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公開番号2024165086
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023080933
出願日2023-05-16
発明の名称表示システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G08G 1/16 20060101AFI20241121BHJP(信号)
要約【課題】運転モードの変更によってモード変更前よりも運転タスクの自動化の度合いが減少した場合に、運転者が表示部を見る頻度を適切に抑える技術を提供する。
【解決手段】表示システムは、運転タスクの自動化の度合いが異なる複数の運転モードの中から選択された運転モードで走行する車両に搭載され、運転者に情報を表示する表示部と、運転モードの変更によってモード変更前よりも自動化の度合いが減少した場合には、表示部に表示される予め定められた情報の更新周期をモード変更前よりも長くすること、及び、予め定められた情報の視認性をモード変更前よりも低下させることのうちの少なくとも一方を実行する、制御部とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
運転タスクの自動化の度合いが異なる複数の運転モードの中から選択された運転モードで走行する車両に搭載される表示システムであって、
運転者に情報を表示する表示部と、
前記運転モードの変更によってモード変更前よりも自動化の度合いが減少した場合には、前記表示部に表示される予め定められた情報の更新周期をモード変更前よりも長くすること、及び、前記予め定められた情報の視認性をモード変更前よりも低下させることのうちの少なくとも一方を実行する、制御部と、
を備える、表示システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記制御部は、モード変更前後における自動化の度合いの差に応じて、前記更新周期をモード変更前よりも長くするタイミング、及び、前記視認性をモード変更前よりも低下させるタイミングの少なくとも一方を決定する、請求項1に記載の表示システム。
【請求項3】
ドライバ監視センサをさらに備え、
前記複数の運転モードは、運転者が運転タスクの全て又は一部を実行する基本運転モードを含み、
前記制御部は、
前記車両が前記基本運転モードで走行する場合において、前記ドライバ監視センサの検出結果に基づいて前記車両の運転者が前記表示部を注視しているか否かを判定し、
前記運転者が前記表示部を注視していると判定された場合には、前記更新周期を長くすること、及び、前記視認性を低下させることのうちの少なくとも一方を実行する、請求項1又は2に記載の表示システム。
【請求項4】
前記制御部は、
前記車両が前記基本運転モードで走行する場合において、前記ドライバ監視センサの検出結果に基づいて前記運転者が前記表示部に誘目されているか否かを判定し、
前記運転者が前記表示部に誘目されていると判定された場合には、前記更新周期を長くすること、及び、前記視認性を低下させることのうちの少なくとも一方を実行し、
前記運転者が前記表示部を注視していると判定された場合には、前記運転者が前記表示部に誘目されていると判定された場合よりも、前記更新周期を長くすること、及び、前記視認性を低下させることのうちの少なくとも一方を実行する、請求項3に記載の表示システム。
【請求項5】
前記制御部は、
前記車両が前記基本運転モードで走行する場合において、前記ドライバ監視センサの検出結果に基づいて前記運転者が前記表示部に誘目されているか否かを判定し、
前記運転者が前記表示部に誘目されていると判定された場合には、前記視認性を低下させ、
前記運転者が前記表示部を注視していると判定された場合には、前記運転者が前記表示部に誘目されていると判定された場合とは異なる態様で、前記視認性を低下させる、請求項3に記載の表示システム。
【請求項6】
前記制御部は、
前記表示部を注視していた前記運転者が前記表示部を注視しなくなったと判定された場合には、前記運転者の注視していた期間に基づいて前記更新周期及び前記視認性の少なくとも一方を戻すタイミングを決定する、請求項3に記載の表示システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、表示システムに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、車両用の表示システムを開示する。このシステムは、手動運転モード、常時監視が必要な自動運転モード、及び、常時監視は不要な自動運転モードから選択された運転モードで走行する車両に搭載される。このシステムは、車両の周辺状況を表示する表示部と、表示部を制御する制御部とを備える。制御部は、車両の運転モードの切替えに応じて表示部の表示範囲を切替える。制御部は、手動運転モード時に表示範囲を狭域範囲とし、常時監視が必要な自動運転モード時に表示範囲を中域範囲とし、常時監視は不要な自動運転モード時に表示範囲を広域範囲とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-206133号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
