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公開番号2024178051
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-24
出願番号2023096550
出願日2023-06-12
発明の名称無線端末装置、火災警報器
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人
主分類G08B 17/00 20060101AFI20241217BHJP(信号)
要約【課題】消費電力を低減しながら信頼性の低下を抑制する技術を提供する。
【解決手段】通信部210は、通知信号を通信対象装置に送信するための送信動作と、通知信号を受信した通信対象装置から送信された応答信号を受信するための受信動作とを実行する。バッテリ220は、通信部210を動作させる。通信部210は、応答信号の受信に失敗した場合、通知信号を再送する再送動作と受信動作とを実行する。通信部210は、応答信号の受信の失敗回数が規定回数に達すると、再送動作を実行し、受信動作を停止する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
通知信号を通信対象装置に送信するための送信動作と、前記通知信号を受信した前記通信対象装置から送信された応答信号を受信するための受信動作とを実行する通信部と、
前記通信部を動作させるためのバッテリとを備え、
前記通信部は、前記応答信号の受信に失敗した場合、前記通知信号を再送する再送動作と前記受信動作とを実行し、
前記通信部は、前記応答信号の受信の失敗回数が規定回数に達すると、前記再送動作を実行し、前記受信動作を停止する無線端末装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記通信部は、前記送信動作と前記受信動作を定期的に実行し、
前記通信部は、定期的に送信した前記通知信号に対する前記応答信号の受信に失敗した場合、これまでの前記応答信号の受信の失敗回数が規定回数に達していなければ、前記再送動作と前記受信動作とを実行し、
前記通信部は、定期的に送信した前記通知信号に対する前記応答信号の受信に失敗した場合、これまでの前記応答信号の受信の失敗回数が規定回数に達していれば、前記再送動作を実行し、前記受信動作を停止する請求項1に記載の無線端末装置。
【請求項3】
前記受信動作の停止を決定するための前記規定回数が第1規定回数と定義され、前記第1規定回数よりも多い第2規定回数も定義され、
前記通信部は、前記応答信号の受信の失敗回数が前記第2規定回数に達すると、前記送信動作も停止する請求項2に記載の無線端末装置。
【請求項4】
外部からの操作を受けつける操作部をさらに備え、
前記操作部は、前記操作部が前記操作を受けつけた場合、前記送信動作と前記受信動作の少なくとも1つを再開する請求項3に記載の無線端末装置。
【請求項5】
通知信号を通信対象装置に送信するための送信動作と、前記通知信号を受信した前記通信対象装置から送信された応答信号を受信するための受信動作とを実行する通信部と、
前記通信部を動作させるためのバッテリとを備え、
前記通信部は、前記応答信号の受信に失敗した場合、前記通知信号を再送する再送動作と前記受信動作とを実行し、
前記通信部は、前記応答信号の受信の失敗回数が規定回数に達すると、前記通信対象装置へのユニキャストからブロードキャストに前記送信動作と前記再送動作を変更する無線端末装置。
【請求項6】
通知信号を通信対象装置に送信するための送信動作と、前記通知信号を受信した前記通信対象装置から送信された応答信号を受信するための受信動作とを第1期間の間隔で定期的に実行する通信部と、
前記通信部を動作させるためのバッテリとを備え、
前記通信部は、前記応答信号の受信に失敗した場合、前記通知信号を再送する再送動作と前記受信動作とを実行し、
前記通信部は、前記応答信号の受信の失敗回数が規定回数に達すると、前記第1期間を、前記第1期間よりも長い第2期間に変更する無線端末装置。
【請求項7】
通知信号を通信対象装置に送信するための送信動作と、前記通知信号を受信した前記通信対象装置から送信された応答信号を受信するための受信動作とを定期的に実行する通信部と、
前記通信部を動作させるためのバッテリとを備え、
前記通信部は、前記応答信号の受信に失敗した場合、前記通知信号を再送する再送動作と前記受信動作とを第1回数まで実行し、
前記通信部は、前記応答信号の受信の失敗回数が規定回数に達すると、前記第1回数を、前記第1回数よりも少ない第2回数に変更する無線端末装置。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか1項に記載の無線端末装置と、
