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公開番号2025041946
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-26
出願番号2024231571,2020566927
出願日2024-12-27,2019-05-31
発明の名称B型肝炎ウイルス感染を治療するための併用療法
出願人サノフイ,SANOFI,エヴォテック・インターナショナル・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング,Evotec International GmbH
代理人個人,個人
主分類A61K 45/06 20060101AFI20250318BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】それを必要とする対象におけるB型肝炎ウイルス(HBV)感染を治療するための配合剤を提供する。
【解決手段】HBV感染の治療に使用するための、腫瘍壊死因子受容体スーパーファミリー(TNFRSF)アゴニストまたはその機能的断片と、インターフェロン(IFN)剤またはその機能的断片との配合剤とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
HBV感染の治療に使用するための、腫瘍壊死因子受容体スーパーファミリー(TNFRSF)アゴニストまたはその機能的断片と、インターフェロン(IFN)剤またはその機能的断片との配合剤。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
TNFRSFアゴニストまたはその機能的断片が、リンホトキシンアルファ3受容体アゴニスト、リンホトキシンベータ受容体アゴニスト、ヘルペスウイルス侵入メディエーターアゴニスト、アポトーシスの腫瘍壊死因子様受容体弱誘導因子アゴニスト、分化因子群40のアゴニスト、CD27アゴニスト、CD30アゴニスト、4-1BBアゴニスト、核因子κBの受容体活性化因子アゴニスト、Troyアゴニスト、およびOX40受容体アゴニスト、またはそれらの機能的断片からなる群から選択される、請求項1に記載の使用のための配合剤。
【請求項3】
TNFRSFアゴニストまたはその機能的断片が、CD40L、LTα3、LIGHTおよびTWEAK、またはそれらの機能的断片からなる群から選択される、請求項1または2に記載の使用のための配合剤。
【請求項4】
TNFRSFアゴニストまたはその機能的断片が、CD40L、LIGHTおよびTWEAK、またはそれらの機能的断片からなる群から選択される、請求項1~3のいずれか1項に記載の使用のための配合剤。
【請求項5】
TNFRSFアゴニストまたはその機能的断片が、CD40リガンド(CD40L)またはその機能的断片、アゴニスト抗CD40抗体、その機能的断片、またはその抗原結合断片、およびCD40リガンドまたはその機能的断片を含む融合タンパク質からなる群から選択されるCD40アゴニストまたはその機能的断片である、請求項1~4のいずれか1項に記載の使用のための配合剤。
【請求項6】
CD40Lが、六量体CD40Lまたは三量体CD40Lである、請求項5に記載の使用のための配合剤。
【請求項7】
TNFRSFアゴニストまたはその機能的断片が、ポリペプチドもしくはその機能的断片、抗体もしくはその機能的断片、またはその抗原結合断片である、請求項1~6のいずれか1項に記載の使用のための配合剤。
【請求項8】
TNFRSFアゴニストまたはその機能的断片が、前記TNFRSFアゴニストまたはその機能的断片を含む融合タンパク質として提供される、請求項1~7のいずれか1項に記載の使用のための配合剤。
【請求項9】
IFN剤またはその機能的断片が、I型IFN剤、II型IFN剤およびIII型IFN剤、またはそれらの機能的断片からなる群から選択される、請求項1~8のいずれか1項に記載の使用のための配合剤。
【請求項10】
IFN剤またはその機能的断片が、IFNα、IFNβ、IFNγもしくはIFNλ、またはそれらの機能的断片である、請求項1~9のいずれか1項に記載の使用のための配合剤。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、対象におけるB型肝炎ウイルス(HBV)感染を治療する方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
