TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024163741
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-22
出願番号2023079595
出願日2023-05-12
発明の名称生物用の飼料
出願人一般財団法人電力中央研究所
代理人個人,個人
主分類A23K 10/37 20160101AFI20241115BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】原料を購入することなく養殖魚の飼料を得る。
【解決手段】米ぬかが由来の米ぬか残渣の重量割合が10%以上60%以下であり、米ぬかは、稲わらなどに由来する納豆菌により発酵処理されて、栄養分として、タンパク質が30%以上含まれている。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
生物・植物性残渣が由来の成分からなり、栄養分として、タンパク質が30%以上含まれる
ことを特徴とする生物用の飼料。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
請求項1に記載の生物用の飼料において、
前記生物・植物性残渣は、農業残渣である、米ぬかが由来の米ぬか残渣であり、
前記米ぬか残渣の重量割合が10%以上である
ことを特徴とする生物用の飼料。
【請求項3】
請求項2に記載の生物用の飼料において、
前記米ぬか残渣の重量割合が60%以下である
ことを特徴とする生物用の飼料。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の生物用の飼料において、
前記生物・植物性残渣が由来の成分として、
植物残渣が由来とされる脂肪源が含まれ、栄養分としての脂肪の割合が2%から15%とされる
ことを特徴とする生物用の飼料。
【請求項5】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の生物用の飼料において、
前記生物・植物性残渣が由来の成分として、
大豆が由来の大豆残渣のタンパク質源、及び/または、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の生物用の飼料で飼育された生物の残渣が由来のタンパク質源が含まれる
ことを特徴とする生物用の飼料。
【請求項6】
請求項2に記載の生物用の飼料において、
前記米ぬかは、納豆菌により発酵処理されている
ことを特徴とする生物用の飼料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、生物・植物性残渣を用いた生物用の飼料に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、開発途上国、開発途上地域への支援、援助として、農業の援助、水産業の援助が知られている。水産業の援助の一つとして、魚の養殖に対する援助を行うことができれば、安定した経済の支援に結びつくことができると考えられている。魚の養殖を行う場合、所望の栄養分を有する飼料を調達することが重要であり、安価にしかも容易に飼料の調達が行えることが望ましい。
【0003】
養魚用の飼料として、主としてタンパク質が重要である。タンパク質供給源としては、魚粉や、魚粉代替原料として、大豆粕やコーングルテンミール等の植物性タンパク質や、チキンミール等の動物性タンパク質、イノシンなどを用いることが知られている(例えば、特許文献1)。
【0004】
従来から知られている養魚用の飼料は、魚粉、魚粉代替原料としてのコーングルテンミール、チキンミール、イノシンなど用いられている。このため、飼料としては、使用する国や地域以外での原料が必要となり、飼料を調達(製造)する場合には、原料の購入などでコストが嵩む問題があった。したがって、開発途上国、開発途上地域など、資金に限りがある国や地域では、養魚用の飼料を調達することが困難であり、魚の養殖に対する援助が行いにくい状況であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6763453号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、生物・植物性残渣を用いることで、原料を購入することなく製造できる生物用の飼料を提供することを目的とする。
【0007】
つまり、例えば、主に農業が主な産業である開発途上国、開発途上地域であっても、生物・植物性残渣を用いて、原料を購入することなく製造できる生物用の飼料を提供し、農業が主な産業である地域での魚の養殖の促進を図ることができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するための請求項1に係る生物用の飼料は、生物・植物性残渣が由来の成分からなり、栄養分として、タンパク質が30%以上含まれることを特徴とする。
【0009】
請求項1に係る本発明では、生物・植物性残渣が由来の物だけを用いて、タンパク質が含まれる生物用の飼料を製造することができる。即ち、地域での農業残渣、養殖物の残渣だけから構成される(購入品の成分は含まない)飼料とすることが可能になる。生物・植物性残渣(残渣)としては、ろ過後の固体、絞り出した流体などを用いることができる。
【0010】
これにより、生物・植物性残渣を用いて、原料を購入することなく生物用の飼料を製造することが可能になる。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

池田食研株式会社
発酵物
29日前
池田食研株式会社
発泡顆粒
11日前
株式会社東洋新薬
経口組成物
1か月前
池田食研株式会社
免疫賦活剤
25日前
個人
青果物のカービング方法
26日前
池田食研株式会社
免疫賦活剤
25日前
アサヒ飲料株式会社
飲料
1日前
キッコーマン株式会社
粉末醤油
13日前
長谷川香料株式会社
香味改善剤
25日前
個人
薬草茶用の薬草配合物
12日前
個人
ブライン液の製造方法
13日前
不二製油株式会社
含水飲食品用油脂
5日前
明星食品株式会社
乾燥麺塊の製造方法
1か月前
株式会社ティムコ
お好み焼の製造方法
13日前
理研ビタミン株式会社
スープの製造方法
12日前
池田食研株式会社
バレリアン含有組成物
25日前
株式会社海心
マイクロ波調理用加工食品
29日前
太陽化学株式会社
疼痛改善用組成物
1か月前
SoPros株式会社
毛細血管形状改善剤
29日前
理研ビタミン株式会社
炒め米飯用油脂組成物
1か月前
ヤマサ醤油株式会社
ミキおよびミキの製造法
11日前
株式会社サタケ
米粉の製造方法及びその装置
19日前
株式会社テクモア
圧搾装置及び圧搾方法
29日前
一正蒲鉾株式会社
ウニ様食品の製造方法
1か月前
不二精機株式会社
米飯塊形成装置
4日前
味の素株式会社
不快臭低減剤
29日前
株式会社フランソア
腸内細菌叢改善剤
13日前
太平化学産業株式会社
緑色野菜の変色・退色防止剤
29日前
アスザックフーズ株式会社
乾燥食品製造方法
12日前
ヤマサ醤油株式会社
粘度が低いミキおよびその製造法
11日前
奥のほそ道.com合同会社
調味オリーブオイル組成物
4日前
ホシザキ株式会社
解凍庫
29日前
株式会社明治
香気を発する製品の製造方法
1か月前
株式会社明治
香気を発する製品の製造方法
1か月前
株式会社友心
カツ丼の製造方法及びカツ丼
29日前
GF株式会社
フレーク(クラム)食品の製造方法
11日前
続きを見る