TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024005408
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-17
出願番号2022105584
出願日2022-06-30
発明の名称カメラ設置ケース
出願人コイト電工株式会社
代理人個人
主分類B61D 37/00 20060101AFI20240110BHJP(鉄道)
要約【課題】鉄道車両内に設置されたカメラに対する迷惑行為を確実に防止することができるカメラ設置ケースを提供する。
【解決手段】側壁1の一部は開閉可能な壁面部1aとして、通常は開かず車両壁面1に連なる閉じた状態に拘束される。カメラ設置ケース10の背面部11は、壁面部1aの表側に、該壁面部1aを開いた時にその裏側からの操作により固定される。背面部11に対するケース本体10aの開閉は、壁面部1aを開いた時にその裏側からの操作により可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
鉄道車両の車両壁面に設置され周囲の状況を撮影記録するカメラを収容するためのカメラ設置ケースにおいて、
前記車両壁面の一部は開閉可能な壁面部として、通常は開かず前記車両壁面に連なる閉じた状態に拘束され、
前記壁面部の表側に、該壁面部を開いた時にその裏側からの操作により固定される取付部と、
前記取付部に対して開閉可能であり、開いた時に内部にカメラを収容可能なケース本体と、を備え、
前記取付部に対する前記ケース本体の開閉が、前記壁面部を開いた時にその裏側からの操作により可能に構成したことを特徴とするカメラ設置ケース。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記ケース本体と前記取付部とに、前記ケース本体を閉じた時に互いに合致する位置に取付孔を設け、前記壁面部に、前記取付部の取付孔と合致する位置に挿通孔を設け、
前記壁面部を開いた時にその裏側から前記挿通孔に通したネジを、前記各取付孔に締結することで、前記取付部に対して前記ケース本体が閉じられ、前記ネジを前記各取付孔から緩めることにより、前記取付部に対して前記ケース本体を開ける構成としたことを特徴とする請求項1に記載のカメラ設置ケース。
【請求項3】
前記ケース本体に、その内部に収容した前記カメラにおける記録媒体の挿脱口に合致する位置に記録媒体用開口部を設け、
前記取付部に、前記ケース本体を閉じた時に前記記録媒体用開口部を覆う覆い部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のカメラ設置ケース。
【請求項4】
前記ケース本体に設けた錠前部と、
前記錠前部における施錠ないし開錠に伴い変位するロック部材と、を備え
前記ロック部材は、
前記錠前部の施錠時は、前記カメラにおける記録媒体の挿脱口から前記記録媒体の挿脱を不能とする拘束位置となる一方、前記錠前部の開錠時は、前記カメラの挿脱口から前記記録媒体の挿脱を可能とする解除位置となる第1ロック部と、
前記錠前部の施錠時は、前記ケース本体内から前記カメラの取り出しを不能とする拘束位置となる一方、前記錠前部の開錠時は、前記ケース本体内から前記カメラの取り出しを可能とする解除位置となる第2ロック部と、のうち少なくとも何れか一方を有することを特徴とする請求項1に記載のカメラ設置ケース。
【請求項5】
前記車両壁面は、車両客室内の側壁であり、
前記壁面部は、ドアの上方の鴨居であり、
前記取付部は、前記ケース本体の背面開口を覆う背面部であり、
前記背面部は、前記鴨居の表側に、該鴨居を開いた時にその裏側からのネジ止めにより固定されたことを特徴とする請求項1,2,3または4に記載のカメラ設置ケース。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄道車両の車両壁面に設置され周囲の状況を撮影記録するカメラを収容するためのカメラ設置ケースに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、鉄道車両内において、正常な列車運行を妨げる行為やトラブルの発生を監視して記録する鉄道車両用防犯カメラシステムが提案されている(特許文献1参照)。この鉄道車両用防犯カメラシステムは、鉄道車両に配置されるレンズユニットとメインユニットとを備え、レンズユニットで撮影された画像を、メインユニットが備える処理部が記録部に記録するものであった。
【0003】
