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公開番号
2024152359
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-25
出願番号
2023066506
出願日
2023-04-14
発明の名称
音響装置
出願人
アルプスアルパイン株式会社
代理人
個人
主分類
H04R
1/34 20060101AFI20241018BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】周囲への音漏れを抑止でき、中高音域の音圧を鮮明に聴取できる音響装置を提供する。
【解決手段】内部に音響装置10が収納されているヘッドレスト2であって、音響装置10は、エンクロージャ11を有し、エンクロージャ11の発音側壁部11aにスピーカ20が設置され、スピーカ20よりも前方に開口部30が形成されている。開口部30の開口面積は、スピーカ20の有効振動面積よりも大きい。スピーカ20からの中高音域の音圧(i)は耳Eに効果的に与えられ、スピーカ20からの低音域の音圧(ii)は、大きな面積の開口部30からの逆位相の音圧(iii)で打ち消される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
その発音方向が聴取者の左右それぞれの耳に向けられた少なくとも2つのスピーカと、それぞれの前記スピーカの背部を覆うエンクロージャと、を有する音響装置において、
それぞれの前記スピーカよりも耳から離れた位置に、前記エンクロージャを開放する開口部が設けられ、
前記開口部の開口面積が、それぞれの前記スピーカの有効振動面積と同じがそれよりも大きい、ことを特徴とする音響装置。
続きを表示(約 450 文字)
【請求項2】
その発音方向が聴取者の左右それぞれの耳に向けられた少なくとも2つのスピーカと、それぞれの前記スピーカの背部を覆うエンクロージャと、を有する音響装置において、
それぞれの前記スピーカよりも耳から離れた位置に、前記エンクロージャを開放する開口部が設けられ、
前記開口部を閉鎖できる開閉部材が設けられている、ことを特徴とする音響装置。
【請求項3】
聴取者の顔の向く方向を前方としたときに、それぞれの前記開口部が、前記スピーカよりも前方に位置している請求項1または2記載の音響装置。
【請求項4】
前記開口部を閉鎖できる開閉部材が設けられている請求項1記載の音響装置。
【請求項5】
前記開口部よりも開口面積の小さいパスレフポートが設けられている請求項2または4記載の音響装置。
【請求項6】
前記バスレフポートが、前記スピーカユニットと前記開口部との間に設けられている請求項5記載の音響装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車などの座席に着席した聴取者に向けて音圧を与える音響装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に、スピーカ装置が組み込まれた車両シート用ヘッドレストに関する発明が記載されている。図4と図5に記載されたスピーカ装置は、筐体の両サイドアームに形成された空洞のそれぞれにスピーカが設けられている。筐体には、それぞれの空洞に連通して後方に延びる通路と、それぞれの通路を開放する出口とが設けられている。段落[0025]には、各通路と出口とで、ヘルムホルツ共鳴器原理を実施することができ、スピーカのカットオフ周波数よりも低い周波数において、より大きな音量で音を発することが可能である、と記載されている。
【0003】
特許文献2にもヘッドレストに組み込まれたスピーカ装置に関する発明が記載されている。このスピーカ装置は、ヘッドレストの左右の側部にスピーカが収納されている。スピーカは使用者の耳に近接した箇所に配置されている。スピーカは、ウーファー用スピーカユニットとツイータ用スピーカユニットとを含んでいる。図4ないし図7に、ウーファー用スピーカユニットを収納するスピーカボックスが示されている。スピーカボックスは後壁と側壁および前壁を含んでいる。図8に示されるように、スピーカボックスの側壁には全周に沿って複数の開口が形成されている。それぞれの開口は幅が2mmないし4mm程度の細長形状である。段落[0015]には、スピーカボックスの前方に出力される音声と、側壁の開口部から出力される音声とが互いに打ち消し合うことにより、ヘッドレストから発生する音声の一部が側方や後方に伝わるのが防止され、スピーカの周辺への音漏れが防止できること、が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-203673号公報
特開2009-260525号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載されたスピーカ装置は、スピーカの後方に位置する通路と開口とによるヘルムホルツ共鳴管原理により、そのスピーカ装置が設けられた車両シートに着座した聴取者には低音を強調した音を届けることができる。しかしながら、スピーカ装置から低い周波数の音圧が周囲に漏れやすく、隣のシートや後ろのシートに着座している搭乗者にも低音の音圧が届くようになる。そのため、シート毎に個別のソース再生を行うシステムには不向きであり、シート毎の個別のソース再生を実現するためには、クロストークをキャンセリングするための特別なソフトウエアなどが必要になり、非常に高価なシステムを構成しなくてはならなくなる。
【0006】
特許文献2に記載されたスピーカ装置は、ウファー用スピーカユニットを収納するスピーカボックスの側壁に形成された開口部から出力される音声でスピーカから発せられる音声を打ち消そうとしているが、開口部は幅が2mmないし4mm程度の小さいものであるため、ウーファーからの低い周波数の音声を十分に打ち消すことはできず、低い周波数の音声がヘッドレストから周囲に回り込んで拡散するのを十分に防ぐことが難しい。
【0007】
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、着座している聴取者に音圧を与えることができ、しかも比較的低い周波数帯域の音圧の周囲への音漏れを防止する効果を高めることができる音響装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、その発音方向が聴取者の左右それぞれの耳に向けられた少なくとも2つのスピーカと、それぞれの前記スピーカの背部を覆うエンクロージャと、を有する音響装置において、
それぞれの前記スピーカよりも耳から離れた位置に、前記エンクロージャを開放する開口部が設けられ、
前記開口部の開口面積が、それぞれの前記スピーカの有効振動面積と同じがそれよりも大きい、ことを特徴とするものである。
【0009】
また本発明は、その発音方向が聴取者の左右それぞれの耳に向けられた少なくとも2つのスピーカと、それぞれの前記スピーカの背部を覆うエンクロージャと、を有する音響装置において、
それぞれの前記スピーカよりも耳から離れた位置に、前記エンクロージャを開放する開口部が設けられ、
前記開口部を閉鎖できる開閉部材が設けられている、ことを特徴とするものである。
【0010】
本発明の音響装置は、聴取者の顔の向く方向を前方としたときに、それぞれの前記開口部が、前記スピーカよりも前方に位置していることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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