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公開番号
2024177877
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-24
出願番号
2023096261
出願日
2023-06-12
発明の名称
吸塵ドリルビット
出願人
株式会社ミヤナガ
代理人
弁理士法人有古特許事務所
主分類
B23B
47/34 20060101AFI20241217BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】吸塵ドリルビットにおいて、異物が吸塵口を塞ぐことを防止し、穿孔作業の効率を高めることを目的とする。
【解決手段】ビットシャフト部と、切刃部を有するビット先端部と、を備えたドリルビットであって、ビットシャフト部は、軸線方向に延びたアキシャル吸塵通路と、アキシャル吸塵通路に連通し、軸線方向に直交する径方向の外方に開口する吸塵口を有するラジアル吸塵通路と、ビットシャフト部の外周面に設けられ且つ吸塵口が配置された塵ガイド溝であって、軸線方向の先端側に開口した導入開口を有する塵ガイド溝と、を含み、軸線方向の先端側から見たときにビットシャフト部の軸線を中心とし且つ切刃部の径方向の外端を通る第1仮想円と、導入開口の径方向の内端と、の間の径方向の距離は、径方向から見て吸塵口に内包される仮想円のうち最大面積の第2仮想円の直径よりも短い。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
ビットシャフト部と、前記ビットシャフト部の軸線方向の先端側に設けられ且つ切刃部を有するビット先端部と、を備えたドリルビットであって、
前記ビットシャフト部は、
前記軸線方向に延びたアキシャル吸塵通路と、
前記アキシャル吸塵通路に連通し、前記軸線方向に直交する径方向の外方に開口する吸塵口を有するラジアル吸塵通路と、
前記ビットシャフト部の外周面に設けられ且つ前記吸塵口が配置された塵ガイド溝であって、前記軸線方向の前記先端側に開口した導入開口を有する塵ガイド溝と、を含み、
前記軸線方向の前記先端側から見たときに前記ビットシャフト部の軸線を中心とし且つ前記切刃部の前記径方向の外端を通る第1仮想円と、前記導入開口の前記径方向の内端と、の間の前記径方向の距離は、前記径方向から見て前記吸塵口に内包される仮想円のうち最大面積の第2仮想円の直径よりも短い、吸塵ドリルビット。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
ビットシャフト部と、前記ビットシャフト部の軸線方向の先端側に設けられ且つ切刃部を有するビット先端部と、を備えたドリルビットであって、
前記ビットシャフト部は、
前記軸線方向に延びたアキシャル吸塵通路と、
前記アキシャル吸塵通路に連通し、前記軸線方向に直交する径方向の外方に開口する吸塵口を有するラジアル吸塵通路と、
前記ビットシャフト部の外周面に設けられ且つ前記吸塵口が配置された塵ガイド溝であって、前記軸線方向の前記先端側に開口した導入開口を有する塵ガイド溝と、を含み、
前記軸線方向の前記先端側から見たときに前記ビットシャフト部の軸線を中心とし且つ前記切刃部の前記径方向の外端を通る第1仮想円と、前記導入開口の前記径方向の内端と、の間の前記径方向の距離は、前記導入開口における前記塵ガイド溝の幅寸法よりも小さい、吸塵ドリルビット。
【請求項3】
前記導入開口における前記塵ガイド溝の深さ寸法は、前記導入開口における前記塵ガイド溝の幅寸法よりも小さい、請求項1又は2に記載の吸塵ドリルビット。
【請求項4】
前記ビットシャフト部は、前記軸線方向の前記先端側に向いた端面を有し、
前記ビット先端部は、前記ビットシャフト部の前記端面を部分的に露出させるように前記ビットシャフト部の前記端面に接合されており、
前記導入開口は、前記ビットシャフト部の前記端面の露出領域に配置されている、請求項1又は2に記載の吸塵ドリルビット。
【請求項5】
前記軸線方向の前記先端側から見て、前記導入開口は、前記ビット先端部から離れている、請求項4に記載の吸塵ドリルビット。
【請求項6】
前記塵ガイド溝は、前記軸線方向から見て円弧形状を有する、請求項1又は2に記載の吸塵ドリルビット。
【請求項7】
前記ビットシャフト部は、前記ラジアル吸塵通路及び前記塵ガイド溝をそれぞれ複数含み、
複数の前記吸塵口の面積の和は、前記アキシャル吸塵通路の横断面積に等しい、請求項1又は2に記載の吸塵ドリルビット。
【請求項8】
前記吸塵口は、前記軸線方向において、前記ビット先端部から離れている、請求項1又は2に記載の吸塵ドリルビット。
【請求項9】
前記塵ガイド溝は、前記軸線方向に延びている、請求項1又は2に記載の吸塵ドリルビット。
【請求項10】
