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公開番号
2025072440
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-09
出願番号
2025014698,2023560003
出願日
2025-01-31,2023-04-05
発明の名称
IL-6Rアンタゴニストを投与することによってリウマチ性多発筋痛症を処置するための組成物および方法
出願人
リジェネロン・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッド
,
REGENERON PHARMACEUTICALS, INC.
,
サノフィ・バイオテクノロジー
代理人
個人
,
個人
主分類
C07K
16/28 20060101AFI20250430BHJP(有機化学)
要約
【課題】有害な副作用のより少ないリウマチ性多発筋痛症(PMR)を処置するための組成物を提供する。
【解決手段】IL-6受容体に特異的に結合する抗体またはその抗原結合断片であって、リウマチ性多発筋痛症(PMR)の処置を必要とする対象においてPMRを処置するための方法に使用するための、抗体またはその抗原結合断片が提供される。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
IL-6受容体に特異的に結合する抗体またはその抗原結合断片であって、リウマチ性多発筋痛症(PMR)の処置を必要とする対象においてPMRを処置するための方法に使用するための、抗体またはその抗原結合断片。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
対象は、ステロイドに不応性であるかまたはステロイド漸減に不応性であるPMRを有する、請求項1に記載の使用のための抗体またはその抗原結合断片。
【請求項3】
対象は、ステロイドに対して不十分な反応を有したか、またはステロイド漸減に耐えることができない、請求項1または2に記載の使用のための抗体またはその抗原結合断片。
【請求項4】
ステロイドはコルチコステロイドを含む、請求項2または3に記載の使用のための抗体またはその抗原結合断片。
【請求項5】
コルチコステロイドはプレドニゾンを含む、請求項4に記載の使用のための抗体またはその抗原結合断片。
【請求項6】
対象は、7.5mg/日以上、および/または25mg/日以下もしくは20mg/日以下の用量のプレドニゾンで以前に処置されている、請求項5に記載の使用のための抗体またはその抗原結合断片。
【請求項7】
別の治療剤と併用して投与される、請求項1~6のいずれか一項に記載の使用のための抗体またはその抗原結合断片。
【請求項8】
治療剤はコルチコステロイドを含む、請求項7に記載の使用のための抗体またはその抗原結合断片。
【請求項9】
コルチコステロイドはプレドニゾンを含む、請求項8に記載の使用のための抗体またはその抗原結合断片。
【請求項10】
プレドニゾンは約15mg/日の用量で投与される、請求項9に記載の使用のための抗体またはその抗原結合断片。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願
本出願は、2022年4月6日に出願された米国仮特許出願第63/327,850号、2022年6月9日に出願された同第63/350,761号、2022年7月14日に出願された同第63/389,317号、2022年11月9日に出願された同第63/424,035号、2022年11月11日に出願された同第63/424,627号、2023年2月14日に出願された同第63/445,329号、2023年2月14日に出願された同第63/445,331号、および2023年2月23日に出願された同第63/447,796号に対する優先権を主張する。これらの出願のそれぞれの開示はすべて、その全体が参照により本明細書に組み入れられる。
続きを表示(約 2,400 文字)
【0002】
分野
本開示は、リウマチ性多発筋痛症(PMR)の治療処置の分野に関する。より具体的には、本開示は、リウマチ性多発筋痛症を処置するための、インターロイキン-6受容体(IL-6R)アンタゴニスト、例えば、抗IL-6R抗体の使用に関する。
【背景技術】
【0003】
