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公開番号2024178557
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-25
出願番号2023096773
出願日2023-06-13
発明の名称列車ダイヤ変更支援装置及び列車ダイヤ変更支援方法
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人ウィルフォート国際特許事務所
主分類B61L 27/12 20220101AFI20241218BHJP(鉄道)
要約【課題】回生電力をより確実に活用することが可能な列車ダイヤ変更支援装置を提供する。
【解決手段】改善候補算出部202は、列車ダイヤ情報3に係る各列車の走行中に使用された回生電力量の変動履歴を示す回生電力量情報6と列車ダイヤ情報3とを用いて、回生電力量の使用率が基準よりも低い時間範囲において、到着時刻と出発時刻との差が一定値以下となる互いに異なる列車の組み合わせのそれぞれを改善候補として選択する。列車ダイヤ変更部203は、列車ダイヤ情報3に対して改善候補に含まれる列車の到着時刻及び出発時刻の少なくとも一方を変更した変更ダイヤ情報を生成する。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
複数の列車の運行計画を示す列車ダイヤ情報の変更を支援する列車ダイヤ変更支援装置であって、
前記列車ダイヤ情報に係る各列車の走行中に使用された回生電力量の変動履歴を示す回生電力量情報と前記列車ダイヤ情報とを用いて、前記回生電力量の使用率が基準よりも低い時間範囲において、到着時刻と出発時刻との差が一定値以下となる互いに異なる列車の組み合わせのそれぞれを改善候補として選択する候補選択部と、
前記列車ダイヤ情報に対して前記改善候補に含まれる列車の到着時刻及び出発時刻の少なくとも一方を変更した変更ダイヤ情報を生成するダイヤ変更部と、を有する列車ダイヤ変更支援装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記ダイヤ変更部は、前記改善候補を示す画面を表示し、ユーザから指定された前記改善候補に含まれる列車の到着時刻及び出発時刻の少なくとも一方を変更する、請求項1に記載の列車ダイヤ変更支援装置。
【請求項3】
前記列車ダイヤ情報に係る各列車の走行中に消費された消費電力量の変動履歴を示す走行実績情報と、変電所が前記列車に供給した電力量である送電量の変動履歴を示す送電履歴情報とに基づいて、前記回生電力量情報を算出する回生電力算出部をさらに有する、請求項1に記載の列車ダイヤ変更支援装置。
【請求項4】
前記回生電力量情報は、各列車に電力を供給する変電所のき電区間ごとに前記回生電力量の履歴を示し、
前記候補選択部は、前記き電区間ごとに前記改善候補を選択する、請求項1に記載の列車ダイヤ変更支援装置。
【請求項5】
前記候補選択部は、所定の時間範囲における到着時刻と出発時刻との差が一定値以下となる互いに異なる列車の組み合わせにおいて、当該所定の時間範囲に到着時刻を有する列車の数に所定の定数を乗算した値が当該所定の時間範囲における前記回生電力量よりも所定値以上大きい場合、前記回生電力量の使用率が基準よりも低いと判断する、請求項1に記載の列車ダイヤ変更支援装置。
【請求項6】
前記候補選択部は、前記回生電力量の使用率が基準よりも低い時間範囲において、当該時間範囲に到着時刻を有する列車と、当該列車のブレーキタイミングから一定値を引いた時刻から当該列車の到着時刻に一定値を加えた時刻までの間に出発時刻を有する列車との組み合わせをさらに前記改善候補として選択する、請求項1に記載の列車ダイヤ変更支援装置。
【請求項7】
前記候補選択部は、車両形式が所定の条件を満たす列車の中から、前記改善候補を選択する、請求項1に記載の列車ダイヤ変更支援装置。
【請求項8】
複数の列車の運行計画を示す列車ダイヤ情報の変更を支援する列車ダイヤ変更支援装置による列車ダイヤ変更支援方法であって、
前記列車ダイヤ情報に係る各列車の走行中に使用された回生電力量の変動履歴を示す回生電力量情報と前記列車ダイヤ情報とを用いて、前記回生電力量の使用率が基準よりも低い時間範囲において、到着時刻と出発時刻との差が一定値以下となる互いに異なる列車の組み合わせのそれぞれを改善候補として選択し、
前記列車ダイヤ情報に対して前記改善候補に含まれる列車の到着時刻及び出発時刻の少なくとも一方を変更した変更ダイヤ情報を生成する、列車ダイヤ変更支援方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、列車ダイヤ変更支援装置及び列車ダイヤ変更支援方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
環境意識の高まり並びに電力費用の高騰などにより、鉄道事業者においても消費電力量の削減が重視されている。鉄道事業者では、通常、事業全体の消費電力量のうち列車の走行に関わる消費電力量が最も大きくなるため、列車の走行に関わる消費電力量の削減が課題となっている。
【0003】
これに対して特許文献1には、列車で発生する回生電力を有効活用することで消費電力量を低減するための技術が開示されている。この技術では、列車のダイヤなどからき電区間ごとの単位時間当たりの回生電力の使用率が算出され、その回生電力の使用率が閾値以下となる時間及び場所が通知される。これにより、回生電力の使用率が低い時間と場所を知ることが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-017034号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、回生電力の使用率が低い時間と場所を知ることができるだけなので、回生電力を有効に活用することが難しいことがある。例えば、回生電力を活用するためには、列車の発着時刻などを調整する必要があるが、回生電力の使用率が低い時間と場所によっては、列車の発着時刻を大幅に変更しなければならなくなる。このような場合、回生電力を活用するために列車の発着時刻を変更することは現実的には難しく、結果として回生電力を活用することができない。
【0006】
本開示の目的は、回生電力をより確実に活用することが可能な列車ダイヤ変更支援装置及び列車ダイヤ変更支援方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に従う列車ダイヤ変更支援装置は、複数の列車の運行計画を示す列車ダイヤ情報の変更を支援する列車ダイヤ変更支援装置であって、前記列車ダイヤ情報に係る各列車の走行中に使用された回生電力量の変動履歴を示す回生電力量情報と前記列車ダイヤ情報とを用いて、前記回生電力量の使用率が基準よりも低い時間範囲において、到着時刻と出発時刻との差が一定値以下となる互いに異なる列車の組み合わせのそれぞれを改善候補として選択する候補選択部と、前記列車ダイヤ情報に対して前記改善候補に含まれる列車の到着時刻及び出発時刻の少なくとも一方を変更した変更ダイヤ情報を生成するダイヤ変更部と、を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、回生電力をより確実に活用することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の一実施形態の列車ダイヤ変更支援装置の構成を示す図である。
駅情報の一例を示す図である。
変電所情報の一例を示す図である。
列車実績ダイヤ情報の一例を示す図である。
変電所送電履歴情報の一例を示す図である。
車両走行実績情報の一例を示す図である。
回生電力量情報の一例を示す図である。
全体処理の一例を説明するためのフローチャートである。
回生電力算出処理の一例を説明するためのフローチャートである。
候補算出処理の一例を説明するためのフローチャートである。
回生電力表示画面の一例を示す図である
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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