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公開番号2024170510
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-10
出願番号2024151602,2023100077
出願日2024-09-03,2019-01-31
発明の名称データ送信方法、通信処理方法、装置、および通信処理プログラム
出願人コネクトフリー株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H04L 45/03 20220101AFI20241203BHJP(電気通信技術)
要約【課題】多数のデバイスが存在するネットワークにおいて、各デバイスが自立してデータ通信を実現できる構成を提供する。
【解決手段】データ送信方法は、複数のデバイスの各々が、各デバイスが有している公開鍵からハッシュ関数に従って算出されるハッシュ値に基づいて、各デバイスのIPアドレスを決定するステップと、複数のデバイスの各々が、各デバイスの接続関係を反映したステート情報を保持するとともに、ステート情報の内容を示す通知メッセージを他のデバイスへ送信するステップと、複数のデバイスの各々が、他のデバイスから受信した通知メッセージに基づいて各デバイスが保持するステート情報を更新するステップと、各デバイスが保持するステート情報に基づいて論理的に規定されるデバイスの集合の間で、当該集合に含まれるデバイスの間で保持される、データ送信の宛先となるデバイスの探索に用いられるルーティングテーブルを決定するステップとを含む。
【選択図】図15
特許請求の範囲【請求項1】
複数のデバイスが接続されたネットワークにおけるデータ送信方法であって、
前記複数のデバイスの各々が、各デバイスが有している公開鍵からハッシュ関数に従って算出されるハッシュ値に基づいて、各デバイスのIPアドレスを決定するステップと、
前記複数のデバイスの各々が、各デバイスの接続関係を反映したステート情報を保持するとともに、前記ステート情報の内容を示す通知メッセージを他のデバイスへ送信するステップと、
前記複数のデバイスの各々が、他のデバイスから受信した前記通知メッセージに基づいて各デバイスが保持するステート情報を更新するステップと、
各デバイスが保持する前記ステート情報に基づいて論理的に規定されるデバイスの集合の間で、当該集合に含まれるデバイスの間で保持される、データ送信の宛先となるデバイスの探索に用いられるルーティングテーブルを決定するステップとを備える、データ送信方法。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記通知メッセージは、各デバイスが決定したIPアドレスに基づいて算出される、各デバイスを特定するための識別情報を含む、請求項1に記載のデータ送信方法。
【請求項3】
前記複数のデバイスの各々が、各デバイスが有している公開鍵および当該公開鍵に関連付けられた電子証明書を他のデバイスに送信するステップと、
前記公開鍵および前記電子証明書を受信したデバイスにおいて、ハッシュ関数に従って前記公開鍵から算出されるハッシュ値に基づいて、前記公開鍵および前記電子証明書の送信元のデバイスのIPアドレスを決定するステップとをさらに備える、請求項1または2に記載のデータ送信方法。
【請求項4】
前記決定されるIPアドレスは、予め定められた特定用の固有値を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載のデータ送信方法。
【請求項5】
前記決定されるIPアドレスは、当該IPアドレスを決定したデバイスの種類に応じた値を含む、請求項1~4のいずれか1項に記載のデータ送信方法。
【請求項6】
ネットワークに接続されたデバイスでの通信処理方法であって、
公開鍵からハッシュ関数に従って算出されるハッシュ値に基づいて、自デバイスのIPアドレスを決定するステップと、
他のデバイスとの接続関係を反映したステート情報を保持するとともに、前記ステート情報の内容を示す通知メッセージを他のデバイスへ送信するステップと、
他のデバイスから受信した前記通知メッセージに基づいて前記ステート情報を更新するステップと、
各デバイスが保持する前記ステート情報に基づいて論理的に規定されるデバイスの集合の間で、データ送信の宛先となるデバイスの探索に用いられるルーティングテーブルを保持するステップとを備える、通信処理方法。
【請求項7】
前記通知メッセージは、前記決定した自デバイスのIPアドレスに基づいて算出される、自デバイスを特定するための識別情報を含む、請求項6に記載の通信処理方法。
【請求項8】
前記ステート情報に基づいて、前記集合において自デバイスがルートノードとして動作すると判断されると、前記ルーティングテーブルを決定するステップをさらに備える、請求項6または7に記載の通信処理方法。
【請求項9】
前記ルーティングテーブルを保持するステップは、他のデバイスから前記ルーティング
