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公開番号2024179623
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023098609
出願日2023-06-15
発明の名称エレベータ
出願人フジテック株式会社
代理人弁理士法人藤本パートナーズ
主分類B66B 11/08 20060101AFI20241219BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】制動部の作動時に生じる振動が巻上機に伝わることを抑えたエレベータを提供する。
【解決手段】本発明は、昇降路に沿って移動可能なかごと、前記かごに接続された主索と、前記主索を駆動する巻上機と、前記巻上機に取り付けられており、前記巻上機の駆動を制御する制動部と、前記制動部と前記巻上機との間に設けられ、前記制動部から前記巻上機に伝わる振動を減衰する減衰部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
昇降路に沿って移動可能なかごと、
前記かごに接続された主索と、
前記主索を駆動する巻上機と、
前記巻上機に取り付けられており、前記巻上機の駆動を制御する制動部と、
前記制動部と前記巻上機との間に設けられ、前記制動部から前記巻上機に伝わる振動を減衰する減衰部と、を備える、エレベータ。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記減衰部は、前記巻上機に対する前記制動部の位置を固定するよう構成される、請求項1に記載のエレベータ。
【請求項3】
前記減衰部は、前記制動部から前記巻上機までの振動の伝達経路を有し、
前記伝達経路の長さは、前記制動部と前記巻上機との直線距離よりも長い、請求項1又は請求項2に記載のエレベータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、巻上機に制動部が設けられたエレベータに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
エレベータの巻上機として、シーブを備えるとともに、シーブに掛けた主索からかごと釣合錘とを吊り下げる巻上機が知られている(特許文献1)。この巻上機には、ブレーキが設けられている。図5に示すように、このブレーキ9は、巻上機のシーブ900と連動して回転する回転体90と、回転体90に対して接離可能に設けられるライニング91と、ライニング91を回転体90から離間させる力を生じさせるアクチュエータ92と、を備える。また、ブレーキ9は、ライニング91が取り付けられるキャリパー93と、キャリパー93が取り付けられるレバー94と、レバー94を介してライニング91を回転体90に押し付ける付勢部材95と、を備える。
【0003】
アクチュエータ92は、図6に示すように、一方向に移動可能に設けられた可動鉄心920と、可動鉄心920の周囲に配置されるコイル921と、を備える。また、アクチュエータ92は、可動鉄心920及びコイル921を覆うケーシング922と、ケーシング922内で可動鉄心920に対して同心で連結され且つケーシング922から突出した作動軸923と、を備える。
【0004】
この巻上機は、かごが昇降するときには、ブレーキ9を開放した状態で、安全や乗客の快適性を考慮した目標速度になるようにトルクを制御し、シーブを回転させることにより、かごと釣合錘とを昇降させる。また、巻上機は、かごが停止階に到着するときには、ブレーキ9を開放した状態で、同様にトルクを制御し、滑らかにかごを停止させた後に、ブレーキ9が締結される。
【0005】
かごを昇降させる場合、具体的には、アクチュエータ92のコイル921が通電状態にされる。そうすると、コイル921が励磁され、コイル921によって形成された磁界が可動鉄心920を一方向(図6における左方向)に移動させようとする。そして、可動鉄心920を移動させようとする一方向の力が、付勢部材95によって付勢されたレバー94を押し返すことのできる力になると、可動鉄心920が一方向に移動し、作動軸923も一方向に移動する。これに伴い、作動軸923がレバー94を押し、レバー94を回転体90から離間する側に傾倒させ、ライニング91を回転体90から離間させる(図5参照)。これにより、ブレーキ9による回転体90の締結が解除され、回転体90に連結されたシーブが、該回転体90に連結されたモータの駆動を受けて回転し、かごを昇降させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-043776号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記エレベータでは、アクチュエータ92の作動軸923が一方向に移動するときに、可動鉄心920がケーシング922と衝突することにより衝撃(振動)が生じることがある。このブレーキ9の作動時の衝撃が巻上機に伝わることにより、ブレーキ9が巻上機の加振源となることがある。具体的には、ブレーキ9が作動する際の振動が巻上機に伝わることにより、巻上機で生じる騒音が乗場やかご内に空気伝搬したり、この騒音が建物に固体伝搬したりするおそれがあった。
【0008】
本発明は、制動部の作動時に生じる振動が巻上機に伝わることを抑えたエレベータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のエレベータは、
昇降路に沿って移動可能なかごと、
前記かごに接続された主索と、
前記主索を駆動する巻上機と、
前記巻上機に取り付けられており、前記巻上機の駆動を制御する制動部と、
前記制動部と前記巻上機との間に設けられ、前記制動部から前記巻上機に伝わる振動を減衰する減衰部と、を備える。
【0010】
かかる構成によれば、制動部と巻上機との間に減衰部が設けられていることで、制動部で生じた振動が巻上機に伝わるときに減衰部で減衰されるため、巻上機に伝わる振動が抑えられる。
(【0011】以降は省略されています)

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