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公開番号2025017339
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-05
出願番号2024116003
出願日2024-07-19
発明の名称腸内細菌叢改善剤
出願人株式会社フランソア
代理人個人,個人
主分類A23L 33/105 20160101AFI20250129BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】豆乳残渣の不溶性成分をより細かに微細化することで、腸内細菌叢の改善作用を発揮する腸内細菌叢改善剤としての新たな用途を提供する。
【解決手段】 腸内細菌叢改善剤は、豆乳残渣に水を添加して調製したスラリーを圧力式ホモゲナイザーに供し、得られた微細化スラリーを乾燥に供して餡状化したおからペーストを含み、腸内環境を模した腸内細菌叢モデルにおいて、おからペースト添加群では、腸内細菌叢におけるプレボテラ属菌の占有率がコントロール群と比較して有意に高くなった。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
豆乳残渣に水を添加して調製したスラリーを圧力式ホモゲナイザーに供し、得られた微細化スラリーを乾燥に供して餡状化したおからペーストを含む腸内細菌叢改善剤。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
腸内細菌叢におけるプレボテラ属の細菌を増加させる、請求項1に記載の腸内細菌叢改善剤。
【請求項3】
前記おからペーストは、所定量の高分子水溶性食物繊維を含有する、請求項1に記載の腸内細菌叢改善剤。
【請求項4】
食品組成物または食品添加物である請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の腸内細菌叢改善剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、豆乳残渣の新たな用途に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
多くの日本人は、普段の食生活で様々な大豆食品を口にしている。中でも豆腐やこれを利用した厚揚げ、油揚げ等の食品は日常との関わりが非常に深く、本邦において相当量が消費されている。
【0003】
ところで、豆腐は、大豆を水に浸しすりつぶしたもの(呉汁)を固液分離手段に供しておから(豆乳残渣)を除去し、得られた豆乳を凝固させたものである。従って、豆腐の大量生産に伴い、大量のおからが生じることとなる。
【0004】
勿論、おからにも古くから様々な調理法が存在しており、卯の花としたりコロッケやハンバーグの具材とするほか、クッキーやパンに添加される場合もある(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
また、おからには食物繊維が多く含まれていることから、食物繊維を含む便秘の改善を目的とした組成物の原料としておからを用いたものが知られている(例えば、特許文献2参照。)。食物繊維による便秘の改善は、1)便の水分保持を助ける、2)腸の蠕動運動を促す、3)便の堆積を増量する、という効果によってもたらされるものである。
【0006】
大腸には乳酸菌やビフィズス菌などをはじめとする多くの腸内細菌が存在しており、それらは食物に含まれている未消化の成分、すなわち主に食物繊維を代謝して宿主である人間の健康状態に大きな影響を与えることが知られている。腸内細菌叢を形成する特定の細菌の活動とヒトの健康との関連について、いくつかの研究成果が報告されている(例えば、非特許文献1および非特許文献2参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
実用新案登録第3130784号公報
特開2017-132708号公報
【非特許文献】
【0008】
Tingting Chen et al., “Fiber-utilizing capacity varies in Prevotella-versus Bacteroides-dominated gut microbiota”, Scientific Reports,01 June 2017(published online), vol.7, No.2594
Petia Kovatcheva-Datchary et al., “Dietary Fiber-Induced Improvement in Glucose Metabolism Is Associated with Increased Abundance of Prevotella”, Cell Metabolism, December 1, 2015, vol.22, pp971-982
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
腸内細菌の菌の種類や代謝状態を調整することは、日々の健康を維持するために大きく資するものであると考えられているが、これを随意に調整する方法は少なく、一部のプロバイオティクスやプレバイオティクス食品などが用いられるに限られており、日々食品として用いることができる素材のバラエティが求められている。
【0010】
また、おからには、その他肥料や飼料等としての用途も含め、実に様々な利用法が存在している。しかしながら、おからは元々食品であり、おからの処理コストに見合う高い付加価値を持たせるためにも、食品としてこれまで以上に消費される工夫が必要と考えられるが、未だ飛躍的な消費拡大に結びついていないのが現状である。
(【0011】以降は省略されています)

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