テーブルを受信するステップを含む、請求項6~8のいずれか1項に記載の通信処理方法。
【請求項10】
前記ステート情報および前記通知メッセージは、ルートノードとされているデバイスを特定するための識別情報を含み、
前記更新するステップは、前記受信した通知メッセージに含まれるルートノードとされているデバイスと、前記ステート情報に含まれるルートノードとされるデバイスとが一致しない場合には、予め定められた規則に従って、一方のデバイスをルートノードと決定するステップを含む、請求項6~9のいずれか1項に記載の通信処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、認証済みIPアドレスを有するデバイス間のデータ通信技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年の情報通信技術(Information and Communication
Technology:ICT)の進歩は目覚ましく、インターネットなどのネットワークに接続されるデバイスは、従来のパーソナルコンピュータやスマートフォンといった情報処理装置に限らず、様々なモノ(things)に広がっている。このような技術トレンドは、「IoT(Internet of Things;モノのインターネット)」と称され、様々な技術およびサービスが提案および実用化されつつある。将来的には、地球上の数十億人と数百億または数兆のデバイスとが同時につながる世界が想定されている。このようなネットワーク化された世界を実現するためには、よりシンプル、より安全、より自由につながることができるソリューションを提供する必要がある。
【0003】
通常、ネットワーク上では、各デバイスに静的または動的に割り当てられたIP(Internet Protocol)アドレスを用いて、デバイス間のデータ通信が実現される。
【0004】
デバイス間のデータ通信を実現するためには、送信元のデバイスから送出されたデータを宛先のデバイスまで転送しなければならない。このようなデータ転送の処理は、「ルーティング」などと称される。このようなルーティングを実現するために、ネットワーク上には多数のルータが配置される。
【0005】
特開平05-022293号公報(特許文献1)に開示されるように、ルータは、経路情報を記憶する経路情報テーブルを有しており、受信フレーム中のインターネットワーキング用アドレスと、経路情報テーブルの内容に従って、経路を定めて受信フレームの中継を行う(特開平05-022293号公報の段落[0005]および[0006]など参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平05-022293号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記特許文献1によれば、多数のデバイスが存在するネットワークを想定すると、ルータも多数必要となり、また、各ルータの責務も大きくなる。そのため、多数のデバイスが存在するネットワークにおいては、各デバイスが自立してデータ通信を実現できる構成が好ましい。本開示は、このような構成を実現するための解決策を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示のある形態によれば、複数のデバイスが接続されたネットワークにおけるデータ送信方法が提供される。データ送信方法は、複数のデバイスの各々が、各デバイスが有している公開鍵からハッシュ関数に従って算出されるハッシュ値に基づいて、各デバイスのIPアドレスを決定するステップと、複数のデバイスの各々が、各デバイスの接続関係を反映したステート情報を保持するとともに、ステート情報の内容を示す通知メッセージを他のデバイスへ送信するステップと、複数のデバイスの各々が、他のデバイスから受信し
た通知メッセージに基づいて各デバイスが保持するステート情報を更新するステップと、各デバイスが保持するステート情報に基づいて論理的に規定されるデバイスの集合の間で、当該集合に含まれるデバイスの間で保持される、データ送信の宛先となるデバイスの探索に用いられるルーティングテーブルを決定するステップとを含む。
【0009】
通知メッセージは、各デバイスが決定したIPアドレスに基づいて算出される、各デバイスを特定するための識別情報を含んでいてもよい。
【0010】
データ送信方法は、複数のデバイスの各々が、各デバイスが有している公開鍵および当該公開鍵に関連付けられた電子証明書を他のデバイスに送信するステップと、公開鍵および電子証明書を受信したデバイスにおいて、ハッシュ関数に従って公開鍵から算出されるハッシュ値に基づいて、公開鍵および電子証明書の送信元のデバイスのIPアドレスを決定するステップとをさらに含むようにしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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