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公開番号2024135385
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023046038
出願日2023-03-22
発明の名称無線通信装置
出願人株式会社バッファロー
代理人個人
主分類H04B 1/00 20060101AFI20240927BHJP(電気通信技術)
要約【課題】複数の周波数帯域での無線通信に対応しつつ、機器コストの増大を抑制できる無線通信装置を提供する。
【解決手段】互いに異なる周波数帯域での無線信号を生成または復調する複数の信号処理回路部と、この信号処理回路部の少なくとも一つに対応して設けられ、当該信号処理回路部が生成または復調する無線信号の周波数帯域内の、互いに異なる第1,第2の帯域の無線信号をそれぞれ処理する第1,第2の信号処理モジュールと、これら第1,第2の信号処理モジュールに対応する信号処理回路部と、当該第1,第2の信号処理モジュールのいずれか一方とを選択的に接続するスイッチモジュールと、を含む無線通信装置である。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
互いに異なる周波数帯域での無線信号を生成または復調する複数の信号処理回路部と、
前記信号処理回路部の少なくとも一つに対応して設けられ、当該信号処理回路部が生成または復調する無線信号の周波数帯域内の、互いに異なる第1,第2の帯域の無線信号をそれぞれ処理する第1,第2の信号処理モジュールと、
前記第1,第2の信号処理モジュールに対応する信号処理回路部と、当該第1,第2の信号処理モジュールのいずれか一方とを選択的に接続するスイッチモジュールと、
を含む無線通信装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1記載の無線通信装置であって、
前記第1,第2の信号処理モジュールは、それぞれ、対応する第1、第2の帯域の無線信号を通過する信号フィルタを備えてなる無線通信装置。
【請求項3】
請求項1記載の無線通信装置であって、
前記第1,第2の信号処理モジュールは、それぞれ、対応する第1、第2の帯域の無線信号に対応する信号フィルタと、信号強度を検出するカプラとを少なくとも含む無線通信装置。
【請求項4】
請求項1に記載の無線通信装置であって、
前記第1,第2の信号処理モジュールのいずれかを、アンテナに選択的に接続するアンテナ側スイッチモジュールをさらに含む無線通信装置。
【請求項5】
請求項1に記載の無線通信装置であって、
前記第1,第2の信号処理モジュールが、それぞれ第1,第2のアンテナに接続される無線通信装置。
【請求項6】
請求項1に記載の無線通信装置であって、
前記信号処理回路部には、前記複数の信号処理モジュールに対応する第1種信号処理回路部と、単数の信号処理モジュールにそれぞれ接続され、それぞれが互いに異なる周波数帯域での無線信号を生成または復調する第2種信号処理回路部とを含み、
アンテナに接続され、当該複数の第2種信号処理回路部との間で入出力する信号を合成または分離する信号合成モジュールをさらに含む無線通信装置。
【請求項7】
請求項1に記載の無線通信装置であって、
前記信号処理回路部には、前記複数の信号処理モジュールに対応する第1種信号処理回路部と、単数の信号処理モジュールにそれぞれ接続され、それぞれが互いに異なる周波数帯域での無線信号を生成または復調する第2種信号処理回路部とを含み、
当該第2種信号処理回路部に接続された信号処理モジュールが、
所定の帯域の無線信号に対応する信号フィルタと、
この信号フィルタを介して信号を通過させるか、この信号フィルタをバイパスした経路で信号を通過させるかを切り替える一対のフィルタスイッチモジュールと、を備える無線通信装置。
【請求項8】
請求項7に記載の無線通信装置であって、
前記スイッチモジュールと、前記一対のフィルタスイッチモジュールは連動するよう設定されている無線通信装置。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の無線通信装置であって、
前記複数の信号処理回路部には、5GHz帯のうち比較的高い周波数帯域と、6GHz帯の無線信号を生成または復調する6GHz信号処理回路部と、5GHz帯のうち比較的低い周波数帯域の無線信号を生成または復調する5GHzLow信号処理回路部とを含み、
前記6GHz信号処理回路部に対応して、互いに異なる第1,第2の帯域の無線信号をそれぞれ処理する第1,第2の信号処理モジュールを備える無線通信装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
MIMO(Multi-Input-Multi-Output)方式の無線システムであって、複数の周波数帯に応じたフィルタ及び増幅器と、バンド切替回路と、高周波信号と制御信号とが重畳された信号を入出力する信号端子と、前記信号端子が入出力する信号から高周波信号と制御信号とを分離するためのインダクタ及びキャパシタを備える無線システムが特許文献1に開示されている。この特許文献1の例では、当該複数の周波数帯のうち、いずれか一つの周波数帯を選択して通信が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-219023号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら例えば無線LANでは、複数の互いに異なる周波数帯に対応するクライアント装置が存在する。このため無線LAN機器は、使用者の所持するクライアント装置によって、どの周波数帯域での通信に対応するかが設定されるのが一般的である。
【0005】
このような場合、通信する可能性のある、複数の周波数帯域のそれぞれに対応する回路を設ければよいが、この構成では、機器コストが増大するという問題点がある。
【0006】
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、複数の周波数帯域での無線通信に対応しつつ、機器コストの増大を抑制できる無線通信装置を提供することを、その目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記従来例の問題点を解決する本発明の一態様は、無線通信装置であって、互いに異なる周波数帯域での無線信号を生成または復調する複数の信号処理回路部と、前記信号処理回路部の少なくとも一つに対応して設けられ、当該信号処理回路部が生成または復調する無線信号の周波数帯域内の、互いに異なる第1,第2の帯域の無線信号をそれぞれ処理する第1,第2の信号処理モジュールと、前記第1,第2の信号処理モジュールに対応する信号処理回路部と、当該第1,第2の信号処理モジュールのいずれか一方とを選択的に接続するスイッチモジュールと、を含むこととしたものである。
【0008】
これにより、コストが大きい要素を信号処理回路部として複数の帯域で切り替えて利用可能とすることで、複数の周波数帯域での無線通信に対応しつつ、機器コストの増大を抑制できる。
【0009】
また前記第1,第2の信号処理モジュールは、それぞれ、対応する第1、第2の帯域の無線信号を通過する信号フィルタを備えてよい。
【0010】
さらに前記第1,第2の信号処理モジュールは、それぞれ、対応する第1、第2の帯域の無線信号に対応する信号フィルタと、信号強度を検出するカプラとを少なくとも含んでよい。
(【0011】以降は省略されています)

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