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公開番号
2025104744
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023222768
出願日
2023-12-28
発明の名称
乗物用サイドドアのドア構造
出願人
トヨタ紡織株式会社
,
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人暁合同特許事務所
主分類
B60J
5/04 20060101AFI20250703BHJP(車両一般)
要約
【課題】質量やコスト上昇を回避しつつ、プルハンドルの撓みを抑えることが可能な乗物用サイドドアのドア構造を提供する。
【解決手段】第1トリム部材22の乗物室内側に間隔をおいて設けられて第1トリム部材22との間にプルハンドルPHを形成する第2トリム部材33は、前後方向に長い長手状の部材であって、前側においてドアパネル12に対して固定される前側締結部36と、後側においてドアパネル12に対して固定される後側締結部37と、を有する。ドアパネル12に対して固定する形で設けられたパネル固定ユニット50を、第2トリム部材33の乗物室内側で、かつ、前側締結部36と後側締結部37との間に配し、第2トリム部材33に対して乗物室内側に向かう力が作用した場合に、第2トリム部材33がパネル固定ユニット50に当接する構成とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
乗物用サイドドアのドア構造であって、
当該乗物用サイドドアは、ドアパネルと、前記ドアパネルの乗物室内側を覆うドアトリムと、を備え、
前記ドアトリムは、前記ドアパネルを覆う主体となる第1トリム部材と、前記第1トリム部材の乗物室内側に間隔をおいて設けられて前記第1トリム部材との間にプルハンドルを形成する第2トリム部材と、を備え、
前記第2トリム部材は、前後方向に長い長手状の部材であって、前側において前記ドアパネルに対して固定される前側締結部と、後側において前記ドアパネルに対して固定される後側締結部と、を有し、
前記ドアトリムは、前記ドアパネルに対して固定的に設けられたパネル固定ユニットを含んで構成され、
前記パネル固定ユニットは、前記第2トリム部材の乗物室内側で、かつ、前記前側締結部と前記後側締結部との間に配されており、
前記第2トリム部材に対して乗物室内側に向かう力が作用した場合に、前記第2トリム部材が前記パネル固定ユニットに当接するように構成された乗物用サイドドアのドア構造。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
前記ドアトリムは、アームレストを有し、
前記第2トリム部材は、前記アームレストにおける乗物室外側の側壁の一部を形成するものとされ、
前記パネル固定ユニットは、当該乗物用サイドドアの開閉を乗物室内から行うためのインサイドハンドルユニットであり、前記アームレストに配されている、請求項1に記載の乗物用サイドドアのドア構造。
【請求項3】
前記ドアパネルには、乗物室内側に向かって張り出して上方を向く支持面を有するブラケットが固定されており、
前記インサイドハンドルユニットは、上下方向に回転操作可能なハンドル本体と、前記ハンドル本体を回動可能に保持するベースと、を備え、
前記ベースは、前記ハンドル本体の前方に、前記ドアパネルに取り付けるための取付部を有し、前記取付部において、前記第2トリム部材の前記前側締結部とともに、前記ブラケットの前記支持面上に締結されている、請求項2に記載の乗物用サイドドアのドア構造。
【請求項4】
前記ベースにおける前記ハンドル本体の後方側に、前記ベースの後端部の前記ブラケットに対する乗物室内外方向の変位を規制する変位規制部が設けられている、請求項3に記載の乗物用サイドドアのドア構造。
【請求項5】
前記ベースは、後端部に下方に向かって突出する突起部を有し、
前記ブラケットは、前記突起部が入り込む孔部を有し、
前記変位規制部は、前記突起部と前記孔部とを含んで構成されている、請求項4に記載の乗物用サイドドアのドア構造。
【請求項6】
前記ドアパネルは、アウタパネルとインナパネルとからなり、
前記インナパネルは、サービスホールを有しており、
