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公開番号
2024172466
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023090203
出願日
2023-05-31
発明の名称
自動車用音響システム
出願人
個人
代理人
弁理士法人前田特許事務所
主分類
H04R
5/02 20060101AFI20241205BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】左右方向だけでなく、前後方向にも拡がる音像を自動車の室内に形成可能にして乗員を立体的な音像の中に置くことができるようし、車内での音楽体験を高める。
【解決手段】自動車用音響システム1は、左フロントスピーカー3及び右フロントスピーカー4と、運転席と助手席の上方に設けられ、車幅方向に延びる金属製の板材130と、板材130を加振する加振器5~8と、左チャンネル及び右チャンネルを含む音声信号が入力され、入力された音声信号の左チャンネル及び右チャンネルの信号に基づいて左フロントスピーカー3及び右フロントスピーカー4をそれぞれ駆動するとともに、左チャンネル及び右チャンネルの信号を合成したモノラル信号に基づいて加振器5~8を駆動する駆動ユニット2とを備えている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
自動車に搭載される自動車用音響システムであって、
前記自動車の室内における運転席と助手席の前方の左側に設置された左フロントスピーカーと、
前記自動車の室内における運転席と助手席の前方の右側に設置された右フロントスピーカーと、
運転席と助手席の上方に設けられ、車幅方向に延びる金属製の板材と、
前記板材に取り付けられ、当該板材を加振する加振器と、
左チャンネル及び右チャンネルを含む音声信号が入力され、入力された音声信号の左チャンネル及び右チャンネルの信号に基づいて前記左フロントスピーカー及び前記右フロントスピーカーをそれぞれ駆動するとともに、左チャンネル及び右チャンネルの信号を合成したモノラル信号に基づいて前記加振器を駆動する駆動ユニットとを備えている、自動車用音響システム。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の自動車用音響システムにおいて、
前記加振器は、前記板材の車幅方向外側に取り付けられた外側加振器と、前記板材の車幅方向内側に取り付けられた内側加振器とを含み、
前記駆動ユニットは、前記外側加振器による加振力を前記内側加振器による加振力よりも大きくする、自動車用音響システム。
【請求項3】
請求項2に記載の自動車用音響システムにおいて、
前記板材は、運転席側から助手席側まで延びており、
前記外側加振器は、前記板材における運転席及び助手席の車幅方向外側に対応するようにそれぞれ取り付けられ、
前記内側加振器は、前記板材における運転席及び助手席の車幅方向内側に対応するようにそれぞれ取り付けられている、自動車用音響システム。
【請求項4】
請求項1に記載の自動車用音響システムにおいて、
前記自動車用音響システムは、ルーフが開閉可能に構成された自動車に搭載され、
前記板材は、前記ルーフの一部を構成する部材であり、前記ルーフのクローズ時に運転席及び助手席の上方に位置付けられる一方、前記ルーフのオープン時に運転席及び助手席の後方に位置付けられる、自動車用音響システム。
【請求項5】
請求項4に記載の自動車用音響システムにおいて、
前記駆動ユニットは、前記ルーフのオープン時は前記ルーフのクローズ時に比べて前記加振器の加振力を大きくする、自動車用音響システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、自動車に搭載される自動車用音響システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、自動車の室内の音場を低い位置から高い位置に上げるとともにどの座席でも同じように高音が聞こえるようにするための自動車用スピーカーが開示されている。特許文献1の自動車用スピーカーでは、自動車の屋根を形成している大型の樹脂製ルーフパネルが振動板となっており、この樹脂製ルーフパネルを、振動子を用いて高音再生用の信号にて振動させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-159120号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、自動車の室内は、スピーカーの設置場所の自由度が低く、またウインドガラス等の音反射材もあり、音楽再生における音場としてみた時、好ましい空間とは言えないが、このような空間であっても特に音像に立体感を持たせて乗員を立体的な音像の中に置くことによって音楽体験を高めたいという要求がある。
【0005】
ここで、一般的な自動車の室内の前側部分には左右にそれぞれスピーカーが設置されているので、左右のスピーカーを用いることで左右方向(車幅方向)の音像の拡がりを得ることはできる。ところが、自動車の構造によっては乗員の後方にスピーカーを設定することができない場合があり、その場合、前後方向に拡がりを感じる空間感を作り出すのが難しく、その結果、乗員を立体的な音像の中に置くことができない。
【0006】
この点、特許文献1では、乗員の上方に位置している樹脂製ルーフパネルを振動させてスピーカーとして利用しているが、その目的は音場を上げること、及び天井の広い範囲から高音を放射することでどの座席でも同じように高音が聞こえるようにすることにあり、前後方向に拡がる空間感を作り出すことは難しいと考えられる。
【0007】
すなわち、特許文献1のように高音再生用の信号のみで樹脂製ルーフパネルを振動させる場合、その高音再生用の信号は元の音源から中音域以下の周波数帯を除いた音域の信号であることから、例えばギターや声などのプレゼンス(存在感)を受け持つ周波数帯域、つまり音像を再現する上で重要な周波数帯域が抜けた信号となっている。よって、樹脂製ルーフパネルの全面から高音を放射しても、各着座位置では高音が天井から降り注ぐようなイメージで聞こえるだけであり、乗員を立体的な音像の中に置くことはできないので、ギターや声などの任意の要素を乗員の左右方向にステレオとして展開される平面音像から前後方向の音像感として目前に浮かび上がらせるのは難しい。
【0008】
また、樹脂製ルーフパネルの駆動時に、ステレオ信号で駆動すると、左右チャンネルの位相ずれに起因した音量低下が起こり得るという問題もある。
【0009】
さらに、乗員の後方にスピーカーを設置できない自動車において、例えば座席のヘッドレスト内にスピーカーを設置する場合がある。これは、乗員の前方に設置されているスピーカー群の能率の限界や、乗員との大きな距離による音量不足を補うことを目的とした装備であることから、乗員の耳に極めて近い位置にスピーカーが位置することになる。このため、乗員の頭の位置が前後、あるいは左右にわずかに動いただけで、聴覚する総音量や左右の音量割合の変化量が著しく、音楽鑑賞用としては相応しくない。また、乗員は耳元で鳴る当該装置からの音を強く意識する傾向があるため、乗員が感じる音像は後方に音の存在を強く感じる像になり、乗員を立体的な音像の中に置くのに適しているとは言い難い。
【0010】
本開示は、かかる点に鑑みたものであり、その目的とするところは、左右方向だけでなく、前後方向にも拡がる音像を自動車の室内に形成可能にして乗員を立体的な音像の中に置くことができるようし、車内での音楽体験を高めることにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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