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公開番号2024129576
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023038884
出願日2023-03-13
発明の名称画像形成装置
出願人沖電気工業株式会社
代理人個人
主分類H04N 1/387 20060101AFI20240919BHJP(電気通信技術)
要約【課題】画質を保ちつつ回転ソート印刷を行う。
【解決手段】画像形成装置1は、用紙(横向き用紙Pl)の向きと異なる向きの異方向画像データ(中間画像データ34a(図5(A)))を用紙の向きへ回転させる画像回転処理を行うことにより中間画像データ34b(図5(B))を生成する画像回転処理部22と、中間画像データ34bの画素毎の属性を判別する画素属性判別処理を行う画素属性判別処理部24と、画素毎の属性に応じて、互いに異なるパターンである縦縞模様状網点パターンPTv(図7)と横縞模様状網点パターンPTh(図8)とを画素毎に切り替えて中間画像データ34bに対しハーフトーン処理を行うハーフトーン処理部26とを設ける。
【選択図】図10


特許請求の範囲【請求項1】
媒体の向きと異なる向きの異方向画像データを前記媒体の向きへ回転させる画像回転処理を行う画像回転処理部と、
前記異方向画像データの画素毎の属性を判別する画素属性判別処理を行う画素属性判別処理部と、
前記画素毎の属性に応じて、互いに異なるパターンである第1の網点パターンと第2の網点パターンとを画素毎に切り替えて前記異方向画像データに対しハーフトーン処理を行うハーフトーン処理部と
を有する画像形成装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記ハーフトーン処理部は、
前記画像回転処理の後に、前記ハーフトーン処理を行う
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記ハーフトーン処理部は、
前記属性がIMAGEである画素に対して前記第1の網点パターンを用いて前記ハーフトーン処理を行い、前記属性がIMAGE以外である画素に対して前記第2の網点パターンを用いて前記ハーフトーン処理を行う
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記ハーフトーン処理部は、
前記属性がIMAGEである画素に対して前記第1の網点パターンを用いて前記ハーフトーン処理を行い、前記属性がTEXT又はGRAPHICである画素に対して前記第2の網点パターンを用いて前記ハーフトーン処理を行う
請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記ハーフトーン処理部は、
所定の面積の画像に含まれる画素に対して前記第1の網点パターンを用いて前記ハーフトーン処理を行い、該画像よりも面積が小さい画像に含まれる画素に対して前記第2の網点パターンを用いて前記ハーフトーン処理を行う
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記ハーフトーン処理部は、
所定の幅の画像に含まれる画素に対して前記第1の網点パターンを用いて前記ハーフトーン処理を行い、該画像よりも幅が狭い画像に含まれる画素に対して前記第2の網点パターンを用いて前記ハーフトーン処理を行う
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
奇数部目用の画像データに対し、前記画像回転処理部により前記画像回転処理を行わず、前記ハーフトーン処理部により前記第1の網点パターンを用いて前記ハーフトーン処理を行う一方、
偶数部目用の前記画像データに対し、前記画像回転処理部により前記画像回転処理を行い、前記画素属性判別処理部により画素毎の属性を判別し、前記ハーフトーン処理部により前記第1の網点パターンと前記第2の網点パターンとを画素毎に切り替えて前記ハーフトーン処理を行う
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記第1の網点パターンは、複数の画素により形成される模様が一定の方向への方向性を有する模様であり、
前記第2の網点パターンは、複数の画素により形成される模様が、前記第1の網点パターンとは異なる一定の方向への方向性を有する模様である
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記第1の網点パターン及び前記第2の網点パターンは縞模様であり、色が濃くなるにつれて縞が太くなり、色が淡くなるにつれて縞が細くなる模様である
請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記第2の網点パターンは、前記第1の網点パターンが、前記異方向画像データの回転に合わせて回転された模様である
請求項9に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は画像形成装置に関し、例えば原稿を複数部印刷するときに、回転ソートして排出する画像形成装置に適用して好適なものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置は、同一文書を複数部数出力する回転ソート印刷を行う場合、搬送方向に対して縦向きにセットされた用紙に対し画像データが回転されていない奇数部目用の画像データを印刷し、搬送方向に対して横向きにセットされた用紙に対し画像データを90度回転させた偶数部目用の画像データを交互に印刷する。
【0003】
これに対し、縦向き及び横向きの用紙に対して交互に画像形成を行う場合、入力された画像データをセットされた用紙の向きと合うように回転させた後にハーフトーン処理を行い画像形成部において印刷する画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
これは、ハーフトーン処理に用いられる網点パターンが、その画像形成装置がもつ画像形成部の特性に合わせて最適化されているためである。この画像形成装置は、縦向き用紙及び横向き用紙の何れに対してもハーフトーンが持つ網点パターンの角度が搬送方向に対して常に一定となるようにハーフトーン処理を行うことにより、画質が安定させることができる。
【0005】
すなわち、画像形成装置は、搬送方向に対して平行に近い角度をもった縞状の網点パターンを用いると安定した印刷結果が得られる特性を画像形成部がもつ場合、縦向き用紙及び横向き用紙の何れに対しても、搬送方向に対して平行に近い角度の縞状の網点パターンを用いることにより画質を安定させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2013-69095号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら画像形成装置は、縦向き用紙と横向き用紙とで搬送方向に対し互いに同じ角度の縞状の網点パターンを用いると、縦向き用紙と横向き用紙とで印刷後の文字や線といった細かな印刷の見かけが大きく異なってしまい、画質を保てない場合があった。
【0008】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、画質を保ちつつ回転ソート印刷を行い得る画像形成装置を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
かかる課題を解決するため本発明の画像形成装置においては、媒体の向きと異なる向きの異方向画像データを媒体の向きへ回転させる画像回転処理を行う画像回転処理部と、異方向画像データの画素毎の属性を判別する画素属性判別処理を行う画素属性判別処理部と、画素毎の属性に応じて、互いに異なるパターンである第1の網点パターンと第2の網点パターンとを画素毎に切り替えて異方向画像データに対しハーフトーン処理を行うハーフトーン処理部とを設けるようにした。
【0010】
本発明は、第1の属性の画素には画像形成部の特性に応じ異方向画像データに対し第1の網点パターンを用いることにより何れの向きの媒体においても安定した画質を得ることができると共に、第2の属性の画素には異方向画像データに対し第1の網点パターンとは異なる第2の網点パターンを用いることにより何れの向きの媒体における第2の属性の画素においても互いに見かけを同じにすることができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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