前記第2トリム部材は、前記前側締結部が前記インナパネルにおける前記サービスホールの前方側の口縁部に対して締結されるとともに、前記後側締結部が前記サービスホールの後方側の口縁部に対して締結されている、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の乗物用サイドドアのドア構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗物用サイドドアのドア構造に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、乗物用サイドドアとして、車両用サイドドアのドアトリムが開示されている。ドアトリムには、肘等を載せることが可能なアームレストが設けられ、そのアームレストには、ドアを閉める操作を行うためのプルハンドルが設けられる場合がある。下記特許文献1に記載のドアトリムは、アームレストを形成する部材が、トリム本体部の車室内側に間隔をおいて設けられて、それらアームレストを形成する部材とトリム本体部との間にプルハンドルが形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-009520号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載のドアトリムにおいては、アームレストを形成する部材、詳しく言えば、車室外側を向いて乗員の指が引っ掛かる把持部を形成している部分が、車両前後方向に長く、乗員がプルハンドルを利用してサイドドアを閉じる場合に、比較的大きな荷重が加わって撓みが生じやすい。そのため、従来は、そのプルハンドルを形成する部分は、樹脂の材質をガラス繊維等に変更したり、板厚を大きくしたり、断面二次モーメントを大きくする断面形状としたり、プルハンドルの剛性を確保する対策が必要とされていた。しかしながら、そのような対策は、質量の増加やコストアップに繋がるという問題がある。
【0005】
本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、質量やコスト上昇を回避しつつ、プルハンドルの撓みを抑えることが可能な乗物用サイドドアのドア構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本願に開示される乗物用サイドドアのドア構造は、下記の構成とされている。
(1)乗物用サイドドアのドア構造であって、
当該乗物用サイドドアは、ドアパネルと、前記ドアパネルの乗物室内側を覆うドアトリムと、を備え、
前記ドアトリムは、前記ドアパネルを覆う主体となる第1トリム部材と、前記第1トリム部材の乗物室内側に間隔をおいて設けられて前記第1トリム部材との間にプルハンドルを形成する第2トリム部材と、を備え、
前記第2トリム部材は、前後方向に長い長手状の部材であって、前側において前記ドアパネルに対して固定される前側締結部と、後側において前記ドアパネルに対して固定される後側締結部と、を有し、
前記ドアトリムは、前記ドアパネルに対して固定する形で設けられたパネル固定ユニットを含んで構成され、
前記パネル固定ユニットは、前記第2トリム部材の乗物室内側で、かつ、前記前側締結部と前記後側締結部との間に配されており、
前記第2トリム部材に対して乗物室内側に向かう力が作用した場合に、前記第2トリム部材が前記パネル固定ユニットに当接するように構成された乗物用サイドドアのドア構造。
【0007】
本願に開示の乗物用サイドドアのドア構造においては、プルハンドルを形成する第2トリム部材が、前側締結部と後側締結部との間隔が大きく、乗員がプルハンドルを利用してサイドドアを閉じる場合に、それらの間で撓みが生じやすい。しかしながら、本願に開示の乗物用サイドドアのドア構造によれば、乗員がプルハンドルを利用してサイドドアを閉じる場合には、第2トリム部材がパネル固定ユニットに当接して、第2トリム部材の撓みが規制される。つまり、本願に開示の乗物用サイドドアのドア構造によれば、質量やコスト上昇を回避しつつ、プルハンドルの撓みを抑えることが可能となる。なお、本願に開示の乗物用サイドドアのドア構造において「パネル固定ユニット」は、スイッチベースやインサイドハンドルや照明装置など、特に限定されないが、従来からドアパネルに対して固定しているユニットであることが望ましく、そのようなユニットであれば、ユニットをドアパネルに対して固定するための部材や構造を追加する必要がないため、質量やコストの上昇を確実に抑えることができる。
【0008】
また、上記構成の乗物用サイドドアのドア構造において、以下に示す種々の態様とすることが可能である。
【0009】
(2)前記ドアトリムは、アームレストを有し、
前記第2トリム部材は、前記アームレストにおける乗物室外側の側壁の一部を形成するものとされ、
前記パネル固定ユニットは、当該乗物用サイドドアの開閉を乗物室内から行うためのインサイドハンドルユニットであり、前記アームレストに配されている、(1)項に記載の乗物用サイドドアのドア構造。
【0010】
インサイドハンドルは、乗員の操作時に大きな力が加わるものであり、ドアパネルに対して固定されることが望ましい。また、インサイドハンドルとプルハンドルとが、互いに近い位置に配されるため、サイドドアの開閉時の操作性が高いものとなる。つまり、インサイドハンドルユニットは、本願に開示の乗物用サイドドアのドア構造における「パネル固定ユニット」として好適である。
(【0011】以降は省略されています)
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