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公開番号2024166341
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2024160588,2023051349
出願日2024-09-18,2021-10-29
発明の名称電動弁およびその組立方法
出願人株式会社不二工機
代理人弁理士法人オーパス国際特許事務所
主分類F16K 31/04 20060101AFI20241121BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】ステーターを収容するハウジングを弁本体に固定するための工程を減らすことができる電動弁および電動弁の組立方法を提供する。
【解決手段】電動弁は、本体部11Aと、本体部11Aに接合される円筒形状のキャン28と、キャン28が内側に配置されるステーター60を収容するハウジング70と、を有する。本体部11Aは、流路ブロック11Bに取り付けられる。本体部11Aは、弁室14と、ポート17と、を有する。ハウジング70は、軸線Lに沿って流路ブロック11Bに向かって延びる取付板82を有する。ハウジング70が流路ブロック11Bに対して軸線L周りに回転する方向および流路ブロック11Bから離れる方向に移動することを規制するように、取付板82が流路ブロック11Bに係合する。
【選択図】図10


特許請求の範囲【請求項1】
弁本体と、前記弁本体に接合される円筒形状のキャンと、前記キャンが内側に配置されるステーターを収容するハウジングと、を有し、
前記弁本体が、流路が設けられた流路ブロックと、前記キャンが接合されかつ前記流路ブロックに取り付けられる本体部と、を有し、
前記本体部が、弁体が配置される弁室と、前記弁体によって開閉されるポートと、を有し、
前記ハウジングは、前記キャンの軸に沿って前記流路ブロックに向かって延びる取付板を有し、
前記ハウジングが前記流路ブロックに対して前記軸周りに回転する方向および前記流路ブロックから離れる方向に移動することを規制するように、前記取付板が前記流路ブロックに係合する、電動弁。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
弁本体と、前記弁本体に接合される円筒形状のキャンと、前記キャンが内側に配置されるステーターを収容するハウジングと、を有し、
前記弁本体が、流路が設けられた流路ブロックと、前記キャンが接合されかつ前記流路ブロックに取り付けられる本体部と、を有し、
前記ハウジングは、前記キャンの軸に沿って前記流路ブロックに向かって延びる取付板を有し、
前記ハウジングが前記流路ブロックに対して前記軸周りに回転する方向および前記流路ブロックから離れる方向に移動することを規制するように、前記取付板が前記流路ブロックに係合し、
前記流路ブロックが、前記ハウジング側の端部に開口を有する切り欠きを有し、
前記取付板は前記切り欠きの内側に配置される、電動弁。
【請求項3】
弁本体と、前記弁本体に接合される円筒形状のキャンと、前記キャンが内側に配置されるステーターを収容するハウジングと、を有し、
前記弁本体が、流路が設けられた流路ブロックと、前記キャンが接合されかつ前記流路ブロックに取り付けられる本体部と、を有し、
前記ハウジングは、前記キャンの軸に沿って前記流路ブロックに向かって延びる取付板を有し、
前記ハウジングが前記流路ブロックに対して前記軸周りに回転する方向および前記流路ブロックから離れる方向に移動することを規制するように、前記取付板が前記流路ブロックに係合し、
前記流路ブロックが、凹部を有し、
前記取付板が、前記凹部と係合する凸部を有している、電動弁。
【請求項4】
前記取付板は弾性変形可能であり、
前記凸部が前記凹部と係合しているとき、前記取付板が前記弾性変形から復元する、請求項3に記載の電動弁。
【請求項5】
弁本体と、前記弁本体に接合される円筒形状のキャンと、前記キャンが内側に配置されるステーターを収容するハウジングと、を有し、
前記弁本体が、流路が設けられた流路ブロックと、前記キャンが接合されかつ前記流路ブロックに取り付けられる本体部と、を有し、
前記ハウジングは、前記キャンの軸に沿って前記流路ブロックに向かって延びる取付板を有し、
前記ハウジングが前記流路ブロックに対して前記軸周りに回転する方向および前記流路ブロックから離れる方向に移動することを規制するように、前記取付板が前記流路ブロックに係合し、
前記流路ブロックが、凸部を有し、
前記取付板が、前記凸部と係合する凹部を有している、電動弁。
【請求項6】
前記取付板が前記凸部に接しているとき(ただし、前記凸部が前記凹部と係合しているときを除く。)、前記取付板が弾性変形し、
前記凸部が前記凹部と係合しているとき、前記取付板が前記弾性変形から復元する、請求項5に記載の電動弁。
【請求項7】
弁本体と、前記弁本体に接合される円筒形状のキャンと、前記キャンが内側に配置されるステーターを収容するハウジングと、を有し、
前記弁本体が、流路が設けられた流路ブロックと、前記キャンが接合されかつ前記流路ブロックに取り付けられる本体部と、を有し、
前記ハウジングは、前記キャンの軸に沿って前記流路ブロックに向かって延びる取付板を有し、
前記ハウジングが前記流路ブロックに対して前記軸周りに回転する方向および前記流路ブロックから離れる方向に移動することを規制するように、前記取付板が前記流路ブロックに係合し、
前記取付板が、爪部を有し、
前記弁本体が、前記爪部が係合する爪受部を有している、電動弁。