リウマチ性多発筋痛症(PMR)は、肩、首および骨盤帯の疼痛および朝のこわばりを特徴とする原因不明の慢性炎症性疾患であり、しばしば微熱、疲労、倦怠感、および体重減少を伴う。本疾患の衰弱作用は、PMR患者の生活の質に重大な影響を及ぼす可能性がある。これには典型的には50歳以上の人が罹患し、その有病率は年齢および集団によって異なる(非特許文献1)。2008年には、米国におけるPMRの症例数は711,000例と推定された(非特許文献2)。有病率は男性よりも女性で高く、年齢とともに劇的に増加する。米国におけるPMRに関する唯一の集団ベースの研究に基づくと、有病率は50~54歳の人の10万人当たり21人から、90歳以上の人の10万人当たり4,070人までの範囲であった(非特許文献2)。欧州では、南欧の集団と比較して北欧の集団で高い割合が認められている。50歳以上の患者では、年間発生率はスウェーデンで50人/100,000人、デンマークで68人/100,000人だったのに対して、イタリアでは13人/100,000人、スペインでは14~19人/100,000人であった(非特許文献1)。
【0004】
その原因は不明であるが、遺伝的要因および環境的要因の両方が関与すると考えられている。関節およびその周囲の滑液包の炎症が、PMRに伴う疼痛およびこわばりの症状を引き起こすことが、研究から示唆されている。確定的な検査はないが、PMRの臨床診断に役立つガイドラインがある(非特許文献3)。
【0005】
PMRは典型的には、低用量のコルチコステロイド(CS)で処置されるが、ステロイド依存性であるか、症状の再発なしにプレドニゾンまたは同等物を10mg/日未満に漸減することができず、このため長期ステロイド療法の合併症のリスクがある患者のサブセットが存在する。2015年の米国リウマチ学会/欧州リウマチ学会(ACR/EULAR)ガイドラインでは、推奨される最小有効開始用量は、プレドニゾン(または同等物)の1日12.5~25mgの範囲内である(非特許文献4)。平均処置期間はおよそ2~3年間である。緩徐な漸減を伴うCSは、ほとんどの患者で症状を急速に軽減する。しかし、1件の報告(非特許文献3)では、CSで処置されたPMR患者のほぼ半数が、疾患活動性の臨床検査および臨床マーカーに基づけば、十分には反応を示さない。別の報告では、ベースラインのプレドニゾン用量が10mg/日を上回った患者のうち、1年時に寛
解が得られたのはわずか30%であった(非特許文献5)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
Gonzalez,G.ら、2009年、Arthritis Rheum.61(10):1454~61頁
Lawrence,R.C.ら、「Estimates of the prevalence of arthritis and other rheumatic conditions in the United States、Part II」、Arthritis Rheum.2008年;58(1):26~35頁
Dasgupta,B.ら、2010年、Rheumatology.49(1):186~90頁
Dejaco,C.ら、2017年、Rheumatology.56(4):506~15頁
Caporali,R.ら、2004年、Ann Intern Med.141(7):493~500頁
Chatzigeorgiou Cら、「Comorbidity in polymyalgia rheumatica」、Reumatismo.2018年3月、27;70(1):35~43頁
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
PMRに対する現在の処置プロトコールには、長期経口グルココルチコイド療法が含まれる。長期経口グルココルチコイド療法の欠点の1つは、併存疾患との関連の可能性である(非特許文献6)。有害な副作用のより少ないPMRの有効な処置が依然として必要である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一態様では、リウマチ性多発筋痛症(PMR)の処置を必要とする対象においてPMRを処置するための方法であって、IL-6受容体に特異的に結合する抗体またはその抗原結合断片の有効量を投与することを含む方法が提供される。
【0009】
ある特定の例示的な実施形態では、対象は、ステロイドに不応性であるかまたはステロイド漸減に不応性であるPMRを有する。ある特定の例示的な実施形態では、対象は、ステロイドに対して不十分な反応を有したか、またはステロイド漸減に耐えることができない。
【0010】
ある特定の例示的な実施形態では、ステロイドはコルチコステロイドを含む。ある特定の例示的な実施形態では、コルチコステロイドはプレドニゾンを含む。ある特定の例示的な実施形態では、対象は、7.5mg/日以上、および/または25mg/日以下もしくは20mg/日以下の用量のプレドニゾンで以前に処置されている。
(【0011】以降は省略されています)
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