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公開番号2025091028
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023205983
出願日2023-12-06
発明の名称ポケット
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類B60N 3/12 20060101AFI20250611BHJP(車両一般)
要約【課題】インテグラルヒンジの側縁がポケット外面に露出しにくいポケットを提供すること。
【解決手段】取付け対象となるバックボード10に取り付けられるポケット1は、バックボード10との間で上向き開口の物入れを形成する面状のポケット本体2と、バックボード10に取り付けられる取付部3と、取付部3の下縁部3Dと下縁部3Dより下側に配置されるようにポケット本体2からポケット前方に延びる前方延長部2Aとの間をポケット本体2がポケット幅方向に延びる軸線Lのまわりに開閉可能となるように連結するインテグラルヒンジ4と、を有する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
取付け対象となる基材に取り付けられるポケットであって、
前記基材との間で上向き開口の物入れを形成する面状のポケット本体と、
前記基材に取り付けられる取付部と、
該取付部の下縁部と該下縁部より下側に配置されるように前記ポケット本体からポケット前方に延びる前方延長部との間を前記ポケット本体がポケット幅方向に延びる軸線のまわりに開閉可能となるように連結するインテグラルヒンジと、を有するポケット。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
請求項1に記載のポケットであって、
前記インテグラルヒンジが、前記取付部の前記下縁部と前記ポケット本体の前記前方延長部との前面間を、前記ポケット本体の閉状態においてポケット前方に湾曲状に張り出すように連結するポケット。
【請求項3】
請求項2に記載のポケットであって、
前記基材が、前記インテグラルヒンジとの干渉を回避する開口又は凹部を有するポケット。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれかに記載のポケットであって、
前記ポケット本体が、その閉状態において前記取付部の後面に沿ってポケット高さ方向に延びる沿面部を有するポケット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポケットに関する。詳しくは、取付け対象となる基材に取り付けられるポケットに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、シートバックの背裏部に小物入れとなる樹脂製のシートバックポケットが設けられた構成が開示されている。シートバックポケットは、そのポケット本体の前面下部にインテグラルヒンジを介してシートフレームに固定される固定部が形成された構成とされる。このような構成により、シートバックポケットは、ポケット本体をインテグラルヒンジのまわりに開閉することができるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-294071号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の構成では、インテグラルヒンジがポケット本体と固定部との下面間を連結していることから、その板厚の薄い側縁がシートバックポケットのポケット外面に露出する。そのため、このポケット外面に露出する側縁を保護するためのカバーを別途設けるなどの対応が必要となる。そこで、本発明は、インテグラルヒンジの側縁がポケット外面に露出しにくいポケットを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する手段として、本発明のポケットは、次の手段をとる。
【0006】
すなわち、本発明の第1の発明は、取付け対象となる基材に取り付けられるポケットであって、前記基材との間で上向き開口の物入れを形成する面状のポケット本体と、前記基材に取り付けられる取付部と、該取付部の下縁部と該下縁部より下側に配置されるように前記ポケット本体からポケット前方に延びる前方延長部との間を前記ポケット本体がポケット幅方向に延びる軸線のまわりに開閉可能となるように連結するインテグラルヒンジと、を有するポケットである。
【0007】
第1の発明によれば、インテグラルヒンジが、ポケット本体からポケット前方に延びる前方延長部と、それより上側に配置される取付部の下縁部と、の間を連結する構成となる。それにより、インテグラルヒンジが、ポケット本体の前方延長部よりも高い位置に形成されることとなる。その結果、インテグラルヒンジのポケット幅方向の側縁を、ポケット本体の下面や後面等のポケット外面に露出させにくくすることができる。
【0008】
本発明の第2の発明は、上記第1の発明において、前記インテグラルヒンジが、前記取付部の前記下縁部と前記ポケット本体の前記前方延長部との前面間を、前記ポケット本体の閉状態においてポケット前方に湾曲状に張り出すように連結するポケットである。
【0009】
第2の発明によれば、インテグラルヒンジをポケット内部、すなわち、ポケット本体と取付部との間の物入れの部分に張り出させないように設けることができる。
【0010】
本発明の第3の発明は、上記第2の発明において、前記基材が、前記インテグラルヒンジとの干渉を回避する開口又は凹部を有するポケットである。
(【0011】以降は省略されています)

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