【請求項8】
前記取付板は弾性変形可能であり、
前記爪部が前記爪受部と係合しているとき、前記取付板が前記弾性変形から復元する、請求項7に記載の電動弁。
【請求項9】
弁本体と、前記弁本体に接合される円筒形状のキャンと、前記キャンが内側に配置されるステーターを収容するハウジングと、を有し、
前記弁本体が、流路が設けられた流路ブロックと、前記キャンが接合されかつ前記流路ブロックに取り付けられる本体部と、を有し、
前記ハウジングは、前記キャンの軸に沿って前記流路ブロックに向かって延びる取付板を有し、
前記ハウジングが前記流路ブロックに対して前記軸周りに回転する方向および前記流路ブロックから離れる方向に移動することを規制するように、前記取付板が前記流路ブロックに係合し、
前記流路ブロックが、爪部を有し、
前記取付板が、前記爪部が係合する爪受部を有している、電動弁。
【請求項10】
前記取付板が前記爪部に接しているとき(ただし、前記爪部が前記爪受部と係合しているときを除く。)、前記取付板が弾性変形し、
前記爪部が前記爪受部と係合しているとき、前記取付板が前記弾性変形から復元する、請求項9に記載の電動弁。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動弁および電動弁の組立方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来の電動弁の一例が特許文献1に開示されている。特許文献1の電動弁は、弁室が設けられた弁本体を有している。弁室には、弁体が配置されている。弁本体には、円筒形状のキャンが接合されている。電動弁は、マグネットローターとステーターとを有している。マグネットローターとステーターとは、ステッピングモーターを構成する。マグネットローターは、キャンの内側に配置されている。ステーターは、キャンの外側に配置されている。ステーターは、ハウジングに収容されている。ハウジングは、弁本体にねじで固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-173102号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した電動弁の組み立てでは、ハウジングを弁本体にねじで固定するための工程が必要である。そのため、この電動弁は、製造コストが嵩むという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、ステーターを収容するハウジングを弁本体に固定するための工程を減らすことができる電動弁および電動弁の組立方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る電動弁は、弁本体と、円筒形状のステーターと、前記弁本体に接合され、前記ステーターの内側に同軸に配置される円筒形状のキャンと、前記ステーターを収容するハウジングと、を有する電動弁であって、前記弁本体および前記ハウジングの一方が第1部材であり、他方が第2部材であり、前記第1部材が、切り欠きを有し、前記第2部材が、前記切り欠きの内側に配置される回り止め部を有し、前記切り欠きが、前記第2部材側の端部に開口を有し、前記回り止め部が、前記回り止め部の前記開口に向かう移動を規制するように、前記第1部材と係合する。
【0007】
本発明によれば、電動弁の組み立てにおいて、ステーターの内側にキャンを挿入するとき、回り止め部が切り欠きの開口を通り切り欠きの内側に挿入される。切り欠きの内側に回り止め部が配置されることによって、ハウジングが弁本体に対してキャンの軸周りに回転することが規制される。第2部材の回り止め部が第1部材と係合することによって、ハウジングが弁本体から離れる方向に移動することが規制される。そのため、ねじを用いることなく、ハウジングを弁本体に固定することができる。したがって、ハウジングを弁本体に固定するための工程を減らすことができる。
【0008】
本発明において、前記弁本体が、前記第1部材であり、前記切り欠きである保持溝を有し、前記ハウジングが、前記第2部材であり、前記回り止め部である取付板を有し、前記取付板が、前記キャンの軸に沿って前記弁本体に向かって延びている、ことが好ましい。このようにすることで、取付板が保持溝内で弁本体と係合し、ハウジングが弁本体から離れる方向に移動することを規制する。そのため、ねじを用いることなく、ハウジングを弁本体に固定することができる。したがって、ハウジングを弁本体に固定するための工程を減らすことができる。
【0009】
本発明において、前記弁本体が、凹部を有し、前記取付板が、前記凹部と係合する凸部を有している、ことが好ましい。このようにすることで、簡易な構成でハウジングを弁本体に固定することができる。
【0010】
本発明において、前記凸部が前記保持溝の内面に接しているとき、前記取付板が弾性変形し、前記凸部が前記凹部と係合しているとき、前記取付板が前記弾性変形から復元する、ことが好ましい。このようにすることで、電動弁の組み立てにおいて、ステーターの内側にキャンを挿入するとき、取付板が保持溝の開口を通り保持溝の内側に挿入されて保持溝内を挿入方向に移動する。凸部が保持溝の内面に接すると取付板が弾性変形し、凸部が凹部と係合すると取付板が弾性変形から復元する。そのため、ハウジングを弁本体に固定するための工程をさらに減らすことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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