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公開番号2024154454
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023068260
出願日2023-04-19
発明の名称工作機械
出願人エンシュウ株式会社
代理人個人
主分類B23Q 1/00 20060101AFI20241024BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】被加工物に対する加工のバリエーションおよび加工効率を向上させることができる工作機械を提供する。
【解決手段】工作機械100は、XY平面上で被加工物WKを保持するワークテーブル122の上方に架設された状態でX軸方向に延びたヘッド支持梁115を備えている。ヘッド支持梁115は、加工ヘッド110に対して図示X軸方向に隣接して加工ヘッド210を支持し、加工ヘッド110に対して図示Y軸方向に隣接して加工ヘッド310を支持し、加工ヘッド310に対して図示X軸方向に隣接して加工ヘッド410を支持している。加工ヘッド110,210,310,410は、それぞれ加工ツール112を保持しており、X軸駆動モータ116b,116c,117b,117cによって図示X軸方向にそれぞれ独立して変位する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
互いに直交するX軸方向およびY軸方向にそれぞれ延びるXY平面上で少なくとも1つの被加工物を保持するワークテーブルと、
前記被加工物に対向配置されて同被加工物に対して加工を行う加工ツールを保持した加工ヘッドと、
前記ワークテーブルに対向配置されて前記X軸方向に沿って前記加工ヘッドを変位可能に支持するように同X軸方向に延びるヘッド支持梁と、
前記加工ヘッドを前記X軸方向に沿って変位させるX軸変位手段と、
前記被加工物に対する加工中に前記Y軸方向に沿って前記ワークテーブルと前記ヘッド支持梁とを相対変位させることができるワークテーブル変位手段とを備え、
前記ヘッド支持梁は、
少なくとも2つの前記加工ヘッドを前記X軸方向上または前記Y軸方向上のうちの少なくとも一方向上で隣接した位置に支持しており、
前記X軸変位手段は、
前記少なくとも2つの加工ヘッドをそれぞれ独立して前記X軸方向に沿って変位させることを特徴とする工作機械。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
請求項1に記載した工作機械において、
前記ヘッド支持梁は、
前記加工ヘッドを前記X軸方向上および前記Y軸方向上にそれぞれ少なくとも2つずつ互いに隣接した位置に支持しており、
前記X軸変位手段は、
すべての前記加工ヘッドをそれぞれ独立して前記X軸方向に沿って変位させることを特徴とする工作機械。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載した工作機械において、
前記加工ヘッドは、
前記XY平面に直交するZ軸方向に変位させるZ軸変位手段と、
前記加工ツールを前記Y軸方向に変位させるY軸変位手段とをそれぞれ備えていることを特徴とする工作機械。
【請求項4】
請求項3に記載した工作機械において、
前記X軸方向上で互いに隣接する2つの前記加工ヘッドは、
前記ワークテーブル上における各可動範囲の少なくとも一部が重なっていることを特徴とする工作機械。
【請求項5】
請求項4に記載した工作機械において、
前記ヘッド支持梁は、
前記X軸方向の端部側に前記加工ヘッドが前記ワークテーブル上から外れる退避スペースを有することを特徴とする工作機械。
【請求項6】
請求項1に記載した工作機械において、
前記ワークテーブル変位手段は、
前記ワークテーブルが保持している前記被加工物を、前記Y軸方向上で互いに隣接する2つの前記加工ヘッドにおける2つの可動範囲内に対して選択的に位置決めすることができることを特徴とする工作機械。
【請求項7】
請求項1に記載した工作機械において、さらに、
前記X軸方向の端部側に前記加工ヘッドが保持する前記加工ツールを一時的に保持する加工ツール待機手段を備えることを特徴とする工作機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被加工物に対して切削加工を行うことによって3次元形状を形成する工作機械に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、被加工物を保持するワークテーブルに対して複数の加工ヘッドを備えた工作機械がある。例えば、下記特許文献1には、部品担持ユニット(ワークテーブル)の幅方向に架設された水平横断梁に沿って2つのスピンドル担持ユニット(加工ヘッド)が一体的に変位する構成の工作機が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-58205号公報
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に示された工作機械においては、2つの加工ヘッドが一体的に水平横断梁の幅方向に変位するため、被加工物に対する加工のバリエーションが少ないとともに加工効率が低いという問題がある。
【0005】
本発明は上記問題に対処するためなされたもので、その目的は、被加工物に対する加工のバリエーションおよび加工効率を向上させることができる工作機械を提供することにある。
【発明の概要】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の特徴は、互いに直交するX軸方向およびY軸方向にそれぞれ延びるXY平面上で少なくとも1つの被加工物を保持するワークテーブルと、被加工物に対向配置されて同被加工物に対して加工を行う加工ツールを保持した加工ヘッドと、ワークテーブルに対向配置されてX軸方向に沿って加工ヘッドを変位可能に支持するように同X軸方向に延びるヘッド支持梁と、加工ヘッドをX軸方向に沿って変位させるX軸変位手段と、被加工物に対する加工中にY軸方向に沿ってワークテーブルとヘッド支持梁とを相対変位させることができるワークテーブル変位手段とを備え、ヘッド支持梁は、少なくとも2つの加工ヘッドをX軸方向上またはY軸方向上のうちの少なくとも一方向上で隣接した位置に支持しており、X軸変位手段は、前記少なくとも2つの加工ヘッドをそれぞれ独立してX軸方向に沿って変位させることにある。
【0007】
このように構成した本発明の特徴によれば、工作機械は、互いに直交するX軸方向およびY軸方向のうちの少なくとも一方に隣接する少なくとも2つの加工ヘッドに対してワークテーブルがワークテーブル変位手段によってY軸方向に沿って相対変位するとともに、これらの少なくとも2つの加工ヘッドをそれぞれ独立してX軸方向に沿って変位させることができるため、被加工物に対する加工のバリエーションおよび加工効率を向上させることができる。この場合、工作機械は、1つまたは複数の被加工物に対して少なくとも2つの加工ヘッドが独立して同時に加工できるほか、1つまたは複数の被加工物に対して少なくとも2つの加工ヘッドが順次に加工することができる。
【0008】
また、本発明の他の特徴は、前記工作機械において、ヘッド支持梁は、加工ヘッドをX軸方向上およびY軸方向上にそれぞれ少なくとも2つずつ互いに隣接した位置に支持しており、X軸変位手段は、すべての加工ヘッドをそれぞれ独立してX軸方向に沿って変位させることにある。
【0009】
これによれば、工作機械は、少なくとも4つの加工ヘッドをそれぞれ独立してX軸方向に沿って変位させることができるため、被加工物に対する加工のバリエーションおよび加工効率を向上させることができる。特に、本発明に係る工作機械においては、大型の被加工物に対して効率的な加工を行うことができる。
【0010】
また、本発明の他の特徴は、前記工作機械において、加工ヘッドは、XY平面に直交するZ軸方向に変位させるZ軸変位手段と、加工ツールをY軸方向に変位させるY軸変位手段とをそれぞれ備えていることにある。
(【0011】以降は省略されています)

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