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公開番号2024127585
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036831
出願日2023-03-09
発明の名称インターホン機器
出願人アイホン株式会社
代理人個人
主分類H04M 1/02 20060101AFI20240912BHJP(電気通信技術)
要約【課題】係止爪と被係止部との係止によって化粧カバーを組み付けているにも拘わらず、通話時に化粧カバーがびり付きにくいインターホン機器を提供する。
【解決手段】化粧カバー4の右側縁に、後方へ折り曲げられた右側板4Bを設けるとともに、右側板4Bの近傍に後方へ突出する3つの係止爪14A~14Cを設ける一方、各係止爪14A~14Cと右側板4Bとを、化粧カバー4の後面から後方へ突出する連結リブ15A~15Cによって夫々連結するとともに、各連結リブ15A~15Cの前後長さを各連結リブ15A~15C毎に設定していて、マイク部6に最も近い位置にある右上隅の係止爪14Aと右側板4Bとを連結する連結リブ15Aの前後長さを他の連結リブ15B、15Cよりも長くした。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
本体ケースの前面にマイク部が設けられているとともに、前記本体ケースの前方を覆うように化粧カバーが組み付けられており、
前記化粧カバーの後面に後方へ突出する係止部が設けられている一方、前記本体ケース側に、前記係止部が係止する被係止部が設けられたインターホン機器であって、
前記化粧カバーの外縁に、後方へ折り曲げられた板部が設けられており、
前記係止部が、前記板部近傍の複数箇所に設けられている一方、各前記係止部と前記板部とが、前記化粧カバーの後面から後方へ突出する連結リブによって連結されているとともに、
前記連結リブの前後方向での長さが各前記連結リブ毎に設定されていて、前記マイク部に最も近い位置にある前記係止部と前記板部とを連結する前記連結リブの前後方向での長さが最も長いことを特徴とするインターホン機器。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記本体ケースの上部に、前記マイク部が設けられている一方、
正面視矩形の前記化粧カバーの左右両側部に、後方へ折り曲げられた前記板部が設けられているとともに、各前記板部に沿って前記係止部が上下方向へ複数設けられ、
前記連結リブが、前記係止部と前記化粧カバーにおける左右方向で近い側の前記板部とを連結しており、
前記化粧カバーの各側部において、最も下方に位置する前記係止部と前記板部とを連結する前記連結リブの前後方向での長さが最も短いことを特徴とする請求項1に記載のインターホン機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、本体ケースの前面に化粧カバーを組み付けてなるインターホン機器に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来のインターホン機器では、たとえば特許文献1に記載されているように本体ケースの前面に化粧カバーを組み付けることがある。そのような化粧カバーの組み付けに係る構造としては、本体ケースに対する化粧カバーの着脱を容易とすべく、化粧カバー側に後方へ突出する係止爪を、本体ケース側に係止爪が係止可能な被係止部を夫々設けるという構造が一般的に採用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-197967号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、係止爪と被係止部との係止によって化粧カバーを組み付けていると、他のインターホン機器との間での通話時に、化粧カバーにおけるマイク部近傍がびり付くことがあるという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、係止爪と被係止部との係止によって化粧カバーを組み付けているにも拘わらず、通話時に化粧カバーがびり付きにくいインターホン機器を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、本体ケースの前面にマイク部が設けられているとともに、本体ケースの前方を覆うように化粧カバーが組み付けられており、化粧カバーの後面に後方へ突出する係止部が設けられている一方、本体ケース側に、係止部が係止する被係止部が設けられたインターホン機器であって、化粧カバーの外縁に、後方へ折り曲げられた板部が設けられており、係止部が、板部近傍の複数箇所に設けられている一方、各係止部と板部とが、化粧カバーの後面から後方へ突出する連結リブによって連結されているとともに、連結リブの前後方向での長さが各連結リブ毎に設定されていて、マイク部に最も近い位置にある係止部と板部とを連結する連結リブの前後方向での長さが最も長いことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、化粧カバーの外縁に、後方へ折り曲げられた板部を設け、係止部を、板部近傍の複数箇所に設ける一方、各係止部と板部とを、化粧カバーの後面から後方へ突出する連結リブによって連結するとともに、連結リブの前後方向での長さを各連結リブ毎に設定していて、マイク部に最も近い位置にある係止部と板部とを連結する連結リブの前後方向での長さを最も長くした。したがって、マイク部に最も近い位置にある係止部を撓みにくくすることができ、ひいては通話時に発生する化粧カバーのびり付きを抑制することができる。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、本体ケースの上部に、マイク部が設けられている一方、正面視矩形の化粧カバーの左右両側部に、後方へ折り曲げられた板部が設けられているとともに、各板部に沿って係止部が上下方向へ複数設けられ、連結リブが、係止部と化粧カバーにおける左右方向で近い側の板部とを連結しており、化粧カバーの各側部において、最も下方に位置する係止部と板部とを連結する連結リブの前後方向での長さが最も短いことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、本体ケースの上部に、マイク部を設ける一方、正面視矩形の化粧カバーの左右両側部に、後方へ折り曲げられた板部を設けるとともに、各板部に沿って係止部を上下方向へ複数設け、さらに連結リブにより、係止部と化粧カバーにおける左右方向で近い側の板部とを連結したインターホン機器に関し、化粧カバーの各側部において、最も下方に位置する係止部と板部とを連結する連結リブの前後方向での長さを最も短くしているため、本体ケースの底部側にある係止部が撓みやすい。したがって、当該箇所を利用して化粧カバーの本体ケースのへの着脱を行いやすいインターホン機器とすることができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、化粧カバーの外縁に、後方へ折り曲げられた板部を設け、係止部を、板部近傍の複数箇所に設ける一方、各係止部と板部とを、化粧カバーの後面から後方へ突出する連結リブによって連結するとともに、連結リブの前後方向での長さを各連結リブ毎に設定していて、マイク部に最も近い位置にある係止部と板部とを連結する連結リブの前後方向での長さを最も長くした。したがって、マイク部に最も近い位置にある係止部を撓みにくくすることができ、ひいては通話時に発生する化粧カバーのびり付きを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
インターホン子機を前面から示した説明図である。
化粧カバーと本体ケースとに分解されたインターホン子機を示した斜視説明図である。
化粧カバーを後面から示した説明図である。
化粧カバーの後面側を示した斜視説明図である。
図3中におけるA-A線断面を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態となるインターホン子機について、図面にもとづき詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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