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公開番号2024163548
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-22
出願番号2023079269
出願日2023-05-12
発明の名称デファレンシャル装置
出願人ジーケーエヌ オートモーティブ リミテッド
代理人個人,個人,個人
主分類F16H 48/22 20060101AFI20241115BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】大型化することなく、多板クラッチの断続特性を向上することができるデファレンシャル装置を提供する。
【解決手段】デフケース9と、ピニオンシャフト11と、ピニオンギヤ13と、一対の出力ギヤ15,17と、デフケース9と一対の出力ギヤ15,17のうち一方の出力ギヤ17とに一体回転可能で軸方向に移動可能に配置された多板クラッチ5とを備えたデファレンシャル装置1において、デフケース9に、ピニオンシャフト11を内部に挿入可能な孔部27と、多板クラッチ5に対して、ピニオンシャフト11を挟んで軸方向の反対側に配置され、駆動力が入力されるフランジ部23とを設け、フランジ部23に、孔部27と連通され、ピニオンシャフト11を孔部27に挿入可能な切欠部49を設けた。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
回転可能に配置されたデフケースと、
前記デフケースと共に回転可能に前記デフケースに収容されたピニオンシャフトと、
前記ピニオンシャフトに自転可能に支持され、前記デフケースの回転によって公転するピニオンギヤと、
前記ピニオンギヤと噛み合い、相対回転可能な一対の出力ギヤと、
前記デフケースと一対の前記出力ギヤのうち一方の前記出力ギヤとに一体回転可能で軸方向に移動可能に配置された多板クラッチと、
を備え、
前記デフケースには、前記ピニオンシャフトを内部に挿入可能な孔部と、前記多板クラッチに対して、前記ピニオンシャフトを挟んで軸方向の反対側に配置され、駆動力が入力されるフランジ部とが設けられ、
前記フランジ部には、前記孔部と連通され、前記ピニオンシャフトを前記孔部に挿入可能な切欠部が設けられているデファレンシャル装置。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記フランジ部には、動力伝達部材を固定する固定部が周方向に複数設けられ、
前記切欠部は、周方向に隣り合う前記固定部の間に配置されている請求項1に記載のデファレンシャル装置。
【請求項3】
前記デフケースの軸方向一側には、一側端壁が形成され、
前記フランジ部における前記切欠部の軸方向背面側には、前記一側端壁から前記フランジ部にかけて、前記デフケースの軸心側から放射方向に厚肉部が設けられている請求項1又は2に記載のデファレンシャル装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、デファレンシャル装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、デファレンシャル装置としては、回転可能に配置されたデフケースと、デフケースと共に回転可能にデフケースに収容されたピニオンシャフトと、ピニオンシャフトに自転可能に支持され、デフケースの回転によって公転するピニオンギヤとを備えている。また、ピニオンギヤと噛み合い、相対回転可能な一対の出力ギヤと、デフケースと一対の出力ギヤのうち一方の出力ギヤとに一体回転可能で軸方向に移動可能に配置された多板クラッチとを備えたものが知られている(特許文献1参照)。
【0003】
このデファレンシャル装置では、多板クラッチを接続することにより、デフケースと一方の出力ギヤとの差動が制限され、一対の出力ギヤの差動が制限される。このようなデファレンシャル装置では、デフケースに、ピニオンシャフトを内部に挿入可能な孔部が設けられている。また、デフケースには、多板クラッチに対して、ピニオンシャフトを挟んで軸方向の反対側に配置され、駆動力が入力されるフランジ部が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-262511号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記特許文献1のようなデファレンシャル装置では、多板クラッチにおけるクラッチ板の枚数を増大させれば、多板クラッチの断続特性(クラッチの締結トルク)を向上することができる。しかしながら、クラッチ板の枚数を、単に増やしてしまうと、多板クラッチが軸方向に長大化し、装置が大型化してしまう。
【0006】
そこで、この発明は、大型化することなく、多板クラッチの断続特性を向上することができるデファレンシャル装置の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本実施形態に係るデファレンシャル装置は、回転可能に配置されたデフケースと、前記デフケースと共に回転可能に前記デフケースに収容されたピニオンシャフトと、前記ピニオンシャフトに自転可能に支持され、前記デフケースの回転によって公転するピニオンギヤと、前記ピニオンギヤと噛み合い、相対回転可能な一対の出力ギヤと、前記デフケースと一対の前記出力ギヤのうち一方の前記出力ギヤとに一体回転可能で軸方向に移動可能に配置された多板クラッチとを備え、前記デフケースには、前記ピニオンシャフトを内部に挿入可能な孔部と、前記多板クラッチに対して、前記ピニオンシャフトを挟んで軸方向の反対側に配置され、駆動力が入力されるフランジ部とが設けられ、前記フランジ部には、前記孔部と連通され、前記ピニオンシャフトを前記孔部に挿入可能な切欠部が設けられている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、大型化することなく、多板クラッチの断続特性を向上することができるデファレンシャル装置を提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係るデファレンシャル装置の正面図である。
本実施形態に係るデファレンシャル装置の側面図である。
図2のIII-III断面図である。
図2のIV-IV断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を用いて本実施形態に係るデファレンシャル装置について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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