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公開番号2024173457
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023091892
出願日2023-06-02
発明の名称鞍乗型車両
出願人ヤマハ発動機株式会社
代理人個人,個人
主分類B62J 35/00 20060101AFI20241205BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】電気的要素が燃料タンクの上方に大きく突出することを抑制しつつ、電線部材に起因する燃料タンクの短寿命化を抑制することを可能にする。
【解決手段】鞍乗型車両の上部に燃料タンク10が設けられている。燃料タンク10は、上面の一部がフィラー部材12により凹状に形成されている。フィラー部材12の底面部12a上に燃料キャップ装置70が設けられている。燃料キャップ装置70には、サブハーネスLM1およびブリーザホースLM2が接続されている。サブハーネスLM1およびブリーザホースLM2は、フィラー部材12の前方に引き出されている。燃料タンク10は、金属材料により形成されている。燃料タンク10とサブハーネスLM1およびブリーザホースLM2との間に保護部材80が設けられている。保護部材80を覆うように、燃料タンク10上にタンクカバー90が設けられている。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
凹部が形成された上面を有する金属製の燃料タンクと、
前記凹部に設けられる電気的要素と、
前記電気的要素に付随して設けられる電線部材と、
前記燃料タンクと前記電線部材との間に設けられる保護部材とを備える、鞍乗型車両。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記電線部材は、前記電気的要素から車両前方に延びる、請求項1記載の鞍乗型車両。
【請求項3】
前記燃料タンクの上面のうち前記凹部よりも後方の第1の部分の最大高さ位置は、前記燃料タンクの上面のうち前記凹部よりも前方の第2の部分の最大高さ位置よりも上方にあり、
前記保護部材は、前記燃料タンクの上面のうち前記第2の部分上に設けられる、請求項2記載の鞍乗型車両。
【請求項4】
前記凹部に固定され、前記保護部材を取り付け可能に構成された取付片をさらに備える、請求項1記載の鞍乗型車両。
【請求項5】
前記凹部は、
底面部と、
前記底面部の外縁から上方に延びる環状の周壁部とを含み、
前記底面部には、前記燃料タンクの給油口が形成され、
前記電気的要素は、
前記給油口を開閉可能な蓋部材と、
前記電線部材を通して与えられる電気信号に基づいて、前記蓋部材を、前記給油口を閉塞する状態で固定された施錠状態と前記給油口を開閉可能な解錠状態との間で移行させる施錠装置とを含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
【請求項6】
前記保護部材は、樹脂またはゴムにより形成されたシート状部材を含み、
前記シート状部材は、前記燃料タンクの上面のうち前記凹部に隣り合う一部の領域上に接着剤を用いて貼り合わされる、請求項1~4のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
【請求項7】
前記保護部材は、樹脂またはゴムにより形成された、請求項1~4のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
【請求項8】
前記保護部材は、前記電線部材を当該保護部材における予め定められた通路内に導くガイド部を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
【請求項9】
前記燃料タンクに前記電気的要素が設けられた状態で当該電気的要素を車両前後方向に3等分した場合に、前記電線部材は、前記電気的要素の中央部分に接続され、当該中央部分から引き出される、請求項2または3記載の鞍乗型車両。
【請求項10】
前記燃料タンクの上面上に設けられ、前記電線部材を上方から覆うタンクカバーをさらに備える、請求項1~4のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料タンクを備える鞍乗型車両に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
自動二輪車等の鞍乗型車両には、ECU(Electronic Control Unit)、表示灯、メータユニット、電源装置および盗難対策装置等の種々の電気的要素が搭載される。それらの電気的要素の各々は、当該電気的要素の用途または機能に応じて、鞍乗型車両の各部に設けられる。また、複数の電気的要素間には、適宜、電力供給用または信号伝送用の電線部材が設けられる。
【0003】
車両上部において、燃料タンクおよびシートがこの順で車両後方に向かって並ぶように配置された鞍乗型車両がある。このような鞍乗型車両においては、例えば燃料タンクの近傍に電気的要素を設けることにより、当該電気的要素に対するアクセスが容易になり、電気的要素のメンテナンス性が向上する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-31717号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、燃料タンク上に電気的要素を設けると、当該電気的要素が燃料タンクの上面から上方に突出する。電気的要素の上端部の高さ位置が過剰に高いと、鞍乗型車両の運転者の身体に意図せず接触する可能性がある。また、鞍乗型車両のデザイン性が低下する。
【0006】
特許文献1に記載の自動二輪車においては、ヘッドパイプの後方に設けられた燃料タンクの上面の一部に凹部が形成されている。その凹部内には、金属製の支持部が溶接により取り付けられている。さらに、その支持部上に電気的要素として盗難対策装置が取り付けられている。盗難対策装置は、複数の端子部を有し、それらの端子部には、電線部材としてハーネスが接続されている。この構成によれば、盗難対策装置が燃料タンクの凹部内に設けられるので、盗難対策装置が、燃料タンクの上面から上方に突出しない。
【0007】
上記のように、電気的要素を燃料タンクの上面に設ける場合には、当該電気的要素から延びる電線部材が燃料タンク上で振動または遊動することに起因して燃料タンクを短寿命化させる可能性がある。
【0008】
本発明の目的は、電気的要素が燃料タンクの上方に大きく突出することを抑制しつつ、電線部材に起因する燃料タンクの短寿命化を抑制することを可能にする鞍乗型車両を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一局面に従う鞍乗型車両は、凹部が形成された上面を有する金属製の燃料タンクと、前記凹部に設けられる電気的要素と、前記電気的要素に付随して設けられる電線部材と、前記燃料タンクと前記電線部材との間に設けられる保護部材とを備える。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、電気的要素が燃料タンクの上方に大きく突出することを抑制しつつ、電線部材に起因する燃料タンクの短寿命化を抑制することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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