TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024179296
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023098035
出願日
2023-06-14
発明の名称
接合部材
出願人
クリナップ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F16B
12/02 20060101AFI20241219BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】接着剤を用いることなく板材同士を短時間で接合できる接合部材を提供する。
【解決手段】実施形態における接合部材1は、第1主面111を切り欠いた第1凹部113を有する第1板材110と第2主面121を切り欠いた第2凹部123を有する第2板材120とを接合するための接合部材1であって、揺動軸部2と、揺動軸部2の揺動中心の延伸方向において互いに異なる位置から延伸される第1延伸部3と第2延伸部4と、を備える。揺動軸部2は、互いに対向して配置された第1凹部113と第2凹部114とに挿入可能であり、第1延伸部3は、第1凹部113と第2凹部114とに揺動軸部2が挿入された状態で揺動軸部2を中心に揺動させることで、第1凹部113に嵌合可能であり、第2延伸部4は、第1凹部113と第2凹部114とに揺動軸部2が挿入された状態で揺動軸部2を中心に揺動させることで、第2凹部114に嵌合可能である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1板材の第1主面を切り欠いた第1凹部を有する前記第1板材と第2板材の第2主面を切り欠いた第2凹部を有する前記第2板材とを接合するための接合部材であって、
揺動軸部と、
前記揺動軸部の揺動中心の延伸方向において互いに異なる位置から延伸される第1延伸部と第2延伸部と、を備え、
前記揺動軸部は、互いに対向して配置された前記第1凹部と前記第2凹部とに挿入可能であり、
前記第1延伸部は、前記第1凹部と前記第2凹部とに前記揺動軸部が挿入された状態で前記揺動軸部を中心に揺動させることで、前記第1凹部に嵌合可能であり、
前記第2延伸部は、前記第1凹部と前記第2凹部とに前記揺動軸部が挿入された状態で前記揺動軸部を中心に揺動させることで、前記第2凹部に嵌合可能であること
を特徴とする接合部材。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
前記揺動軸部は、前記第1端面から離間されて前記第1主面に形成される前記第1凹部を構成する第1孔部と、前記第2端面から離間されて前記第2主面に形成される前記第2凹部を構成する第2孔部とに挿入可能であり、
前記第1延伸部は、前記第1孔部から前記第1板材の第1端面に向けて前記第1主面を切り欠いた第1開口部に挿入可能であり、
前記第2延伸部は、前記第2孔部から前記第2板材の第2端面に向けて前記第2主面を切り欠いた第2開口部に挿入可能であり、
前記第1延伸部は、前記第1開口部よりも板厚方向の内側に前記第1開口部の幅よりも拡幅された第1溝において、前記揺動軸部を中心に前記第1延伸部を揺動させることで、前記第1溝に嵌合可能であり、
前記第2延伸部は、前記第2開口部よりも板厚方向の内側に前記第2開口部の幅よりも拡幅された第2溝において、前記揺動軸部を中心に前記第2延伸部を前記第1延伸部の揺動方向と同一方向に揺動させることで、前記第2溝に嵌合可能であること
を特徴とする請求項1記載の接合部材。
【請求項3】
前記第2延伸部は、前記第1延伸部が揺動したとき、前記第1延伸部の揺動方向と同一方向に揺動可能であること
を特徴とする請求項1記載の接合部材。
【請求項4】
前記第2延伸部は、前記第1延伸部に向けて突出された突起部を有すること
を特徴とする請求項1記載の接合部材。
【請求項5】
前記第2延伸部の延伸方向の長さは、前記第1延伸部の延伸方向の長さより長いこと
を特徴とする請求項1記載の接合部材。
【請求項6】
前記第1凹部と前記第2凹部との少なくとも何れかに挿入される間詰め材を更に備えること
を特徴とする請求項1記載の接合部材。
【請求項7】
前記第2延伸部は、前記揺動軸部の揺動中心を通り前記第1延伸部の延伸方向を法線とする第1基準面としたとき、前記第1基準面を隔てて前記第1延伸部が延伸される側に延伸されること
を特徴とする請求項1記載の接合部材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、第1板材の第1主面と第2板材の第2主面とを接合するための接合部材に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、キャビネットに使われている側板等の板材同士を接合する構造においては、板材の接合部にダボを取り付け、接着剤を塗布することが一般的に行われている。この際、塗布する接着剤の量や、木質のダボの乾燥状態による接着剤の吸収度合い等によって、板材同士の接合強度にバラつきが生じるおそれがある。また、ダボに塗布した接着剤が硬化するまでに養生時間が必要となる。このため、接合が完了するまでに時間がかかる。
【0003】
そこで、接着剤を用いずに板材同士を接合する技術として、例えば特許文献1が開示されている。
【0004】
