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公開番号
2024142088
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-10
出願番号
2023054081
出願日
2023-03-29
発明の名称
インターホン機器
出願人
アイホン株式会社
代理人
個人
主分類
H04M
1/02 20060101AFI20241003BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】本体ケースの背面側に簡易な防水構造が設けられてなるインターホン機器を提供する。
【解決手段】前ケース2と後ケース3との組み付け状態において、前ケース2の左側板2Dと右側板2Eとの後端を、後ケース3の左右両側縁よりも後方へ突出させた。また、後ケース3の後面における左右両側縁に、平面状に形成された凹部9及び平面部13を夫々上下方向に延設した。一方、設置枠10の左辺部及び右辺部に、左右方向で設置枠10の内側へ突出する当接段部11を、左辺部又は右辺部に沿って上下方向へ延設した。そして、左側板2Dの後端及び右側板2Eの後端の一部を設置枠10の当接段部11に夫々当接させることにより、凹部9の前壁表面及び平面部13の表面と当接段部11の前面とが前後方向で離隔した状態で、本体ケースが設置枠10に取り付けられるようにした。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
後面に開口する略方体箱状に形成された前ケースと、前記前ケースの後面開口内に嵌め込まれる略板状に形成された後ケースとを組み付けてなる本体ケースと、前記本体ケースを所定の設置面に設置するための設置部材とを備えたインターホン機器であって、
前記前ケースと前記後ケースとの組み付け状態において、前記前ケースの左側板と右側板との後端が、前記後ケースの左右両側縁よりも後方へ突出しているとともに、
前記後ケースの後面における左右少なくとも何れか一方の側縁に沿って、平面状に形成された平面部が上下方向に延設されており、
前記左側板の後端及び前記右側板の後端の少なくとも一部を前記設置部材に当接させることにより、前記平面部と前記設置部材側とが前後方向で離隔した状態で、前記本体ケースが前記設置部材に取り付けられ、前記平面部と、前記平面部の後側に対向している前記設置部材側の部分とが水滴を下方へ導くための誘導部とされていることを特徴とするインターホン機器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、たとえば住戸の玄関に設置されるインターホン子機等のインターホン機器に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来のインターホン機器としては、本体ケース内への水の浸入を防止する防水構造を設けてなるものがある。たとえば特許文献1に記載のインターホン機器では、マイク孔の近傍に、マイク孔に溜まろうとする水を下方へ排水するための排水路を設けている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-197967号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
防水性の向上を考えると、インターホン機器の本体ケースの前面側のみならず、背面側にも防水構造を設けた方が望ましい。ただ、複雑な防水構造を設けるとなると、コスト高を招いてしまう。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、本体ケースの背面側に簡易な防水構造が設けられてなるインターホン機器を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は、後面に開口する略方体箱状に形成された前ケースと、前ケースの後面開口内に嵌め込まれる略板状に形成された後ケースとを組み付けてなる本体ケースと、本体ケースを所定の設置面に設置するための設置部材とを備えたインターホン機器であって、前ケースと後ケースとの組み付け状態において、前ケースの左側板と右側板との後端が、後ケースの左右両側縁よりも後方へ突出しているとともに、後ケースの後面における左右少なくとも何れか一方の側縁に沿って、平面状に形成された平面部が上下方向に延設されており、左側板の後端及び右側板の後端の少なくとも一部を設置部材に当接させることにより、平面部と設置部材側とが前後方向で離隔した状態で、本体ケースが設置部材に取り付けられ、平面部と、平面部の後側に対向している設置部材側の部分とが水滴を下方へ導くための誘導部とされていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、前ケースと後ケースとの組み付け状態において、前ケースの左側板と右側板との後端が、後ケースの左右両側縁よりも後方へ突出しているとともに、後ケースの後面における左右少なくとも何れか一方の側縁に沿って、平面状に形成された平面部が上下方向に延設されている。そして、左側板の後端及び右側板の後端の少なくとも一部を設置部材に当接させることにより、平面部と設置部材側とが前後方向で離隔した状態で、本体ケースが設置部材に取り付けられ、平面部と、平面部の後側に対向している設置部材側の部分とが水滴を下方へ導くための誘導部とされている。したがって、本体ケースの背面側に簡易な構造の防水構造を設けることができ、低コストで防水性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
インターホン子機を前面から示した説明図である。
インターホン子機1の本体ケースを設置枠10から取り外した状態を示した説明図である。
インターホン子機の本体ケースを後面から示した説明図である。
インターホン子機の本体ケースを後面から示した斜視説明図である。
後ケースを後面から示した斜視説明図である。
図1中のA-A線断面を示した説明図である。
図6中の要部である誘導部周りを拡大して示した説明図である。
図1中のB-B線断面を示した説明図である。
図8中の要部である誘導部周りを拡大して示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態となるインターホン子機について、図面にもとづき詳細に説明する。
【0010】
図1は、インターホン子機1を前面から示した説明図である。図2は、インターホン子機1の本体ケースを設置枠10から取り外した状態を示した説明図である。図3は、インターホン子機1の本体ケースを後面から示した説明図である。図4は、インターホン子機1の本体ケースを後面から示した斜視説明図である。図5は、後ケース3を後面から示した斜視説明図である。図6は、図1中のA-A線断面を示した説明図である。図7は、図6中の要部である誘導部周りを拡大して示した説明図である。図8は、図1中のB-B線断面を示した説明図である。図9は、図8中の要部である誘導部周りを拡大して示した説明図である。
(【0011】以降は省略されています)
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