ここでレンズユニットは、いわゆるカメラに相当しており、レンズユニットケースに収納された状態で、鉄道車両内を撮影する場所として、例えばドアの上側付近に設置される。このような鉄道車両用防犯カメラシステムによれば、鉄道車両内での設置が可能で、記録録画の確認が容易なシステムであり、トラブル等の発生状況を後に記録録画を見ながら解析可能であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3214832号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前述した従来の技術によれば、正常な鉄道運行を妨げる行為やトラブルの発生を監視して記録し、適時にその再生を行うことができるものであるが、SDカード等の記録媒体やカメラ自体の不正な取り外しを防ぐことに対しては、何ら配慮された構成ではなかった。
【0006】
そのため、鉄道車両内に設置されたカメラから記録媒体を不正に持ち出すことや、あるいはカメラ自体を設置場所から不正に取り外すような迷惑行為を、事前に防止するための何らかの対策が希求されていた。
【0007】
本発明の目的は、以上のような従来の技術が有する問題点に着目してなされたものであり、鉄道車両内に設置されたカメラに対する迷惑行為を確実に防止することができるカメラ設置ケースを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述した目的を達成するため、本発明の一態様は、
鉄道車両の車両壁面に設置され周囲の状況を撮影記録するカメラを収容するためのカメラ設置ケースにおいて、
前記車両壁面の一部は開閉可能な壁面部として、通常は開かず前記車両壁面に連なる閉じた状態に拘束され、
前記壁面部の表側に、該壁面部を開いた時にその裏側からの操作により固定される取付部と、
前記取付部に対して開閉可能であり、開いた時に内部にカメラを収容可能なケース本体と、を備え、
前記取付部に対する前記ケース本体の開閉が、前記壁面部を開いた時にその裏側からの操作により可能に構成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係るカメラ設置ケースによれば、鉄道車両内に設置されたカメラに対する迷惑行為を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係るケースを後側上方から見た分解斜視図である。
本発明の実施形態に係るケースを前側上方から見た斜視図である。
本発明の実施形態に係るケースを後側上方から見た斜視図である。
本発明の実施形態に係るケース本体を開いて後側上方から見た斜視図である。
本発明の実施形態に係るケース本体を開いて後側側方から見た斜視図である。
本発明の実施形態に係るロック部材が拘束位置にある状態を示す後側上方から見た斜視図である。
本発明の実施形態に係るロック部材が解除位置にある状態を示す後側上方から見た斜視図である。
本発明の実施形態に係るロック部材を示す斜視図である。
本発明の実施形態に係る鴨居にケースを装着する様子を示す説明図である。
本発明の実施形態に係る鴨居にケースを設置した状態を示す説明図である。
本発明の実施形態に係る鴨居にケースを設置する前の状態を示す説明図である。
本発明の実施形態に係る鉄道車両間の仕切戸の上にケースを設置した状態を示す説明図である。
図12を横から見た説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社リコー
運搬装置
7か月前
個人
鉄道車両の脱線防止の構造
2か月前
株式会社リコー
自動搬送車
7か月前
KYB株式会社
シリンダ装置
8か月前
個人
車両間乗降システム
1か月前
日本信号株式会社
地上子
2か月前
近畿車輌株式会社
鉄道車両の構体
8か月前
個人
磁気誘導路の移動体車両の自動運転
7か月前
株式会社ソラリス
管内検査ロボット
3か月前
オムロン株式会社
転落検知システム
15日前
愛知機械テクノシステム株式会社
台車
1か月前
日本信号株式会社
制動支援装置
8か月前
株式会社ダイフク
搬送車
3か月前
近畿車輌株式会社
鉄道車両の側壁構造
7か月前
コイト電工株式会社
カメラ設置ケース
3か月前
株式会社 空スペース
跨座式モノレール車両
1か月前
株式会社椿本チエイン
牽引装置
5か月前
株式会社ロッソ
移動体および移動体群
7か月前
大同信号株式会社
レール破断検知装置
4か月前
株式会社ダイフク
レール
2か月前
公益財団法人鉄道総合技術研究所
上屋
2か月前
日本ケーブル株式会社
索道の空調装置付搬器
2か月前
日本信号株式会社
列車検知装置
2か月前
日本信号株式会社
信号システム
2か月前
トヨタ自動車株式会社
自動運搬システム
7か月前
個人
線路上落とし物回収バネ、粘着付きポール
2か月前
株式会社日立製作所
鉄道車両
5か月前
株式会社ダイフク
走行設備
5か月前
株式会社MCS
車両監視システム
7か月前
株式会社MCS
車両監視システム
7か月前
株式会社京三製作所
地上子
16日前
株式会社京三製作所
地上装置
9か月前
オークラ輸送機株式会社
無人搬送車
1か月前
三菱電機株式会社
無線通信システム
5か月前
ナブテスコ株式会社
ホームドア装置
7か月前
日本製鉄株式会社
鉄道車両
1か月前
続きを見る