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公開番号
2025108880
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-24
出願番号
2024002375
出願日
2024-01-11
発明の名称
乗物用シート
出願人
トヨタ紡織株式会社
代理人
弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類
B60N
2/90 20180101AFI20250716BHJP(車両一般)
要約
【課題】ブラダの異物感を低減しつつ着座者のマッサージや姿勢制御を行える乗物用シートを提供すること。
【解決手段】シートクッションは、上側パッド10と、上側パッド10よりシート裏側に配置されて、膨張により上側パッド10をシート裏側から押圧するブラダ30と、ブラダ30をシート裏側から支持する下側パッド20と、を有する。上記構成によれば、上側パッド10がブラダ30よりシート表側に配置される。そのため、ブラダ30による異物感が生じにくい。そして下側パッド20の支持により、ブラダ30の膨張による圧力を上側パッド10に伝えやすい。これにより、ブラダ30の異物感を低減しつつ着座者のマッサージや姿勢制御を行える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
乗物用シートであって、
シートパッドと、
該シートパッドよりシート裏側に配置されて、膨張により前記シートパッドをシート裏側から押圧するブラダと、
該ブラダをシート裏側から支持するベースと、を有する乗物用シート。
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の乗物用シートであって、
前記シートパッドと前記ブラダの間に設けられて、前記ブラダの膨張により前記シートパッドをシート裏側から部分的に押圧する前記シートパッドより硬質な硬質部材を有する乗物用シート。
【請求項3】
請求項2に記載の乗物用シートであって、
前記硬質部材が、前記シートパッドのパッド裏面に沿って面状に延びて前記ブラダにシート裏側から押圧される座面部と、該座面部からシート表側に向かって突出し前記シートパッドをシート裏側から押圧する突出部と、を有する乗物用シート。
【請求項4】
請求項3に記載の乗物用シートであって、
前記硬質部材が、前記シートパッドのパッド裏面に形成される凹状の通気流路にシート裏側から蓋をする樹脂製の流路蓋とされ、
前記座面部が、前記流路蓋の前記パッド裏面に沿って延びる面状の蓋部とされ、
前記突出部が、前記流路蓋の前記蓋部から前記通気流路の流路内に突出する突起部とされる乗物用シート。
【請求項5】
請求項4に記載の乗物用シートであって、
前記流路蓋の前記突起部が、前記ブラダの収縮状態において、前記通気流路の凹みの底面にシート裏側から当接する乗物用シート。
【請求項6】
請求項4又は請求項5に記載の乗物用シートであって、
前記流路蓋の前記蓋部が、
前記ブラダによりシート裏側から押圧される受圧部と、
該受圧部から外れた非受圧部と、
前記受圧部と前記非受圧部との間を前記パッド裏面に沿う方向に延びる軸まわりに回転可能となるように連結するヒンジ部と、を有する乗物用シート。
【請求項7】
請求項6に記載の乗物用シートであって、
前記シートパッドが、前記通気流路を仕切るように前記通気流路の流路内に突出する仕切り壁を有し、
前記蓋部の前記非受圧部が、前記ブラダの収縮状態において、前記仕切り壁にシート裏側から当接する乗物用シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗物用シートに関する。詳しくは、着座者を弾性的に受け止めるシートパッドと、シートパッドに設けられて膨張により着座者のマッサージや姿勢制御を行うブラダと、を有する乗物用シートに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、クッションパッドと、クッションパッドの外周面に被せられるクッションカバーと、クッションパッドのパッド表面とクッションカバーの間に配置されるブラダと、を備えるシートクッションが開示されている。ブラダは、着座者の大腿部の位置に合わせて左右に配置される。ブラダは、その内部に空気が出し入れされることで膨張及び収縮する。膨張したブラダは、クッションカバーの一部分を着座面から突出させるように押し上げる。この押し上げにより、ブラダは着座者の大腿部をマッサージする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-56313号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記ブラダは、クッションパッドの上部に設けられる。ブラダはクッションパッドと比べて撓みにくく、異物感を生じる恐れがある。そこで、ブラダの異物感を低減しつつ着座者のマッサージや姿勢制御を行える乗物用シートを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明の乗物用シートは次の手段をとる。
【0006】
本発明の第1の発明は、乗物用シートであって、シートパッドと、該シートパッドよりシート裏側に配置されて、膨張により前記シートパッドをシート裏側から押圧するブラダと、該ブラダをシート裏側から支持するベースと、を有する乗物用シートである。上記構成によれば、シートパッドがブラダよりシート表側に配置される。そのため、ブラダによる異物感が生じにくい。そしてベースの支持により、ブラダの膨張による圧力をシートパッドに伝えやすい。これにより、ブラダの異物感を低減しつつ着座者のマッサージや姿勢制御を行える。
【0007】
本発明の第2の発明は、上記第1の発明において、前記シートパッドと前記ブラダの間に設けられて、前記ブラダの膨張により前記シートパッドをシート裏側から部分的に押圧する前記シートパッドより硬質な硬質部材を有する乗物用シートである。上記構成によれば、硬質部材がシートパッドを押圧できる。硬質部材はシートパッドよりも硬質なため、シートパッドの弾発力に抗して着座者を押圧しやすい。そのため、着座者に対して圧力を効果的に掛けられる。
【0008】
本発明の第3の発明は、上記第2の発明において、前記硬質部材が、前記シートパッドのパッド裏面に沿って面状に延びて前記ブラダにシート裏側から押圧される座面部と、該座面部からシート表側に向かって突出し前記シートパッドをシート裏側から押圧する突出部と、を有する乗物用シートである。上記構成によれば、座面部がブラダの膨張圧を広い範囲で受けることができる。また突出部により、シートパッドに対して圧力を効率よく掛けられる。例えば突出部の先端を小さくすれば、ブラダの大きさによらず着座者への入圧面積を小さくできる。これにより着座者の姿勢を崩しにくく、かつ指圧に近いマッサージを行える。
【0009】
本発明の第4の発明は、上記第3の発明において、前記硬質部材が、前記シートパッドのパッド裏面に形成される凹状の通気流路にシート裏側から蓋をする樹脂製の流路蓋とされ、前記座面部が、前記流路蓋の前記パッド裏面に沿って延びる面状の蓋部とされ、前記突出部が、前記流路蓋の前記蓋部から前記通気流路の流路内に突出する突起部とされる乗物用シートである。上記構成によれば、流路蓋の突起部が通気流路を通って、ブラダの膨張圧をシートパッドまで伝達できる。また蓋部に突起部を設けるだけの簡便な構成により、流路蓋を硬質部材として合理的に利用できる。
【0010】
本発明の第5の発明は、上記第4の発明において、前記流路蓋の前記突起部が、前記ブラダの収縮状態において、前記通気流路の凹みの底面にシート裏側から当接する乗物用シートである。上記構成によれば、突起部が、着座荷重による通気流路の潰れを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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