特許文献1には、第1の収納具と第2の収納具とを接続するために用いられるジョイント機構であって、第1の収納具の外壁に設けたジョイント収納孔の内部に収納されその全体を第1の収納具の外壁の厚さ寸法内に配することが可能な第1の要素と、第2の収納具の外壁に設けたジョイント収納孔の内部に収納されその全体を第2の収納具の外壁の厚さ寸法内に配することが可能な第2の要素とを備え、前記第1の要素の雄部材と第2の要素の雌部材とをそれぞれ第1及び第2の収納具の外壁の厚さ寸法内に配した状態から互いに接近させて相対回転させることにより第1の収納具と第2の収納具とを連結することを特徴とするジョイント機構が開示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-170621号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特許文献1の開示技術では、前記第1の要素の雄部材と第2の要素の雌部材とをそれぞれ第1及び第2の収納具の外壁の厚さ寸法内に配した状態から互いに接近させて相対回転させることにより第1の収納具と第2の収納具とを連結する。雄部材と雌部材とを相対回転させる必要があるため、接合に時間がかかる。
【0007】
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、接着剤を用いることなく板材同士を短時間で接合できる接合部材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る接合部材は、第1板材の第1主面を切り欠いた第1凹部を有する前記第1板材と第2板材の第2主面を切り欠いた第2凹部を有する前記第2板材とを接合するための接合部材であって、揺動軸部と、前記揺動軸部の揺動中心の延伸方向において互いに異なる位置から延伸される第1延伸部と第2延伸部と、を備え、前記揺動軸部は、互いに対向して配置された前記第1凹部と前記第2凹部とに挿入可能であり、前記第1延伸部は、前記揺動軸部を中心に揺動させることで、前記第1凹部に嵌合可能であり、前記第2延伸部は、前記揺動軸部を中心に揺動させることで、前記第2凹部に嵌合可能であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、接着剤を用いることなく板材同士を短時間で接合できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、第1実施形態における接合部材が用いられるキャビネットの一例を示す斜視図である。
図2は、第1実施形態における接合部材が用いられる板材の接合構造の一例を分解して示す斜視図である。
図3は、第1実施形態における接合部材が設けられる第1板材の一例を示す図であり、図3(a)は、第1端面側から示す図であり、図3(b)は、第1主面側から示す図である。
図4は、第1実施形態における接合部材が設けられる第2板材の一例を示す図であり、図4(a)は、第2端面側から示す図であり、図4(b)は、第2主面側から示す図である。
図5は、第1実施形態における接合部材の一例を示す図であり、図5(a)は、揺動中心の延伸方向に交わる方向から示す図であり、図5(b)は、揺動中心の延伸方向に沿う方向から示す図である。
図6は、第1実施形態における接合部材を用いた板材の接合方法において揺動軸部を第1凹部に挿入した状態を示す図であり、図6(a)は、第1端面側から示す図であり、図6(b)は、図6(a)のA-A断面図である。
図7は、第1実施形態における接合部材を用いた板材の接合方法において揺動軸部を第2凹部に挿入した状態を示す図であり、図7(a)は、第2端面側から示す図であり、図7(b)は、図7(a)のB-B断面図である。
図8は、第1実施形態における接合部材を用いた板材の接合方法において第1延伸部と第2延伸部を揺動した後の状態を第1端面側から示す図である。
図9(a)は、図8のC-C断面図であり、図9(b)は、図8のD-D断面図である。
図10(a)は、第2実施形態における接合部材を用いた板材の接合構造を第1端面側から示す図であり、図10(b)は、図10(a)のE-E断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
保持機
2か月前
個人
回転伝達機構
5か月前
個人
免震留具
1か月前
個人
振り子式免震装置
2か月前
株式会社フジキン
配管
4か月前
個人
ネジの緩み防止装置
2か月前
個人
ロックナット
4か月前
藤井電工株式会社
フック
2か月前
個人
緩み防止ナット
3か月前
個人
リンクプレート
5か月前
株式会社テイエルブイ
自動弁
2か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
1か月前
マフレン株式会社
自動給脂器
5か月前
株式会社テイエルブイ
排気弁
3か月前
横浜ゴム株式会社
管継手
4か月前
日動電工株式会社
保持具
2か月前
株式会社キッツ
逆止め弁
3か月前
未来工業株式会社
固定体
1か月前
株式会社不二工機
電動弁
1か月前
株式会社フジキン
バルブ
2か月前
株式会社ナベル
直動機構
1か月前
個人
配管用エルボカバー
2か月前
株式会社不二工機
電磁弁
2か月前
株式会社三五
ドライブシャフト
4か月前
株式会社不二工機
電動弁
4か月前
北村精工株式会社
固定具
5か月前
スズキ株式会社
防振装置
4か月前
井関農機株式会社
作業車両
24日前
株式会社トヨックス
可撓管
1か月前
個人
クラッチシェル保護板
4か月前
株式会社PILLAR
継手
12日前
三和テッキ株式会社
配管固定装置
5か月前
中国電力株式会社
配管接続具
5か月前
因幡電機産業株式会社
取付具
1か月前
カヤバ株式会社
シリンダ装置
3か月前
鹿島建設株式会社
摩擦ダンパ
2か月前
続きを見る
他の特許を見る