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公開番号
2024171128
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-11
出願番号
2023088034
出願日
2023-05-29
発明の名称
食品加工システム
出願人
アサヒ技研株式会社
代理人
個人
主分類
A22C
17/00 20060101AFI20241204BHJP(屠殺;肉処理;家禽または魚の処理)
要約
【課題】システムを構成する装置がピックル液で汚染されることを防いで、システム全体をより衛生的に保つとともに、適切な量のピックル液を確実に原料肉に供給して、食品の品質向上を図ることができ、また、廃棄されるピックル液を少なくして、食品の製造コストの上昇を抑えることができる食品加工システムを提供する。
【解決手段】原料肉1にピックル液を注入するインジェクター2と、マッサージ装置3のマッサージタンク42内へピックル液が注入された原料肉1を投入する投入装置6と、インジェクター2から投入装置6までの原料肉1の搬送を担う搬送装置8とを含む食品加工システムにおいて、原料肉1は、上方開口11を有する有底容器状のトレイ12に収容した状態で搬送装置8上を搬送する。そして、トレイ12に収容された原料肉1とトレイ12で受け止められた液体の両者を、投入装置6によりマッサージタンク42内へ投入する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
原料肉(1)の上方から一群の注入針(35)を突き刺して、原料肉(1)にピックル液を注入するインジェクター(2)と、
ピックル液が注入された原料肉(1)を揉みほぐすマッサージタンク(42)を備えるマッサージ装置(3)と、
マッサージタンク(42)内へ原料肉(1)を投入する投入装置(6)と、
インジェクター(2)から投入装置(6)までの原料肉(1)の搬送を担う搬送装置(8)と、
これらインジェクター(2)、マッサージ装置(3)、投入装置(6)、及び搬送装置(8)を含むシステム全体の動作を制御する制御部(9)と、
を備え、
搬送装置(8)上において、原料肉(1)は上方開口(11)を有する有底容器状のトレイ(12)に収容された状態で搬送され、
トレイ(12)に収容された原料肉(1)とトレイ(12)で受け止められた液体の両者が、投入装置(6)によりマッサージタンク(42)内へ投入されるように構成されていることを特徴とする食品加工システム。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
インジェクター(2)は、原料肉(1)に突き刺されてピックル液を注入する注入針(35)の一群を有する注入ヘッド(28)と、注入ヘッド(28)に対してピックル液を加圧送給する液送給機構(31)と、注入ヘッド(28)を昇降駆動する昇降機構(30)と、注入ヘッド(28)とともに昇降機構(30)で昇降駆動され、トレイ(12)の上方開口(11)を閉塞する蓋体(29)とを備えており、
昇降機構(30)により注入ヘッド(28)と蓋体(29)とが下降操作され、蓋体(29)によりトレイ(12)の上方開口(11)が閉塞されるとともに、注入針(35)が原料肉(1)に突き刺された状態で、原料肉(1)にピックル液が注入されるように構成されている請求項1に記載の食品加工システム。
【請求項3】
ピックル液の注入前の原料肉(1)の重量を計測する前段計量部(18)を備え、
制御部(9)は、前段計量部(18)により計測された原料肉(1)の重量に基づいて、原料肉(1)に注入すべきピックル液の適正量を算出し、算出された適正量のピックル液が原料肉(1)に注入されるようにインジェクター(2)を制御する請求項1に記載の食品加工システム。
【請求項4】
インジェクター(2)による注入処理後のトレイ(12)内、或いはマッサージタンク(42)内にピックル液を供給する補充装置(7)と、
インジェクター(2)による注入処理後の原料肉(1)とピックル液の総重量を計測する後段計量部(22)とを備え、
制御部(9)は、後段計量部(22)による計量値と、前段計量部(18)による計量値の比較から算出される減算量と、前段計量部(18)による計量値から算出されたピックル液の適正量とを比較し、減算量が適正量に比べて小さい場合に、両量の差量を補充装置(7)からトレイ(12)またはマッサージタンク(42)に供給する請求項3に記載の食品加工システム。
【請求項5】
インジェクター(2)による注入処理後の原料肉(1)とピックル液の総重量を計測する後段計量部(22)を備え、
インジェクター(2)は、原料肉(1)に突き刺されてピックル液を注入する注入針(35)の一群を有する注入ヘッド(28)と、注入ヘッド(28)に対してピックル液を加圧送給する液送給機構(31)とを備えており、
制御部(9)は、前段計量部(18)により計測された原料肉(1)の重量に、当該原料肉(1)の重量に基づいて算出された適正量のピックル液の重量を加えた理想重量値と、後段計量部(22)による計量値とを比較し、両値の差異に基づいて液送給機構(31)から注入ヘッド(28)へ送給されるピックル液の液量を補正する請求項3に記載の食品加工システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、原料肉にピックル液を注入するインジェクターと、ピックル液が注入された原料肉を揉みほぐし、同時にピックル液を均等に分散浸透させるマッサージ装置とを含む食品加工システムに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