運転支援の高機能化に伴い、表示部に表示される情報が増加する傾向にある。表示部に表示される情報が増加した場合、特許文献1記載の表示システムにおいては、運転者が表示部を見る頻度が高くなったり、運転者が表示部を見る時間が長くなったりすることがある。その結果、運転者の周辺環境への注意力の低下に繋がるおそれがある。本開示は、運転モードの変更によってモード変更前よりも運転タスクの自動化の度合いが減少した場合に、運転者が表示部を見る頻度を適切に抑える技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一形態に係る表示システムは、運転タスクの自動化の度合いが異なる複数の運転モードの中から選択された運転モードで走行する車両に搭載されるシステムである。表示システムは、表示部及び制御部を備える。表示部は、運転者に情報を表示する。制御部は、運転モードの変更によってモード変更前よりも自動化の度合いが減少した場合には、表示部に表示される予め定められた情報の更新周期をモード変更前よりも長くすること、及び、予め定められた情報の視認性をモード変更前よりも低下させることのうちの少なくとも一方を実行する。
【0006】
この表示システムによれば、運転モードの変更によってモード変更前よりも自動化の度合いが減少した場合には、表示部に表示される予め定められた情報の更新周期をモード変更前よりも長くすること、及び、予め定められた情報の視認性をモード変更前よりも低下させることのうちの少なくとも一方が実行される。運転モードの変更によってモード変更前よりも運転タスクの自動化の度合いが減少した場合には、運転者は、モード変更前よりも、車両の周囲に注意を向ける必要がある。表示部において、更新周期が長い情報、及び、視認性が低下した情報は、運転者の注意を引くことを抑制できる。よって、この表示システムは、運転モードの変更によってモード変更前よりも運転タスクの自動化の度合いが減少した場合に、運転者が表示部を見る頻度を適切に抑えることができる。
【0007】
一実施形態においては、制御部は、モード変更前後における自動化の度合いの差に応じて、更新周期をモード変更前よりも長くするタイミング、及び、視認性をモード変更前よりも低下させるタイミングの少なくとも一方を決定してもよい。この場合、表示システムは、モード変更前後における自動化の度合いの差に応じたタイミングで、更新周期及び視認性の少なくとも一方を変更できる。
【0008】
一実施形態においては、表示システムは、ドライバ監視センサをさらに備え、複数の運転モードは、運転者が運転タスクの全て又は一部を実行する基本運転モードを含み、制御部は、車両が基本運転モードで走行する場合において、ドライバ監視センサの検出結果に基づいて車両の運転者が表示部を注視しているか否かを判定し、運転者が表示部を注視していると判定された場合には、更新周期を長くすること、及び、視認性を低下させることのうちの少なくとも一方を実行してもよい。車両が基本運転モードで走行する場合には、運転者は、車両の周囲に注意を向ける必要がある。表示部において、更新周期が長い情報、及び、視認性が低下した情報は、運転者の注意を引くことを抑制できる。よって、この表示システムは、車両が基本運転モードで走行する場合に、運転者が表示部を注視することを抑制できる。
【0009】
一実施形態においては、制御部は、車両が基本運転モードで走行する場合において、ドライバ監視センサの検出結果に基づいて運転者が表示部に誘目されているか否かを判定し、運転者が表示部に誘目されていると判定された場合には、更新周期を長くすること、及び、視認性を低下させることのうちの少なくとも一方を実行し、運転者が表示部を注視していると判定された場合には、運転者が表示部に誘目されていると判定された場合よりも、更新周期を長くすること、及び、視認性を低下させることのうちの少なくとも一方を実行してもよい。この表示システムでは、運転者が表示部に誘目されている場合、及び、運転者が表示部を注視している場合の何れにおいても、表示部に表示される情報が運転者の注意を引くことが抑制される。さらに、運転者が表示部を注視していると判定された場合には、運転者が表示部に誘目されていると判定された場合よりも、更新周期を長くすること、及び、視認性を低下させることのうちの少なくとも一方が実行される。このように、この表示システムは、運転者の状態に応じて、段階的に更新周期を長くすること、及び、段階的に視認性を低下させることの少なくとも一方を実行できる。
【0010】
一実施形態においては、制御部は、車両が基本運転モードで走行する場合において、ドライバ監視センサの検出結果に基づいて運転者が表示部に誘目されているか否かを判定し、運転者が表示部に誘目されていると判定された場合には、視認性を低下させ、運転者が表示部を注視していると判定された場合には、運転者が表示部に誘目されていると判定された場合とは異なる態様で、視認性を低下させてもよい。視認性の低下の態様は、例えば、明度を低下させる、彩度を低下させる、コントラストを低下させる、ぼかしを加えるなどがある。この表示システムは、運転者が表示部を注視している場合と、運転者が表示部に誘目されている場合とを区別して視認性を低下させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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