火災の発生を検知する検知部とを備える火災警報器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、通信技術に関し、特に信号を送信すると当該信号に対する応答を受信する無線端末装置、火災警報器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
室内等に発生した熱や煙等の異常を検知するための警報システムには複数の警報器が含まれる。警報システムは、複数の警報器間で双方向通信することによって、互いに連動して警報動作を実行する。警報システムでは、監視中に複数の警報器間で定期的に信号をやり取りすることによって異常が生じていないかが確認される。監視中に複数の警報器間で定期的に信号をやり取りする定期送信における消費電力を低減するために、一定期間にわたって信号を受信できない場合に通信異常が確定される(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-88957号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
双方向通信可能な警報システムでは、例えば、電池駆動の複数の警報器(火災警報器)が電源駆動のゲートウエイに接続され、ゲートウエイは各火災警報器と無線通信を実行する。前述の定期送信として、火災警報器は通知信号(状態通知信号)をゲートウエイに定期的に送信し、通知信号を受信したゲートウエイは応答信号を火災警報器に送信する。火災警報器は、通知信号を送信したゲートウエイからの応答信号を受信しない場合、通知信号を再送する。通知信号の再送が繰り返されると、火災警報器の消費電力が増加して電池寿命が短くなる。一方、消費電力を低減するために通知信号の再送を停止した場合、警報システムの信頼性が低下する。
【0005】
本開示はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、消費電力を低減しながら信頼性の低下を抑制する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示のある態様の無線端末装置は、通知信号を通信対象装置に送信するための送信動作と、通知信号を受信した通信対象装置から送信された応答信号を受信するための受信動作とを実行する通信部と、通信部を動作させるためのバッテリとを備える。通信部は、応答信号の受信に失敗した場合、通知信号を再送する再送動作と受信動作とを実行し、通信部は、応答信号の受信の失敗回数が規定回数に達すると、再送動作を実行し、受信動作を停止する。
【0007】
本開示の別の態様もまた、無線端末装置である。この装置は、通知信号を通信対象装置に送信するための送信動作と、通知信号を受信した通信対象装置から送信された応答信号を受信するための受信動作とを実行する通信部と、通信部を動作させるためのバッテリとを備える。通信部は、応答信号の受信に失敗した場合、通知信号を再送する再送動作と受信動作とを実行し、通信部は、応答信号の受信の失敗回数が規定回数に達すると、通信対象装置へのユニキャストからブロードキャストに送信動作と再送動作を変更する。
【0008】
本開示のさらに別の態様もまた、無線端末装置である。この装置は、通知信号を通信対象装置に送信するための送信動作と、通知信号を受信した通信対象装置から送信された応答信号を受信するための受信動作とを第1期間の間隔で定期的に実行する通信部と、通信部を動作させるためのバッテリとを備える。通信部は、応答信号の受信に失敗した場合、通知信号を再送する再送動作と受信動作とを実行し、通信部は、応答信号の受信の失敗回数が規定回数に達すると、第1期間を、第1期間よりも長い第2期間に変更する。
【0009】
本開示のさらに別の態様もまた、無線端末装置である。この装置は、通知信号を通信対象装置に送信するための送信動作と、通知信号を受信した通信対象装置から送信された応答信号を受信するための受信動作とを定期的に実行する通信部と、通信部を動作させるためのバッテリとを備える。通信部は、応答信号の受信に失敗した場合、通知信号を再送する再送動作と受信動作とを第1回数まで実行し、通信部は、応答信号の受信の失敗回数が規定回数に達すると、第1回数を、第1回数よりも少ない第2回数に変更する。
【0010】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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