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公開番号2024176232
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023094637
出願日2023-06-08
発明の名称リッド構造
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B62J 35/00 20060101AFI20241212BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】キャップ置き場に溜まった燃料の周辺部品への付着を抑える。
【解決手段】リッド構造には、燃料タンクの給油口の周囲で燃料を受け止めるフューエルトレイ(36)と、フューエルトレイの内側で給油口に装着されたタンクキャップ(34)と、フューエルトレイの内側を露出させる開口を覆うフューエルリッド(41)と、が設けられている。フューエルリッドの内面には、タンクキャップが置かれる凹状のキャップ置き場(45)と、当該キャップ置き場からフューエルトレイに延びるガイド面(49)と、が形成されている。フューエルリッドが開状態から閉方向に傾けられると、ガイド面はキャップ置き場の下方に位置し、ガイド面によってキャップ置き場からフューエルトレイに燃料の通り路が形成される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
燃料タンクが設置された鞍乗型車両のリッド構造であって、
前記燃料タンクの給油口の周囲で燃料を受け止めるフューエルトレイと、
前記フューエルトレイの内側で前記給油口に装着されたタンクキャップと、
前記フューエルトレイの内側を露出させる開口を覆うフューエルリッドと、を備え、
前記フューエルリッドの内面には、前記タンクキャップが置かれる凹状のキャップ置き場と、当該キャップ置き場から前記フューエルトレイに延びるガイド面と、が形成され、
前記フューエルリッドが開状態から閉方向に傾けられると、前記ガイド面は前記キャップ置き場の下方に位置し、前記ガイド面によって前記キャップ置き場から前記フューエルトレイに燃料の通り路が形成されることを特徴とするリッド構造。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記ガイド面が補強リブによって形成されていることを特徴とする請求項1に記載のリッド構造。
【請求項3】
前記フューエルリッドの開状態では前記キャップ置き場が液溜め可能であり、前記フューエルリッドが開状態から閉方向に傾けられると、前記ガイド面によって前記キャップ置き場から前記フューエルトレイに燃料の通り路が形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリッド構造。
【請求項4】
前記フューエルリッドの内面には、前記タンクキャップを掛け止めする掛止部が形成され、
前記フューエルリッドの開状態では前記キャップ置き場及び前記掛止部が液溜め可能であることを特徴とする請求項3に記載のリッド構造。
【請求項5】
前記フューエルリッドの閉状態では、前記タンクキャップが装着された前記給油口が凹状の前記キャップ置き場に入り込むように形成されていることを特徴とする請求項4に記載のリッド構造。
【請求項6】
前記タンクキャップには摘みが設けられており、
前記掛止部が前記摘みを避けるように切り欠かれていることを特徴とする請求項4に記載のリッド構造。
【請求項7】
前記フューエルリッドには、前記フューエルトレイの窪みに対応したリッド本体と、前記リッド本体から延びるリッドアームと、が設けられ、
前記リッド本体の内面には前記タンクキャップが置かれる凹状の前記キャップ置き場が形成され、前記リッドアームの内面には前記キャップ置き場から前記フューエルトレイに延びる前記ガイド面が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリッド構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リッド構造に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
鞍乗型車両等では、燃料タンクの給油口にタンクキャップが装着され、このタンクキャップがフューエルリッドによって覆われたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のフューエルリッドは燃料タンクに対して開閉可能に連結され、フューエルリッドの内面にはキャップ置き場が形成されている。給油作業時にはフューエルリッドが開かれて、燃料タンクの給油口からタンクキャップが外される。そして、タンクキャップがキャップ置き場に置かれて、給油口に給油ノズルが挿し込まれて燃料タンクが給油される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-202278号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、タンクキャップの内側には燃料が付着していることがあり、フューエルリッドのキャップ置き場に燃料が溜まるおそれがある。フューエルリッドが閉じられたときに、キャップ置き場から流れ落ちた燃料が周辺部品に付着するおそれがある。給油口周りのフューエルトレイやタンクキャップが置かれるフューエルリッドの内面は耐油性が高められているが、フューエルリッドの周辺部品、例えば車体を覆うカバー、他にも車両形態によっては灯火器類等までは耐油性が高められているとは限らない。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、キャップ置き場に溜まった燃料の周辺部品への付着を抑えることができるリッド構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様のリッド構造は、燃料タンクが設置された鞍乗型車両のリッド構造であって、前記燃料タンクの給油口の周囲で燃料を受け止めるフューエルトレイと、前記フューエルトレイの内側で前記給油口に装着されたタンクキャップと、前記フューエルトレイの内側を露出させる開口を覆うフューエルリッドと、を備え、前記フューエルリッドの内面には、前記タンクキャップが置かれる凹状のキャップ置き場と、当該キャップ置き場から前記フューエルトレイに延びるガイド面と、が形成され、前記フューエルリッドが開状態から閉方向に傾けられると、前記ガイド面は前記キャップ置き場の下方に位置し、前記ガイド面によって前記キャップ置き場から前記フューエルトレイに燃料の通り路が形成されることで上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様のリッド構造によれば、フューエルリッドが閉じられることでキャップ置き場から燃料がガイド面を伝ってフューエルトレイに導かれる。フューエルリッドの周辺部品への燃料の付着が抑えられ、周辺部品の耐油性を高める必要がない。外装部品に燃料が付着し難くなるので、外装部品から燃料を拭き取る手間が省かれて利便性が向上されている。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施例の鞍乗型車両の側面図である。
本実施例の鞍乗型車両のリッド構造の斜視図である。
本実施例の鞍乗型車両のリッド構造の後面図である。
図3のリッド構造をA-A線に沿って切断した断面図である。
本実施例の鞍乗型車両のリッド構造を後方から見た斜視図である。
本実施例の鞍乗型車両のリッド構造の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一態様の燃料タンクは鞍乗型車両に設置されている。鞍乗型車両のリッド構造では、燃料タンクの給油口の周囲でフューエルトレイに燃料が受け止められている。フューエルトレイの内側の給油口にタンクキャップが装着され、フューエルトレイの内側を露出させる開口がフューエルリッドによって覆われている。フューエルリッドの内面には、タンクキャップが置かれる凹状のキャップ置き場が形成され、キャップ置き場からフューエルトレイにガイド面が延びている。フューエルリッドが開状態から閉方向に傾けられると、ガイド面はキャップ置き場の下方に位置し、ガイド面によってキャップ置き場からフューエルトレイに燃料の通り路が形成され、キャップ置き場から燃料がガイド面を伝ってフューエルトレイに導かれる。フューエルリッドの周辺部品への燃料の付着が抑えられ、周辺部品の耐油性を高める必要がない。外装部品に燃料が付着し難くなるので、外装部品から燃料を拭き取る手間が省かれて利便性が向上されている。
【実施例】
【0010】
以下、添付図面を参照して、実施例の鞍乗型車両について説明する。図1は本実施例の鞍乗型車両の側面図である。また、以下の図では、矢印FRは車両前方、矢印REは車両後方、矢印Lは車両左方、矢印Rは車両右方をそれぞれ示している。
(【0011】以降は省略されています)

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