HBVは世界中で3億人以上が感染しており、肝疾患および肝癌の共通する原因である(非特許文献1)。HBVは、RNA中間体(プレゲノムRNA)を介して複製し、宿主ゲノムに組み込まれ得るレトロウイルスに類似した特殊な機能を有する小型DNAウイルスである。HBV複製サイクルの固有の機能は、感染細胞中にウイルスが存続する明確な能力を付与する。HBV感染は、急性(劇症肝不全を含む)から慢性肝炎、肝硬変および肝細胞癌腫まで広範な肝疾患をもたらす。急性HBV感染は、無症候性であるかまたは症候性急性肝炎を呈することがある。HBVに感染した小児の90~95%および成人の5~10%はウイルスを除去できず、慢性的に感染するようになる。多数の慢性的な感染者は軽度の肝疾患を有し、長期の罹病または死亡はほとんどないかまたは全くない。慢性HBV感染を有する他の個人は活動性疾患を発症し、肝硬変および肝癌に進行することがある。これらの患者には注意深いモニタリングが必要であり、治療的介入が必要とされる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Liang(2009年) Hepatology 49巻:S13
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
細胞においてHBV感染を調節することによってHBV感染を治療する新しい方法が必要である。特に、HBV感染細胞のHBVウイルス負荷を効果的に断絶させ、HBV感染細胞における共有結合で閉じた環状HBV DNAの転写を減少させ、および/またはHBV感染細胞におけるプレゲノムHBV RNA量を減少させる方法が必要である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、腫瘍壊死因子受容体スーパーファミリー(TNFRSF)アゴニスト(例えば、TNFRSFのメンバーに対する指向性をもたせたアゴニスト抗体、限定されないが、その天然リガンドを含む可溶性TNFRSFアゴニスト)またはその機能的断片と、インターフェロン(IFN)剤またはその機能的断片との配合剤を用いて、対象におけるHBV感染を治療するための新規な方法の発見に基づく。本明細書に記載される新規な方法は、HBV感染細胞におけるプレゲノムRNA(pgRNA)への共有結合で閉じた環状DNA(cccDNA)の転写を減少させるのに有用であり、これは、HBV感染細胞によるHBVタンパク生成を低下させ、最終的にはHBV感染細胞のウイルス負荷を低下させる。
【0006】
一態様では、HBV感染の治療に使用するための、腫瘍壊死因子受容体スーパーファミリー(TNFRSF)アゴニストまたはその機能的断片と、インターフェロン(IFN)剤またはその機能的断片との配合剤が提供される。
【0007】
特定の実施形態では、TNFRSFアゴニストまたはその機能的断片は、リンホトキシンアルファ3受容体アゴニスト、リンホトキシンベータ受容体アゴニスト、ヘルペスウイルス侵入メディエーターアゴニスト、アポトーシスの腫瘍壊死因子様受容体弱誘導因子アゴニスト、分化因子群(cluster of differentiation fa
ctor)40アゴニスト、CD27アゴニスト、CD30アゴニスト、4-1BBアゴニスト、核因子κBの受容体活性化因子アゴニスト、Troyアゴニスト、およびOX40受容体アゴニスト、またはそれらの機能的断片からなる群から選択される。
【0008】
特定の実施形態では、TNFRSFアゴニストまたはその機能的断片は、CD40L、LTα3、LIGHTおよびTWEAKまたはそれらの機能的断片からなる群から選択される。特定の実施形態では、TNFRSFアゴニストまたはその機能的断片は、CD40L、LIGHTおよびTWEAKまたはそれらの機能的断片からなる群から選択される。
【0009】
特定の実施形態では、TNFRSFアゴニストまたはその機能的断片は、CD40リガンド(CD40L)またはその機能的断片、アゴニスト抗CD40抗体、その機能的断片またはその抗原結合断片、およびCD40リガンドまたはその機能的断片を含む融合タンパク質からなる群から選択されるCD40アゴニストまたはその機能的断片である。特定の実施形態では、CD40Lは、六量体CD40Lまたは三量体CD40Lである。
【0010】
特定の実施形態では、TNFRSFアゴニストまたはその機能的断片は、ポリペプチドもしくはその機能的断片、抗体もしくはその機能的断片またはその抗原結合断片である。
(【0011】以降は省略されています)

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