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公開番号
2024174161
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-13
出願番号
2024172750,2023067206
出願日
2024-10-01,2019-02-08
発明の名称
管路構造及び管路構造の接続方法
出願人
積水化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16L
11/12 20060101AFI20241206BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】管本体の外周面を削り取ったことを、様々な向きに配置した状態で視認可能な樹脂管を提供する。
【解決手段】樹脂管1は、オレフィン系樹脂で形成された管本体11と、管本体の外周面に、管本体11の全長にわたって延びるように形成された帯状部13と、を備え、管本体11の周方向のいずれの位置でも、管本体11と帯状部13との境界線13aが視認可能であり、管本体11及び帯状部13それぞれの色における、JIS Z8781-4:2013に規定されたL*a*b*表色系における色差が1以上である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
樹脂管と、
電気融着分岐管と、
を備える管路構造であって、
前記樹脂管は、
オレフィン系樹脂で形成された管本体と、
前記管本体の外周面に、前記管本体の全長にわたって延びるように形成された帯状部と、
を備え、
前記樹脂管を前記管本体の軸線方向に見たときに、前記樹脂管の外周面のうち、周方向に隣り合う、前記管本体と前記帯状部との複数の境界線の間の部分に対する中心角がいずれも180°以下であり、
前記管本体及び前記帯状部それぞれの色における、JIS Z8781-4:2013に規定されたL*a*b*表色系における色差が1以上であり、
前記電気融着分岐管は、前記管本体の外周面に固定され、
前記管本体の外周面に沿った前記帯状部間の前記周方向の長さよりも、前記電気融着分岐管のうち前記管本体の外周面に接触している部分の前記周方向の長さが長い管路構造。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記帯状部の厚さが0.02mm以上2.0mm以下であり、
前記管本体の厚さが前記帯状部の厚さよりも厚い、請求項1に記載の管路構造。
【請求項3】
前記帯状部が前記管本体の軸線に直交する平面に対してなす角度であるリード角が85°以上である請求項1又は2に記載の管路構造。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一項に記載の管路構造の前記樹脂管と筒状の電気融着継手とを接続する管路構造の接続方法であって、
前記樹脂管の前記帯状部を、前記管本体の軸線方向の端から、前記軸線方向に沿って予め定められた挿入長さよりも長く削り取る削除工程と、
前記削除工程の後で、前記電気融着継手内に前記樹脂管を前記挿入長さ挿入し、前記樹脂管と前記電気融着継手とを電気融着する融着工程と、
を行う管路構造の接続方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、管路構造及び管路構造の接続方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、水等の流体を搬送するのに、金属に代えてポリエチレン樹脂等のオレフィン系樹脂で形成された樹脂管(管本体)を用いることが検討されている。管をオレフィン系樹脂で形成することにより、管が腐食するのが抑えられる。
オレフィン系樹脂で形成された樹脂管には接着剤が付きにくいため、樹脂管を軸線方向に延長したり分岐したりするのに、電気融着方法が用いられる(例えば、特許文献1参照)。電気融着方法では、樹脂管と電気融着継手等とを互いに接触させた状態で、加熱して互いに溶融させることで、樹脂管と電気融着継手等とが接続される。
【0003】
樹脂管の外面には、酸化被膜等が形成される。酸化被膜等が形成された状態では、樹脂管の外面に電気融着継手を接続しにくい。このため、樹脂管の外面における削り取った(スクレープした)部分に、電気融着継手等を電気融着している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-268628号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
樹脂管の外面を削り取ったか否かが分かりやすいように、樹脂管の外面に油性のペン等で目印を記載し、この目印の一部を削り取ることが行われている。樹脂管に目印の残部が記載されていると、樹脂管の外面を削り取ったことを視認することができる。
しかしながら、樹脂管に目印を記載する作業は煩雑である。また、樹脂管を様々な向きに配置しても、目印が視認できることが望まれている。
【0006】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、管本体の外周面を削り取ったことを、様々な向きに配置した状態で視認可能な樹脂管を用いた管路構造、及びこの管路構造の接続方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の管路構造は、樹脂管と、電気融着分岐管と、を備える管路構造であって、前記樹脂管は、オレフィン系樹脂で形成された管本体と、前記管本体の外周面に、前記管本体の全長にわたって延びるように形成された帯状部と、を備え、前記樹脂管を前記管本体の軸線方向に見たときに、前記樹脂管の外周面のうち、周方向に隣り合う、前記管本体と前記帯状部との複数の境界線の間の部分に対する中心角がいずれも180°以下であり、前記管本体及び前記帯状部それぞれの色における、JIS Z8781-4:2013に規定されたL*a*b*表色系における色差が1以上であり、前記電気融着分岐管は、前記管本体の外周面に固定され、前記管本体の外周面に沿った前記帯状部間の前記周方向の長さよりも、前記電気融着分岐管のうち前記管本体の外周面に接触している部分の前記周方向の長さが長いことを特徴としている。
【0008】
この発明によれば、管本体及び帯状部それぞれの色における色差が1以上であり、周方向のいずれの位置でも管本体と帯状部との境界線が視認可能であるため、樹脂管を様々な向きに配置した状態で、管本体と帯状部との境界線を容易に視認することができる。
従って、帯状部が削り取られていることを視認することにより、管本体の外周面を削り取ったことを、様々な向きに樹脂管を配置した状態で視認することができる。
また、樹脂管と電気融着分岐管とを電気融着により接続する際に、管本体の外周面を、周方向に沿って、電気融着分岐管が管本体の外周面に接触する長さよりも長く削り取る。管本体の外周面に沿った帯状部間の周方向の長さよりも、電気融着分岐管のうち管本体の外周面に接触している部分の周方向の長さが長いため、帯状部の少なくとも一部が削り取られる。このため、電気融着分岐管が電気融着される管本体の外周面を削り取ったことを視認することができる。
【0009】
また、上記の管路構造において、前記帯状部の厚さが0.02mm以上2.0mm以下であり、前記管本体の厚さが前記帯状部の厚さよりも厚くてもよい。
【0010】
また、上記の管路構造において、前記帯状部が前記管本体の軸線に直交する平面に対してなす角度であるリード角が85°以上であってもよい。
この発明によれば、帯状部が管本体の軸線に対して傾き、管本体の全長にわたって延びる帯状部の外観が低下するのを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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