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公開番号
2025091154
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-18
出願番号
2023206228
出願日
2023-12-06
発明の名称
剥離装置及び積層体の剥離方法
出願人
トヨタ紡織株式会社
代理人
弁理士法人暁合同特許事務所
主分類
B65H
41/00 20060101AFI20250611BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】積層体を構成する各層を確実に分離させることができる剥離装置、および剥離方法を提供する。
【解決手段】熱可塑性樹脂を含む第1層21と、第2層22と、を備える積層体20を搬送する搬送部30と、搬送部30により搬送される積層体20を加熱しつつ押圧することで、搬送部30の表面30Aに対して第1層21を溶着させる加熱プレス部50と、加熱プレス部50に対して、搬送部30による積層体20の搬送方向の下流側に配され、第2層22を第1層21から剥離する剥離部70と、搬送部30を振動させる振動部90と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
熱可塑性樹脂を含む第1層と、第2層と、を備える積層体を搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送される前記積層体を加熱しつつ押圧することで、前記搬送部の表面に対して前記第1層を溶着させる加熱プレス部と、
前記加熱プレス部に対して、前記搬送部による前記積層体の搬送方向の下流側に配され、前記第2層を前記第1層から剥離する剥離部と、
前記搬送部を振動させる振動部と、を備える、剥離装置。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
環状に配列される複数の前記搬送部を備え、
前記複数の搬送部の各々は、前記複数の搬送部の配列方向に沿って移動することが可能な構成である、請求項1に記載の剥離装置。
【請求項3】
前記搬送部は、熱伝導率が200W/m・K以上の材質で構成されている、請求項2に記載の剥離装置。
【請求項4】
前記搬送部は、周波数が0.6Hz以上の材質で構成されている、請求項2又は請求項3に記載の剥離装置。
【請求項5】
熱可塑性樹脂を含む第1層と、第2層と、を備える積層体を搬送部によって搬送しつつ、前記積層体を加熱しつつ押圧することで、前記搬送部の表面に対して前記第1層を溶着させる加熱プレス工程と、
前記加熱プレス工程の後に実行され、前記第2層を前記第1層から剥離する剥離工程と、
前記剥離工程の後に実行され、前記搬送部を振動させる振動工程と、を備える、積層体の剥離方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書で開示される技術は、剥離装置及び積層体の剥離方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、使用済みの積層体を再利用するために、積層体を構成する各層を分離させることが求められている。下記特許文献1には、バッキング層及び基布を備える積層体(タイルカーペット)を押圧固定手段で固定しつつ、剥離手段(基布剥取り手段)を用いてバッキング層から基布を剥ぎ取る剥離方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-147773号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1の剥離方法では、基布側の面を押圧することで積層体を固定しているため、基布の全面に剥離手段を接触させることが困難である。このため、基布の一部がバッキング層から剥離せず、バッキング層側に残ってしまう事態が懸念される。また、積層体を押圧して固定する方法では、剥離時に積層体が動いてしまい、剥離作業の妨げになる事態が懸念される。
【0005】
本明細書で開示される技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、積層体を構成する各層を確実に分離させることができる剥離装置、および剥離方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための手段として、本明細書で開示される剥離装置は、熱可塑性樹脂を含む第1層と、第2層と、を備える積層体を搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送される前記積層体を加熱しつつ押圧することで、前記搬送部の表面に対して前記第1層を溶着させる加熱プレス部と、前記加熱プレス部に対して、前記搬送部による前記積層体の搬送方向の下流側に配され、前記第2層を前記第1層から剥離する剥離部と、前記搬送部を振動させる振動部と、を備えることを特徴とする。
【0007】
搬送部に対して第1層を溶着させることで、積層体を搬送部に対して固定することができ、第1層から第2層を確実に剥離することができる。また、第2層側から押え付けて積層体を固定する必要がないため、第2層の全面に亘って、剥離部を当接させることができ、第2層の一部が第1層側に残る事態を抑制できる。さらに、第1層が溶着した状態の搬送部を振動部によって振動させることで、慣性によって第1層が搬送部の振動に追従できなくなり、搬送部から第1層を分離させることができる。これにより、第1層を搬送部から容易に取り外して回収することができる。
【0008】
また、環状に配列される複数の前記搬送部を備え、前記複数の搬送部の各々は、前記複数の搬送部の配列方向に沿って移動することが可能な構成であるものとすることができる。
【0009】
環状に配列された複数の搬送部を備えることで、複数の積層体を連続して搬送することができる。仮に、環状をなす搬送部を一つの部材で構成する場合には、搬送部を構成する材料を環状に屈曲させることが考えられる。このような構成では、搬送部を屈曲させ易い材質にする必要があり、材質が制限される。これに対して、上記構成では、複数の搬送部を環状に並べる構成としているため、材質の選択に係る自由度を高くすることができる。
【0010】
また、前記搬送部は、熱伝導率が200W/m・K以上の材質で構成されているものとすることができる。搬送部を容易に加熱することができ、搬送部に対して第1層をより確実に溶着させることができる。また、上記構成では、複数の搬送部を備えることで、材質の選択に係る自由度を高くすることができるため、熱伝導率が200W/m・K以上の材質を選択し易くなり、好適である。
(【0011】以降は省略されています)
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