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公開番号2024171043
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-11
出願番号2023087901
出願日2023-05-29
発明の名称射出成形機
出願人住友重機械工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B29C 45/84 20060101AFI20241204BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】型締モータの停止のタイミングを精度よく制御できる射出成形機を提供する。
【解決手段】射出成形機10は、型締装置100を移動させて金型装置800の型締を行う型締モータ160と、型締モータ160に電力を供給するドライバ部721と、を備える。また、射出成形機10は、型締モータ160とドライバ部721との間を接続する配線722に設けられ、ドライバ部721の電力の供給および供給停止を切り替え可能であり、かつ型締モータ160のブレーキの非発動およびブレーキの発動を切り替え可能な切替器730と、切替器730を制御するデジタル回路711と、を有する。デジタル回路711は、型締モータ160の停止のトリガ信号を取得することに基づき、切替器730を制御して供給停止およびブレーキの発動を行う。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
型締装置を移動させて金型装置の型締を行う型締モータと、
前記型締モータに電力を供給するドライバ部と、
前記型締モータと前記ドライバ部との間を接続する配線に設けられ、前記ドライバ部から前記型締モータへの電力の供給および供給停止を切り替え可能であり、かつ前記型締モータのブレーキの非発動および前記ブレーキの発動を切り替え可能な切替器と、
前記切替器に接続され、当該切替器を制御するデジタル回路と、を有し、
前記デジタル回路は、前記型締モータの停止のトリガ信号を取得することに基づき、前記切替器を制御して前記供給停止および前記ブレーキの発動を行う、
射出成形機。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記切替器は、前記デジタル回路からの切替信号の受信に基づき、前記型締モータの端子間を短絡することで前記ブレーキの発動を行う、
請求項1に記載の射出成形機。
【請求項3】
前記切替器は、A接点により前記配線を開閉するA接点部と、B接点により前記型締モータの端子間を開閉するB接点部と、を含み、
前記切替信号の受信に基づき前記A接点部の開放を行い、同じ前記切替信号の受信に基づき前記B接点の閉塞を行う、
請求項2に記載の射出成形機。
【請求項4】
前記デジタル回路は、前記トリガ信号の取得した時点から設定された待機期間だけ待機した後に、前記切替器の前記供給停止および前記ブレーキの発動を制御する、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の射出成形機。
【請求項5】
前記待機期間は、前記型締装置により前記金型装置を押圧している状態から脱圧が完了する時間以上に設定される、
請求項4に記載の射出成形機。
【請求項6】
前記デジタル回路は、前記型締装置を制御している制御装置から脱圧の完了の信号を受信することに基づき、前記切替器の前記供給停止および前記ブレーキの発動を制御する、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の射出成形機。
【請求項7】
前記デジタル回路は、前記トリガ信号を処理して前記切替器を制御するPLCを含む、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の射出成形機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、射出成形機に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
射出成形機の射出成形中において、型締装置等を覆っているケースの安全ドアをユーザが開放する可能性がある。ユーザの安全のために、射出成形機は、射出成形中に安全ドアが開放された場合に、型締モータ等の駆動を自動的に停止する制御を行う。
【0003】
例えば、特許文献1には、安全ドアと、安全ドアの開閉状態を検出する検出部と、検出部の検出結果に基づき駆動部を停止する制御部と、を備える射出成形機が開示されている。この射出成形機の制御部は、安全ドアの開放に伴ってスイッチが切り替わることで、型締機構のモータ駆動部を動作させているリレースイッチのコイルの励磁を解除して駆動部を停止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4460540号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に開示の射出成形機は、安全ドアのスイッチからモータ駆動部の動力を遮断するためのリレースイッチまで回路を、アナログ回路によって接続している。この場合、アナログ回路の部品のばらつき(コンデンサ容量や抵抗のばらつき等)、または環境要因(温度、電圧値等)によって、モータ駆動部の停止タイミングのばらつきが大きくなってしまう。
【0006】
本開示は、型締モータの停止のタイミングを精度よく制御できる射出成形機を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様によれば、型締装置を移動させて金型装置の型締を行う型締モータと、前記型締モータに電力を供給するドライバ部と、前記型締モータと前記ドライバ部との間を接続する配線に設けられ、前記ドライバ部から前記型締モータへの電力の供給および供給停止を切り替え可能であり、かつ前記型締モータのブレーキの非発動および前記ブレーキの発動を切り替え可能な切替器と、前記切替器に接続され、当該切替器を制御するデジタル回路と、を有し、前記デジタル回路は、前記型締モータの停止のトリガ信号を取得することに基づき、前記切替器を制御して前記供給停止および前記ブレーキの発動を行う、射出成形機が提供される。
【発明の効果】
【0008】
一態様によれば、型締モータの停止のタイミングを精度よく制御できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係る射出成形機の型開完了時の状態を示す図である。
一実施形態に係る射出成形機の型締時の状態を示す図である。
型締モータの電力供給回路および制御ボードの主な構成を示す図である。
制御装置および安全PLCの機能ブロックを示すブロック図である。
安全PLCが型締モータを停止する際の動作手順を示すタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本開示を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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