前記塵ガイド溝の幅寸法は、前記吸塵口の前記第2仮想円の直径以上である、請求項1又は2に記載の吸塵ドリルビット。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、吸塵ドリルビットに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、吸塵ドリルビットが開示されている。前記吸塵ドリルビットは、ビットシャフト部と、前記ビットシャフト部の軸線方向の先端側に設けられ且つ切刃部を有するビット先端部と、を備える。前記ビットシャフト部は、前記軸線方向に延びたアキシャル吸塵通路を含む。前記ビット先端部は、軸線方向の先端側に向いた面を有する。当該面には、前記アキシャル吸塵通路に連通する吸塵口が設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6691484号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記吸塵ドリルビットでは、穿孔作業中に加工対象を切削して生じる粉塵が、前記吸塵口から吸い込まれるので、穿孔作業の効率を高めることができる。しかし、前記吸塵ドリルビットでは、異物が前記吸塵口を塞ぎ、穿孔作業の効率を高められない場合があった。
【0005】
そこで、本開示は、吸塵ドリルビットにおいて、異物が吸塵口を塞ぐことを防止し、穿孔作業の効率を高めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る吸塵ドリルビットは、ビットシャフト部と、前記ビットシャフト部の軸線方向の先端側に設けられ且つ切刃部を有するビット先端部と、を備えたドリルビットであって、前記ビットシャフト部は、前記軸線方向に延びたアキシャル吸塵通路と、前記アキシャル吸塵通路に連通し、前記軸線方向に直交する径方向の外方に開口する吸塵口を有するラジアル吸塵通路と、前記ビットシャフト部の外周面に設けられ且つ前記吸塵口が配置された塵ガイド溝であって、前記軸線方向の前記先端側に開口した導入開口を有する塵ガイド溝と、を含み、前記軸線方向の前記先端側から見たときに前記ビットシャフト部の軸線を中心とし且つ前記切刃部の前記径方向の外端を通る第1仮想円と、前記導入開口の前記径方向の内端と、の間の前記径方向の距離は、前記径方向から見て前記吸塵口に内包される仮想円のうち最大面積の第2仮想円の直径よりも短い。
【0007】
本開示の一態様によれば、穿孔作業中に切刃部が加工対象を切削して生じる粉塵は、導入開口から塵ガイド溝に入り、塵ガイド溝を通過して吸塵口に吸い込まれる。そして、切刃部の径方向外端の回転軌跡を示す第1仮想円と導入開口の径方向内端との間の径方向の距離は、径方向から見て吸塵口に内包される仮想円のうち最大面積の第2仮想円の直径よりも短いので、吸塵口を塞ぐような異物が塵ガイド溝の導入開口を通過しにくい。よって、異物が吸塵口を塞ぐことを防止でき、吸塵しながらの穿孔作業の効率を高めることができる。
【0008】
本開示の他の一態様に係る吸塵ドリルビットは、ビットシャフト部と、前記ビットシャフト部の軸線方向の先端側に設けられ且つ切刃部を有するビット先端部と、を備えたドリルビットであって、前記ビットシャフト部は、前記軸線方向に延びたアキシャル吸塵通路と、前記アキシャル吸塵通路に連通し、前記軸線方向に直交する径方向の外方に開口する吸塵口を有するラジアル吸塵通路と、前記ビットシャフト部の外周面に設けられ且つ前記吸塵口が配置された塵ガイド溝であって、前記軸線方向の前記先端側に開口した導入開口を有する塵ガイド溝と、を含み、前記軸線方向の前記先端側から見たときに前記ビットシャフト部の軸線を中心とし且つ前記切刃部の前記径方向の外端を通る第1仮想円と、前記導入開口の前記径方向の内端と、の間の前記径方向の距離は、前記導入開口における前記塵ガイド溝の幅寸法よりも小さい。
【0009】
本開示の他の一態様によれば、穿孔作業中に切刃部が加工対象を切削して生じる粉塵は、導入開口から塵ガイド溝に入り、塵ガイド溝を通過して吸塵口に吸い込まれる。そして、切刃部の径方向外端の回転軌跡を示す第1仮想円と導入開口の径方向内端との間の径方向の距離は、前記導入開口における前記塵ガイド溝の幅寸法よりも小さいので、吸塵口を塞ぐような異物が塵ガイド溝の導入開口を通過しにくい。よって、異物が吸塵口を塞ぐことを防止でき、吸塵しながらの穿孔作業の効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態に係る吸塵ドリルビット、当該吸塵ドリルビットに連結された電動ドリル装置、及び当該吸塵ドリルビットにホースを介して接続された吸引装置を示す概略図である。
図2は、図1の吸塵ドリルビットがアダプタに取り付けられた状態の概略図である。
図3は、図2の吸塵ドリルビットの一部であって、ビット先端部及びその周辺部分を径方向から見た図である。
図4は、図3の吸塵ドリルビットを軸線方向の先端側から見た図である。
図5は、第1変形例に係る吸塵ドリルビットの一部であって、吸塵口及びその周辺部分を径方向から見た図である。
図6Aは、第2変形例に係る吸塵ドリルビットの一部であって、ビット先端部及びその周辺部分の斜視図である。
図6Bは、図6Aの吸塵ドリルビットを軸線方向の先端側から見た図である。
図7は、第3変形例に係る吸塵ドリルビットを軸線方向の先端側から見た図である。
図8は、第4変形例に係る吸塵ドリルビットを軸線方向の先端側から見た図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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