工場で生産されるハムは、インジェクターでピックル液を原料肉に注入する注入工程と、ピックル液が注入された原料肉を回転式のマッサージ装置で揉みほぐして、原料肉を軟らかくし、さらにピックル液を原料肉の全体に均等に分散浸透させるマッサージ工程とを含む塩漬け処理を経て製造される。これら一連の塩漬け処理で用いられるインジェクターは、例えば本出願人による特許文献1に公知である。特許文献1のインジェクターは、原料肉を搬送するコンベアと、コンベアで間欠搬送される原料肉にピックル液を注入する注入ヘッドと、注入ヘッドを昇降駆動するヘッド昇降機構と、注入ヘッドに対してピックル液を加圧送給する調整液送給構造とを備える。注入ヘッドは注入針の一群を有し、ヘッド昇降機構で原料肉に上方から注入針を突き刺した状態で、調整液送給構造で注入針にピックル液を加圧送給することで、原料肉の内部にピックル液が注入される。ピックル液が注入された原料肉は、マッサージ処理を行うマッサージ装置へコンベアで搬送され、マッサージ装置のマッサージタンクへ投入される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-189322号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1においては、コンベアの下方に受液パンを配置し、この受液パンにより原料肉から漏出したピックル液や原料肉の液成分を受け止めて回収している。しかし、受液パンはコンベアの下方に配されているため、原料肉から漏出したピックル液等が、インジェクターのコンベア、或いは原料肉をマッサージ装置へ搬送するコンベアなどに付着するおそれがある。ピックル液等が受液パンから零れて、床面に飛散するおそれもある。原料肉へ注入されるピックル液量にバラツキが生じて、食品の品質低下を招く不利もある。加えて、特許文献1では、コンベアベルト上に乗せられた原料肉に対して注入針を突き刺すため、注液針の突き刺し時にコンベアベルトが下向きに撓み、適正位置にまで注入針を原料肉に差し込むことができなくなり、食品の品質低下を招く不利もある。より詳しくは、コンベアベルトの撓み分だけ原料肉が下側に変位すると、原料肉の最下部(適正位置)まで注入針を突き刺すことが不可能となり、原料肉の全体に満遍なくピックル液を注入することができなくなり、結果として食品の品質低下を招く不利もある。さらに、受液パンで回収されたピックル液は不純物が除去されたのちに再利用されるが、ピックル液と同時に漏出する原料肉の液成分により、ピックル液が希釈或いは劣化することが避けられず、新たなピックル液が必要となる分だけ、食品の製造コストが増加する不利もある。
【0005】
本発明は、システムを構成する装置がピックル液で汚染されることを防いで、システム全体をより衛生的に保つとともに、適切な量のピックル液を確実に原料肉に供給して、食品の品質向上を図ることができる食品加工システムを提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、廃棄されるピックル液を少なくして、食品の製造コストの上昇を抑えることができる食品加工システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の食品加工システムは、原料肉1の上方から一群の注入針35を突き刺して、原料肉1にピックル液を注入するインジェクター2と、ピックル液が注入された原料肉1を揉みほぐすマッサージタンク42を備えるマッサージ装置3と、マッサージタンク42内へ原料肉1を投入する投入装置6と、インジェクター2から投入装置6までの原料肉1の搬送を担う搬送装置8と、これらインジェクター2、マッサージ装置3、投入装置6、及び搬送装置8を含むシステム全体の動作を制御する制御部9とを備える。搬送装置8上において、原料肉1は上方開口11を有する有底容器状のトレイ12に収容された状態で搬送される。そして、トレイ12に収容された原料肉1とトレイ12で受け止められた液体の両者が、投入装置6によりマッサージタンク42内へ投入されるように構成されていることを特徴とする。ここでいう「トレイ12に収容された原料肉1とトレイ12で受け止められた液体の両者が、投入装置6によりマッサージタンク42内へ投入される」とは、マッサージタンク42へ原料肉1及びピックル液を含む液体を直接投入する形態、及び搬送容器等を介して間接的にマッサージタンク42に投入する形態を含む。
【0007】
インジェクター2は、原料肉1に突き刺されてピックル液を注入する注入針35の一群を有する注入ヘッド28と、注入ヘッド28に対してピックル液を加圧送給する液送給機構31と、注入ヘッド28を昇降駆動する昇降機構30と、注入ヘッド28とともに昇降機構30で昇降駆動され、トレイ12の上方開口11を閉塞する蓋体29とを備えている。昇降機構30により注入ヘッド28と蓋体29とが下降操作され、蓋体29によりトレイ12の上方開口11が閉塞されるとともに、注入針35が原料肉1に突き刺された状態で、原料肉1にピックル液が注入されるように構成されている。
【0008】
ピックル液の注入前の原料肉1の重量を計測する前段計量部18を備える。制御部9は、前段計量部18により計測された原料肉1の重量に基づいて、原料肉1に注入すべきピックル液の適正量を算出し、算出された適正量のピックル液が原料肉1に注入されるようにインジェクター2を制御する。
【0009】
インジェクター2による注入処理後のトレイ12内、或いはマッサージタンク42内にピックル液を供給する補充装置7と、インジェクター2による注入処理後の原料肉1とピックル液の総重量を計測する後段計量部22とを備える。制御部9は、後段計量部22による計量値と、前段計量部18による計量値の比較から算出される減算量と、前段計量部18による計量値から算出されたピックル液の適正量とを比較し、減算量が適正量に比べて小さい場合に、両量の差量を補充装置7からトレイ12またはマッサージタンク42に供給する。
【0010】
インジェクター2による注入処理後の原料肉1とピックル液の総重量を計測する後段計量部22を備える。インジェクター2は、原料肉1に突き刺されてピックル液を注入する注入針35の一群を有する注入ヘッド28と、注入ヘッド28に対してピックル液を加圧送給する液送給機構31とを備えている。制御部9は、前段計量部18により計測された原料肉1の重量に、当該原料肉1の重量に基づいて算出された適正量のピックル液の重量を加えた理想重量値と、後段計量部22による計量値とを比較し、両値の差異に基づいて液送給機構31から注入ヘッド28へ送給されるピックル液の液量を補正する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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