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公開番号2024176673
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023095404
出願日2023-06-09
発明の名称車載通信装置、通信部の選択方法、及びコンピュータプログラム
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社,トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類H04W 88/06 20090101AFI20241212BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 利用すべき通信部を適切に選択できる車載通信装置を提供する。
【解決手段】 本開示の一態様に係る装置は、複数種類の無線方式に対応する車載通信装置であって、準拠する通信プロトコルがそれぞれ異なる無線デバイスである複数の通信部と、前記複数の通信部にそれぞれ割り当てる優先度の設定情報を記憶する記憶部と、前記設定情報に基づいて、前記複数の通信部のうちで通信を有効とする1つの通信部を選択するための選択処理を実行する制御部と、を備え、前記選択処理は、通信が有効な通信部である現用通信部よりも優先度が高い通信部の通信品質が基準値を満たす場合に、当該優先度が高い前記通信部の通信を有効に切り替える処理を含む。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数種類の無線方式に対応する車載通信装置であって、
準拠する通信プロトコルがそれぞれ異なる無線デバイスである複数の通信部と、
前記複数の通信部にそれぞれ割り当てる優先度の設定情報を記憶する記憶部と、
前記設定情報に基づいて、前記複数の通信部のうちで通信を有効とする1つの通信部を選択するための選択処理を実行する制御部と、を備え、
前記選択処理は、
通信が有効な通信部である現用通信部よりも優先度が高い通信部の通信品質が基準値を満たす場合に、当該優先度が高い前記通信部の通信を有効に切り替える処理を含む、車載通信装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記選択処理は、更に、
前記現用通信部の通信品質が基準値を満たさず、かつ、前記現用通信部の優先度の次の優先度の通信部の通信品質が基準値を満たす場合に、当該次の優先度の通信部を有効に切り替える処理を含む、請求項1に記載の車載通信装置。
【請求項3】
前記設定情報は、
複数のポリシーごとに前記複数の通信部の優先度を定義した複数のコンフィグ情報を含む、請求項1又は請求項2に記載の車載通信装置。
【請求項4】
前記複数のコンフィグ情報は、
前記ポリシーが通信速度の重視である第1コンフィグ情報と、
前記ポリシーが通信料金の重視である第2コンフィグ情報と、
前記ポリシーが通信料金の無料である第3コンフィグ情報と、を含む、請求項3に記載の車載通信装置。
【請求項5】
前記複数の通信部は、
LTEに準拠する無線デバイスである第1通信部と、
LPMAの準拠する無線デバイスである第2通信部と、
Wi-Fiに準拠する無線デバイスである第3通信部と、を含む、請求項1又は請求項2に記載の車載通信装置。
【請求項6】
前記制御部は、
車外の通信装置との通信確立前においては、前記通信品質を表すパラメータとしてRSSIを採用し、当該RSSIの測定結果を用いて前記選択処理を実行する、請求項1又は請求項2に記載の車載通信装置。
【請求項7】
前記制御部は、
車外の通信装置との通信確立後においては、前記通信品質を表すパラメータとしてRSSI、ネットワークスループット、及びパケット損失率のうちの少なくとも1つのパラメータを採用し、当該パラメータの測定結果を用いて前記選択処理を実行する、請求項1又は請求項2に記載の車載通信装置。
【請求項8】
準拠する通信プロトコルがそれぞれ異なる無線デバイスである複数の通信部を有する車載通信装置が実行する、通信部の選択方法であって、
前記複数の通信部にそれぞれ割り当てる優先度の設定情報を記憶するステップと、
前記設定情報に基づいて、前記複数の通信部のうちで通信を有効とする1つの通信部を選択するための選択処理を実行するステップと、を含み、
前記選択処理は、
通信が有効な通信部である現用通信部よりも優先度が高い通信部の通信品質が基準値を満たす場合に、当該優先度が高い前記通信部の通信を有効に切り替える処理を含む、通信部の選択方法。
【請求項9】
複数種類の無線方式に対応する車載通信装置として、コンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータを、
準拠する通信プロトコルがそれぞれ異なる無線デバイスである複数の通信部、
前記複数の通信部にそれぞれ割り当てる優先度の設定情報を記憶する記憶部、及び、
前記設定情報に基づいて、前記複数の通信部のうちで通信を有効とする1つの通信部を選択するための選択処理を実行する制御部、として機能させ、
前記選択処理は、
通信が有効な通信部である現用通信部よりも優先度が高い通信部の通信品質が基準値を満たす場合に、当該優先度が高い前記通信部の通信を有効に切り替える処理を含む、コンピュータプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車載通信装置、通信部の選択方法、及びコンピュータプログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、通信のデータ量や発生状態を考慮して、Wi-Fi(登録商標)で接続するアクセスポイントを切り替える車載通信装置が記載されている。
具体的には、特許文献1の車載通信装置では、起動したアプリケーションに対応して設定される優先順位に従って、無線通信のアクセスポイントが選択される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-130591号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車載通信装置の一種として、LTE(登録商標)やWi-Fi(登録商標)など、準拠する通信プロトコルがそれぞれ異なる複数の通信インタフェース(以下、「通信部」ともいう。)を有する通信装置がある。
上記の車載通信装置では、インターネットなどに接続するため、利用可能な通信部の中から有効とする通信部が選択される。ここで、スマートフォンの場合は、電波強度が弱く通信不能になった際に、ユーザが手動で通信部を切り替えることができる。
【0005】
しかし、車載通信装置の場合は、設置場所によってはユーザが手動で通信部を切り替えることが難しい場合が想定される。このため、状況に応じて自動的に適切な通信部を選択する仕組みを車載通信装置に組み込む必要がある。
一方、優先度のみを規準として通信部を選択すると、通信品質が悪い通信部が選択される可能性がある。更に、利用中の通信部の通信品質が悪化すると、他の通信部への切り替えを行わないと通信不能な状態が継続することになる。
【0006】
本開示は、上記の問題点に鑑み、利用すべき通信部を適切に選択できる車載通信装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る装置は、複数種類の無線方式に対応する車載通信装置であって、準拠する通信プロトコルがそれぞれ異なる無線デバイスである複数の通信部と、前記複数の通信部にそれぞれ割り当てる優先度の設定情報を記憶する記憶部と、前記設定情報に基づいて、前記複数の通信部のうちで通信を有効とする1つの通信部を選択するための選択処理を実行する制御部と、を備え、前記選択処理は、通信が有効な通信部である現用通信部よりも優先度が高い通信部の通信品質が基準値を満たす場合に、当該優先度が高い前記通信部の通信を有効に切り替える処理を含む。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、利用すべき通信部を適切に選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、車載通信システムの構成例を示すネットワーク構成図である。
図2は、車載ゲートウェイの内部構成の一例を示すブロック図である。
図3は、優先度テーブルの一例を示す説明図である。
図4は、通信部の選択処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<本開示の実施形態の概要>
以下、本開示の実施形態の概要を列記して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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