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公開番号
2024173848
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-13
出願番号
2021184884
出願日
2021-11-12
発明の名称
音響出力装置
出願人
ソニーグループ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H04R
1/10 20060101AFI20241206BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】高い機能性を確保した上で小型化を図る音響出力装置を提供する。
【解決手段】音響出力装置1は、内部に配置空間2aを有すると共に、配置空間2aに連通された挿入孔11cが形成されたハウジング2と、配置空間2aに配置された制御回路基板15と、表面が操作時に押圧される被押圧面19aとして形成された被押圧部19と、被押圧部19から突出され挿入孔11cに挿入された係合突部21とを有する操作釦3と、アンテナパターンが形成されたフレキシブルプリント配線板22とを備える。フレキシブルプリント配線板22は、被押圧部19の裏面に取り付けられる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
内部に配置空間を有すると共に前記配置空間に連通された挿入孔が形成されたハウジングと、
前記配置空間に配置された制御回路基板と、
表面が操作時に押圧される被押圧面として形成された被押圧部と前記被押圧部から突出され前記挿入孔に挿入された係合突部とを有する操作釦と、
アンテナパターンが形成されたフレキシブルプリント配線板とを備え、
前記被押圧部の裏面に前記フレキシブルプリント配線板が取り付けられた
音響出力装置。
続きを表示(約 990 文字)
【請求項2】
前記ハウジングには前記被押圧部と前記制御回路基板の間に位置される環状の張出部が設けられ、
前記被押圧部と前記張出部の間に前記フレキシブルプリント配線板と前記張出部に密着されるパッキンが配置された
請求項1に記載の音響出力装置。
【請求項3】
前記パッキンが環状に形成された
請求項2に記載の音響出力装置。
【請求項4】
前記パッキンが前記係合突部の周囲に位置された
請求項3に記載の音響出力装置。
【請求項5】
前記パッキンが弾性変形可能にされ、
前記操作釦が押圧される方向と反対方向を復帰方向としたときに、
前記パッキンによって前記操作釦に前記復帰方向への付勢力が付与された
請求項2に記載の音響出力装置。
【請求項6】
前記フレキシブルプリント配線板には前記被押圧部に取り付けられる被取付部と前記被取付部から突出され前記制御回路基板の接続端子に接続される接続部を有する導出部とが設けられ、
前記導出部における前記被取付部と前記接続部の間の部分が折り返された形状の屈曲部として設けられた
請求項1に記載の音響出力装置。
【請求項7】
前記被取付部が環状に形成された
請求項6に記載の音響出力装置。
【請求項8】
前記導出部が前記被取付部の内周から突出された
請求項6に記載の音響出力装置。
【請求項9】
前記制御回路基板の接続端子として弾性変形部を有するバネ端子が設けられ、
前記弾性変形部が前記フレキシブルプリント配線板の一部に押し付けられた状態で接続された
請求項1に記載の音響出力装置。
【請求項10】
内部に配置空間を有すると共に前記配置空間に連通された挿入孔が形成されたハウジングと、
前記配置空間に配置された制御回路基板と、
表面が操作時に押圧される被押圧面として形成された被押圧部と前記被押圧部から突出され前記挿入孔に挿入された係合突部とを有する操作釦とを備え、
前記被押圧部の少なくとも裏面にアンテナパターンが形成された
音響出力装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本技術は耳に装着されて使用され音響を出力する音響出力装置についての技術分野に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
耳に装着されてヘッドホンやイヤホン等として使用されスピーカーから音響の出力が行われる音響出力装置がある。音響出力装置は、近年、室内で使用される態様の他に、室外で使用される態様も増加している。音響出力装置には、内部に音響を出力するスピーカーやスピーカー等の駆動を制御する制御回路基板等が配置されている。
【0003】
このような音響出力装置には、無線による信号を送受信するアンテナを有すると共にハウジングに操作釦が支持され、操作釦が押圧操作されることにより所定の機能が実行されるように構成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
特許文献1に記載された音響出力装置は、操作部に対する押圧操作が解除されたときに操作部がコイルバネの付勢力によって元の状態に復帰するように構成され、コイルバネが導電性を有しアンテナとしても用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許5824404号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上記のような音響出力装置においては、操作釦やアンテナを有する構成にされており、その分、機能性は高くなるが、部品点数が多くなり小型化に支障を来すおそれがある。特に、音響出力装置においては、耳に装着された状態において、可能な限り耳から出っ張る部分が小さくされることが望ましく、薄型化が望まれている。
【0007】
一方、アンテナは信号の送受信を行う機能を有しているため、制御回路基板において発生する可能性のあるノイズの影響を受けないようにして高い機能性を確保するために、制御回路基板とは一定以上の間隔を有した状態で位置される必要がある。
【0008】
そこで、本技術音響出力装置は、高い機能性を確保した上で小型化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本技術に係る音響出力装置は、内部に配置空間を有すると共に前記配置空間に連通された挿入孔が形成されたハウジングと、前記配置空間に配置された制御回路基板と、表面が操作時に押圧される被押圧面として形成された被押圧部と前記被押圧部から突出され前記挿入孔に挿入された係合突部とを有する操作釦と、アンテナパターンが形成されたフレキシブルプリント配線板とを備え、前記被押圧部の裏面に前記フレキシブルプリント配線板が取り付けられたものである。
【0010】
これにより、操作釦の被押圧部とアンテナパターンとの間にスペースが存在せず、制御回路基板とアンテナパターンを一定以上離隔させた状態で制御回路基板と被押圧部の距離を小さくすることが可能になる。
(【0011】以降は省略されています)
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