
背面が略水平となる状態まで前倒し可能なシートバックの後方に設けられ、前倒しした前記シートバックの前記背面より低い高さに設置される第1デッキボードと、
前記第1デッキボードの上方に重畳する位置で、前倒しした前記シートバックの前記背面と同じ高さ位置に設置可能な第2デッキボードと、
車幅方向に延びる姿勢で車室内の左右の側壁部に対して保持され、前記第2デッキボードの前方側を支持する前方側支持体と、を備え、
前記第2デッキボードは、前端部が前方に向かうほど車幅方向の寸法が小さくなる形状とされて、前記前端部の左右の各々が傾斜部とされており、
前記前方側支持体は、長手状で前記第2デッキボードが載せ置かれる前方側支柱部材と、前記前方側支柱部材の両端部の各々に固定されて前記左右の側壁部の各々に取り付けるための一対の前方側ブラケットと、を含んで構成され、
前記一対の前方側ブラケットの各々は、上方側に開口して前記第2デッキボードの前記傾斜部が嵌り合う嵌合溝を有し、
前記前方側支持体は、前記第2デッキボードの前記前端部を前記前方側支柱部材の下方側に入り込ませるとともに、前記傾斜部の各々を前記一対の前方側ブラケットの前記嵌合溝に嵌合させて、前記第2デッキボードの前記前端部を支持することで、前記第2デッキボードをそれの後方側が持ち上げられて傾斜する起立姿勢で支持する自立状態支持構造を有している、車両荷室構造。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記嵌合溝は、底面が車室内側に向かって下降するように傾斜するとともに、深さ方向において、下方ほど前方に向かって傾斜した形状とされている、請求項1に記載の車両荷室構造。
【請求項3】
背面が略水平となる状態まで前倒し可能なシートバックの後方に設けられ、前倒しした前記シートバックの前記背面より低い高さに設置される第1デッキボードを主体として構成される第1デッキを備えた車両の荷室に対して、前記第1デッキの上方に、前倒しした前記シートバックの前記背面と同じ高さ位置に第2デッキを構築するための車両用第2デッキ構築セットであって、
第2デッキボードと、
車幅方向に延びる姿勢で車室内の左右の側壁部に対して保持され、前記第2デッキボードの前方側を支持する前方側支持体と、
前記前方側支持体の後方において車幅方向に延びる姿勢で配され、前記第2デッキボードの後方側を支持する後方側支持体と、
前記第1デッキボードの左右の各々に位置して上方を向くフロア面の上に設置され、前記後方側支持体の両端部の各々を保持する一対の保持部材と、
を含んで構成され、
前記第2デッキボードは、前端部が前方に向かうほど車幅方向の寸法が小さくなる形状とされて、前記前端部の左右の各々が傾斜部とされており、
前記前方側支持体は、長手状で前記第2デッキボードが載せ置かれる前方側支柱部材と、前記前方側支柱部材の両端部の各々に固定されて前記左右の側壁部の各々に取り付けるための一対の前方側ブラケットと、を含んで構成され、
前記一対の前方側ブラケットの各々は、上方側に開口して前記第2デッキボードの前記傾斜部が嵌り合う嵌合溝を有し、
前記前方側支持体は、前記第2デッキボードの前記前端部を前記前方側支柱部材の下方側に入り込ませるとともに、前記傾斜部の各々を前記一対の前方側ブラケットの前記嵌合溝に嵌合させて、前記第2デッキボードの前記前端部を支持することで、前記第2デッキボードをそれの後方側が持ち上げられて傾斜する起立姿勢で支持する自立状態支持構造を有している、車両用第2デッキ構築セット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両荷室構造に関し、また、その車両荷室構造を形成するための車両用第2デッキ構築セットに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1,2には、車両の荷室構造に関する技術が開示されている。下記特許文献1に記載された車両荷室構造は、1枚のボード部材の位置を底面位置と、その上側の位置との間で入れ換え可能とされ、その入れ換えを容易に行える構造となっている。また、下記特許文献2に記載された車両荷室構造は、荷室の前側のシートバックを前側に倒して広い空間を形成し、その空間に重量物や車輪を有する荷物等を運び込み易くした構造となっている。これらをはじめとして、車両の荷室構造は、ユーザーのニーズに応じて種々の態様が求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4111178号公報
特許第5209995号公報
特開2015―166231号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
荷室の前側に配されたシートのシートバックを前倒しして背面が略水平にすることが可能な車両において、荷室の容量を確保する目的で、前倒ししたシートバックの背面より低い高さに、荷室のフロア面が形成される場合がある。しかしながら、ユーザーによっては、上記特許文献3に記載された車両のように、フラットなスペースを広く確保することが重要視される場合もある。
【0005】
本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、広い荷室を確保した車両において、フラットなスペースを形成可能な車両荷室構造を提供することを課題とし、また、そのような車両荷室構造を形成するための車両用第2デッキ構築セットを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の車両荷室構造は、
背面が略水平となる状態まで前倒し可能なシートバックの後方に設けられ、前倒しした前記シートバックの前記背面より低い高さに設置される第1デッキボードと、
前記第1デッキボードの上方に重畳する位置で、前倒しした前記シートバックの前記背面と同じ高さ位置に設置可能な第2デッキボードと、
を備えたことを特徴とする。
【0007】
この構成の車両荷室構造は、第1デッキボードの上面がシートバックの背面より低い車両であっても、第2デッキボードを設置することで、シートバックと第2デッキボードとによって、比較的広いフラットな空間を車室内に形成することができ、車室内の使用の自由度を向上させることが可能である。また、この構成の車両荷室構造は、2段のデッキボードを設置することで、荷室内を大きく2つの階層に区分して、収納の自由度を向上させることができる。
【0008】
上記構成において、上面視で、前記第1デッキボードが、車幅方向において前記第2デッキボードの内側に納まる構造とすることができる。
【0009】
この構成の車両荷室構造によれば、前方側を起点として第2デッキボードを起こした状態あるいは第2デッキボードを取り外した状態とすることによって形成される開口部分から、第1デッキボードを起き上がらせること、あるいは、取り出すことが可能であり、第1デッキボード下の空間も有効に活用することができる。
【0010】
上記構成において、車幅方向に延びる姿勢で車室内の左右の側壁部に対して保持され、前記第2デッキボードの前方側を支持する前方側支持体と、前記前方側支持体の後方において車幅方向に延びる姿勢で配され、前記第2デッキボードの後方側を支持する後方側支持体と、前記第1デッキボードの左右の各々に位置して上方を向くフロア面の上に設置され、前記後方側支持体の両端部の各々を保持する一対の保持部材と、を備えた構成とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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